今週の注目レース

函館2歳ステークス(GⅢ)

函館競馬場 1200メートル(芝)馬齢 2歳オープン

データ分析

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

世代最初のJRA重賞ウイナーが決まる一戦

2019年の函館2歳Sで2着となったタイセイビジョンは、京王杯2歳SとアーリントンCで優勝を果たしたほか、GⅠの朝日杯フューチュリティSでも2着に入った。また、同年の優勝馬ビアンフェも、葵Sで自身2度目の重賞制覇を成し遂げている。現2歳世代にとって最初のJRA重賞である点はもちろん、今後の短距離戦線を占う意味でも、しっかり注目しておきたいレースだ。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

関西馬が好成績

過去10年の3着以内馬30頭中18頭は、栗東所属の馬だった。一方、地方競馬所属の馬は過去にモエレジーニアス(2005年)、ハートオブクィーン(2007年)などが勝利しているが、2008年以降は3着以内に入っていない。また、美浦所属の馬も3着内率が16.4%にとどまっている。栗東に所属する“関西馬”を高く評価すべきだろう。〔表1〕

〔表1〕所属別成績(過去10年)
所属 着度数 勝率 連対率 3着内率
美浦 1-6-5-61 1.4% 9.6% 16.4%
栗東 9-4-5-42 15.0% 21.7% 30.0%
地方競馬 0-0-0-19 0% 0% 0%

芝1200メートル以上のレースを先行して勝ち上がった馬が中心

過去10年の3着以内馬30頭中27頭は、JRAの芝1200メートル以上のレースにおいて4コーナーを3番手以内で通過して1着となった経験のある馬だった。一方、この経験がなかった馬は3着内率4.5%と苦戦しているうえ、2013年以降の過去7年に限ると〔0・0・0・50〕と、3着以内に入っていない。1200メートル未満のレースやダートのレースを勝ち上がってきた馬、芝1200メートル以上のレースを4コーナー4番手以下からの差し切りで勝ち上がってきた馬は、それぞれ評価を下げた方がよさそうだ。〔表2〕

〔表2〕JRAの芝1200メートル以上のレースにおいて“4コーナーを3番手以内で通過して1着”となった経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 着度数 勝率 連対率 3着内率
あり 9-9-9-58 10.6% 21.2% 31.8%
なし 1-1-1-64 1.5% 3.0% 4.5%

近年は馬体重の軽い馬が不振

過去6年の3着以内馬18頭中15頭は、前走の馬体重が「450キログラム以上」だった。一方、「450キログラム未満」だった馬は3着内率8.6%と苦戦している。2013年以前は前走での馬体重が450キログラム未満だった馬の好走例も少なくなかったが、近年の傾向を重視するならば、馬体重が比較的軽い馬は過信禁物と見ておきたい。〔表3〕

〔表3〕前走の馬体重別成績(過去6年)
前走の馬体重 着度数 勝率 連対率 3着内率
450kg未満 1-1-1-32 2.9% 5.7% 8.6%
450kg以上 5-5-5-44 8.5% 16.9% 25.4%

真ん中寄りの枠に入った馬が優勢

過去6年の函館2歳Sにおける枠番別成績を見ると、3着以内馬18頭中16頭を3枠から6枠の馬が占め、2枠と7枠の馬は全て4着以下に敗れている。また、1枠と8枠の馬も、3着内率が8.3%にとどまっている。2013年以前は内枠や外枠の馬の好走も少なくなかったが、近年のデータを重視するならば、内外極端な枠に入った馬は苦戦する可能性が高いと見るべきだろう。〔表4〕

(伊吹 雅也)

〔表4〕枠番別成績(過去6年)
枠番 着度数 勝率 連対率 3着内率
1枠 1-0-0-11 8.3% 8.3% 8.3%
2枠 0-0-0-12 0% 0% 0%
3枠 1-3-3-5 8.3% 33.3% 58.3%
4枠 0-1-2-9 0% 8.3% 25.0%
5枠 1-1-0-9 9.1% 18.2% 18.2%
6枠 3-1-0-8 25.0% 33.3% 33.3%
7枠 0-0-0-11 0% 0% 0%
8枠 0-0-1-11 0% 0% 8.3%

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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