今週の注目レース

ダービーデー馬連 東京優駿(日本ダービー)(GⅠ)

東京競馬場 2400メートル(芝)定量 牡・牝 3歳オープン

出走馬情報

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

コントレイル

牡3歳

調教師:矢作芳人(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:ロードクロサイト
  • 母の父:Unbridled's Song
ここに注目!

デビューから無傷の4連勝を飾り、ホープフルSと皐月賞でGⅠ2勝をマーク。東京スポーツ杯2歳Sでは1分44秒5の2歳JRAレコードを樹立した。父のディープインパクト以来15年ぶり、史上7頭目となる無敗の二冠馬誕生なるか、注目が集まる。

デビュー2戦目の東京スポーツ杯2歳Sでは、後続を5馬身引き離し、従来の2歳コースレコードを1秒4も上回る1分44秒5の走破時計で圧勝。続くホープフルSは、正攻法のレース運びから直線で馬なりのまま先頭を捕らえ、軽く促されただけで1馬身1/2差をつけて快勝した。約3か月半の休み明けだった前走の皐月賞は、脚をためて12番手を追走。4コーナー手前から馬群の大外を一気に押し上げ、直線半ばで先頭に躍り出ると、サリオス(2着)との追い比べを制してクラシック一冠目を奪取した。デビューから4戦全てでメンバー中最速の推定上がり3ハロンタイムをマークしているように、父譲りの瞬発力を受け継いでおり、前走のレースぶりなら距離延長も不問。日本ダービー制覇へ向けて視界良好だ。

サリオス

牡3歳

調教師:堀宣行(美浦)

  • 父:ハーツクライ
  • 母:サロミナ
  • 母の父:Lomitas
ここに注目!

無傷の3連勝で朝日杯フューチュリティSを制して、前走の皐月賞はコントレイルから0秒1差の2着に惜敗。ハーツクライ産駒はこれまでJRAのGⅠで12勝を挙げているが、そのうち東京コースで6勝と、この舞台にめっぽう強い(5月17日終了時点)。日本ダービーで逆転を狙う。

デビュー2戦目のサウジアラビアロイヤルCを、1分32秒7の2歳コースレコードで完勝。続く朝日杯フューチュリティSは、前に行った組に厳しいハイペースだったが、3番手追走の正攻法のレース運びから直線で力強く抜け出し、ビッグタイトルを獲得した。約4か月の休み明けとなった前走の皐月賞は好スタートを決め、速めの流れのなかで好位の5、6番手を追走。直線はコントレイルの瞬発力に屈して1/2馬身差の2着に敗れたが、ラスト1ハロンで2頭のマッチレースに持ち込み、3着以下には3馬身1/2差をつけ、“負けてなお強し”を印象づけた。大型馬で1度使った上積みは大きく、日本ダービーの大舞台でコントレイルに雪辱を期す。

サトノフラッグ

牡3歳

調教師:国枝栄(美浦)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:バラダセール
  • 母の父:Not For Sale
ここに注目!

デビュー2戦目から3連勝で弥生賞ディープインパクト記念を制覇。2番人気に支持された前走の皐月賞は瞬発力のそがれる稍重の馬場で離された5着に敗れたが、レース後の疲労回復も早く、中間は熱心な乗り込みを消化している。東京コースで本領発揮が期待される。

前々走の弥生賞ディープインパクト記念は不向きな重馬場だったが、後方の8番手追走から3コーナー過ぎに一気にポジションを押し上げ、4コーナーで先頭へ並びかけると、直線は力強く押し切って重賞タイトルを獲得した。前走の皐月賞は、脚をためて中団馬群を進み、コントレイル(1着)の上昇に合わせて4コーナーから動き出したが、直線の伸びを欠いて5着。騎乗したC.ルメール騎手は、「勝負どころで上位2頭が上がっていった時に、だんだんと走りが小さくなって、抵抗するところまで反応できなかったです」と首をかしげていた。父譲りの瞬発力を武器に、日本ダービーの舞台で捲土重来を期す。

ガロアクリーク

牡3歳

調教師:上原博之(美浦)

  • 父:キンシャサノキセキ
  • 母:ゴールドレリック
  • 母の父:Kingmambo
ここに注目!

前々走のスプリングSで重賞タイトルを獲得し、前走の皐月賞では3着に好走。父は2010年のJRA賞最優秀短距離馬を受賞したキンシャサノキセキで、400メートルの距離延長は鍵だが、近走の充実ぶりは目を見張るものがある。ここでも瞬発力は引けを取らない。

10頭立ての6番人気で出走した前々走のスプリングSは、脚をためて中団馬群を追走。スローペースで瞬発力勝負となったが、サクセッション(3着)の上昇とともに4コーナーから進出を開始すると、メンバー中最速となる上がり3ハロン33秒8(推定)の末脚を繰り出し、ヴェルトライゼンデ(2着)をねじ伏せて快勝した。前走の皐月賞は、スッと控えて後方待機策。コントレイル、サリオスには離されたものの、直線でしぶとく脚を伸ばして3着まで追い上げ、世代トップクラスの実力を証明している。短距離馬の父を持つが、操縦性が高く、距離の融通は利くタイプ。スタミナを温存して直線の瞬発力勝負に持ち込むことができれば、ここでも遜色のない競馬が可能だろう。

ウインカーネリアン

牡3歳

調教師:鹿戸雄一(美浦)

  • 父:スクリーンヒーロー
  • 母:コスモクリスタル
  • 母の父:マイネルラヴ
ここに注目!

キャリアを重ねるごとにコツコツと地力をつけて、前走の皐月賞では17番人気の低評価を覆して4着に健闘した。父スクリーンヒーローはジャパンカップを制しており、距離延長はプラス材料。これまで培ってきた豊富な経験を生かして、上位進出を目指す。

約4か月半の休み明けとなった1勝クラス・セントポーリア賞(東京・芝1800メートル)は6着、続く弥生賞ディープインパクト記念も8着に敗れたが、前々走の1勝クラス(中山・芝1800メートル)は、大外枠からスッと3番手に取りついて道中は折り合いに専念。メンバー中最速となる上がり3ハロン34秒8(推定)の末脚で豪快に突き抜け、2馬身1/2差で快勝した。前走の皐月賞は、好ダッシュを決めて離れた2番手を追走。前に行った組には厳しいペースだったが、直線の入り口で先頭へ立つとしぶとく粘って4着に入り、日本ダービーの優先出走権を獲得した。中間も引き続き好調をキープしており、展開がかみ合えば上位馬との差が詰まってもよさそうだ。

ワーケア

牡3歳

調教師:手塚貴久(美浦)

  • 父:ハーツクライ
  • 母:チェリーコレクト
  • 母の父:Oratorio
ここに注目!

前々走のホープフルSがコントレイルから0秒5差の3着。前走の弥生賞ディープインパクト記念がサトノフラッグから0秒3差の2着と、世代トップクラスの能力を証明済み。優先出走権を獲得した皐月賞を見送り、日本ダービーに照準を合わせて仕上げに抜かりはない。

デビュー2戦目のアイビーS(リステッド。東京・芝1800メートル)を3馬身差で快勝。続くホープフルSは、スタート後に他の馬と接触してポジションが後ろになりながらも、直線でしっかり脚を伸ばして3着に入った。前走の弥生賞ディープインパクト記念は、脚をためて中団の6番手を追走。4コーナーで馬群に包まれてサトノフラッグ(1着)に先を越されたが、直線でしぶとく差を詰め、ラスト100メートルでオーソリティ(次走で青葉賞を優勝)を捕らえて2着を確保した。今回は約3か月の休み明けになるが、4月下旬から時計を出し始めて、十分過ぎるほどの乗り込みを消化。東京コースで2戦2勝の成績を挙げているように、この舞台なら皐月賞上位組を脅かす存在になりそうだ。

ダーリントンホール

牡3歳

調教師:木村哲也(美浦)

  • 父:New Approach
  • 母:Miss Kenton
  • 母の父:Pivotal
ここに注目!

前々走の共同通信杯でビターエンダー(2着)をハナ差退けて重賞タイトルを獲得。前走の皐月賞は6着に敗れたが、父ニューアプローチは2008年の英ダービー(G1・イギリス)を制しており、400メートルの距離延長はプラスだろう。前走以上のパフォーマンスが期待できそうだ。

デビュー2戦目の札幌2歳Sは、4コーナーで馬群が密集してポジションを下げながらも、直線で盛り返すように脚を伸ばして3着。3か月の休み明けとなった1勝クラス・葉牡丹賞(中山・芝2000メートル)では、2歳JRAレコード決着の0秒2差3着に入った。前々走の共同通信杯は、他馬の出方をうかがいながら中団を進み、3コーナー過ぎから進出を開始。直線はビターエンダー(2着)とのマッチレースにハナ差競り勝って重賞制覇を達成した。前走の皐月賞はスタートで後手を踏み、後方を追走。4コーナーではエンジンのかかりが遅く、上位2頭からは離されたが、しぶとく脚を伸ばして6着に入っており、着順ほど内容は悪くなかった。中間も順調で、広い東京コースであらためて注目したい。

ヴェルトライゼンデ

牡3歳

調教師:池江泰寿(栗東)

  • 父:ドリームジャーニー
  • 母:マンデラ
  • 母の父:Acatenango
ここに注目!

母は独オークス(G1・ドイツ)3着馬で、半兄に菊花賞馬ワールドプレミア、重賞2勝のワールドエース(共に父ディープインパクト)と血統は一級品。父ドリームジャーニーが5歳時にGⅠ2勝を挙げたように、成長力も兼備。ここでもポテンシャルは互角以上だ。

デビューから無傷の2連勝を飾り、昨年12月のホープフルSでは勝ったコントレイルから0秒2差の2着に入った。1番人気に支持された前々走のスプリングSはスタートで後手を踏んだが、二の脚で挽回して5番手に取りつき、サクセッション(3着)の仕掛けに合わせて進出を開始。休み明けの影響もあってか4コーナーでの反応が鈍く、ガロアクリークの瞬発力に屈したものの、直線はしっかり脚を伸ばして2着を確保した。前走の皐月賞は中団追走から直線の伸びを欠いて8着だったが、3、4コーナーでのめっていたようで、稍重の馬場コンディションが敗因の一つだろう。今回は休み明け3戦目で状態面のさらなる上積みが見込めるだけに、巻き返しが期待される。

(京増 真臣)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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