今週の注目レース

ヴィクトリアマイル(GⅠ)

東京競馬場 1600メートル(芝)定量 (牝) 4歳以上オープン

出走馬情報

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

アーモンドアイ

牝5歳

調教師:国枝栄(美浦)

  • 父:ロードカナロア
  • 母:フサイチパンドラ
  • 母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!

ドバイターフ出走に向けてUAEへ移動していたが、中止になったため3月29日に帰国。その後は目標をヴィクトリアマイルに定めて調整が続けられている。すでにGⅠを6勝している歴史的な名牝だけに、主役の期待が高まる。

「予定していたドバイターフが中止になり、帰国後は輸入検疫を経て牧場へ移動し、調整を進めてきました。美浦トレーニング・センターには4月30日に戻りましたが、馬の雰囲気も良く、不安のない状態でレースを迎えられそうです。昨年の安田記念はスタートで他の馬に寄られるシーンがあった影響で3着でしたが、最後の直線では素晴らしい末脚を発揮してくれましたから、コースも距離も合っているはずです。ここで好結果を残して再び軌道に乗りたいです」と、陣営は日本が誇るスターホースの出走態勢を整えている。通算7度目となるGⅠ制覇を目指して、新緑も鮮やかな東京競馬場に姿を見せる。

サウンドキアラ

牝5歳

調教師:安達昭夫(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:サウンドバリアー
  • 母の父:アグネスデジタル
ここに注目!

今年に入ってから京都金杯、京都牝馬S、阪神牝馬Sと重賞3連勝。上昇一途で本番に臨んでくる。昨年の本レース(7着)に出走した時よりも大きな成長を遂げているだけに、ここは大きなチャンスと見ていいだろう。

「前走の阪神牝馬Sはひと息入れたあとの一戦でしたが、最後の直線では余裕を持って抜け出すことができました。心身の充実をアピールできた競馬だったと思います。1000万下クラス(現2勝クラス)を勝った直後に挑戦した昨年のヴィクトリアマイルは7着に敗れましたが、その頃と比較するとひと回りもふた回りも成長しています。非常に楽しみなGⅠ挑戦になりました」と、厩舎スタッフは本馬の状態の良さを感じ取っている。目下重賞3連勝中の勢いは大きなセールスポイントになるうえ、展開に注文がつかない自在性を備えている点も魅力だ。4連勝でのGⅠタイトル奪取に挑む。

ラヴズオンリーユー

牝4歳

調教師:矢作芳人(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:ラヴズオンリーミー
  • 母の父:Storm Cat
ここに注目!

デビューから4戦目で昨年のオークスを優勝。無敗のままGⅠタイトルを手中に収めた素質馬だ。予定していたドバイシーマクラシックが中止になっての帰国初戦だけに、最終追い切りの動きがポイントだが、出走態勢が整っていれば当然優勝圏内だろう。

「今回はドバイシーマクラシックが中止となっての再仕上げになりますから、難しい面はありますが、何とかいい状態でターフに送り出せそうです。前走のエリザベス女王杯(3着)で連勝はストップしましたが、内容は悪くありませんでした。のびのびと走れる広い東京コースは合っていますし、距離短縮も対応可能なタイプです。ここで好結果を残すことができれば今後の選択肢も広がりますから、期待しています」と、陣営は本馬の仕上げに懸命だ。全兄のリアルスティールは勝ち星の全てを芝1800メートルでマークしており、血統的にも距離短縮はマイナスにならないはず。2度目のGⅠ制覇も可能だろう。

ノームコア

牝5歳

調教師:萩原清(美浦)

  • 父:ハービンジャー
  • 母:クロノロジスト
  • 母の父:クロフネ
ここに注目!

昨年の本レースでは、最後の直線で目を見張る末脚を繰り出して差し切り、見事にGⅠ初制覇を達成した。前走の高松宮記念(15着)は初めての芝1200メートルで流れが忙しかった印象。2戦2勝と最も相性のいい東京・芝1600メートルなら、一変も可能だろう。

「前走の高松宮記念(15着)は、昨年末の香港遠征からの帰国初戦でしたし、芝1200メートルの距離も初体験だったため、厳しいレースになりました。この中間はリフレッシュ期間を経てから、ヴィクトリアマイルを視野に入れて乗り込みを開始しました。前走以上の状態で臨むことができそうです。昨年優勝した相性のいいGⅠですから、今年も好結果を出したいです」と、厩舎サイドは看板ホースに成長した本馬に大きな期待を寄せている。今回の舞台となる東京・芝1600メートルでは、昨秋の富士Sでも優勝を果たしている。条件好転は明白で、持ち前の末脚を存分に発揮して連覇を狙う。

ダノンファンタジー

牝4歳

調教師:中内田充正(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:ライフフォーセール
  • 母の父:Not For Sale
ここに注目!

約6か月の休養明けで迎えた前走の阪神牝馬Sは5着だったが、プラス22キログラムの馬体重が響いた印象。勝ったサウンドキアラとは小差で、次につながる内容と見ていいだろう。ここは再度注目が必要になる。

「前走の阪神牝馬S(5着)は直線で最後のひと伸びを欠きましたが、道中の走りは悪くありませんでした。次につながる競馬はできましたし、東京・芝1600メートルなら条件に不足はありません」と、厩舎スタッフは前走からの前進を強調している。2歳時には阪神ジュベナイルフィリーズを制覇して、3歳時には桜花賞4着、オークス5着の実績を残した馬。重賞4勝の実力は、今回の豪華メンバーに入っても上位にランクされるはずだ。休養明けを1度使われて状態面の上積みが見込めるだけに、今回は本領発揮が期待できそう。待望のGⅠ2勝目を挙げるシーンが見られるかもしれない。

スカーレットカラー

牝5歳

調教師:高橋亮(栗東)

  • 父:ヴィクトワールピサ
  • 母:ヴェントス
  • 母の父:ウォーエンブレム
ここに注目!

前走の阪神牝馬Sでは、道中最後方に近いポジションから鋭い末脚で2着まで追い上げた。まだGⅠのタイトルは獲得していないが、ここでも切れ味は互角以上のものがあるはず。昨年の府中牝馬Sを勝った東京コースなら、楽しみが大きい。

「前走の阪神牝馬S(2着)はスタートがひと息で後方からのレースになったうえに、最後の直線では進路が窮屈になる場面もありましたが、ゴール前では鋭い伸びを見せてくれました。あの内容ならGⅠでも見劣りすることはないでしょう。昨年秋のエリザベス女王杯(7着)と有馬記念(15着)は距離が長かった感じで見せ場を作れませんでしたが、適距離なら好勝負を演じられると思います」と、陣営は前走の好走に確かな手応えを口にしている。昨秋の府中牝馬Sでは豪快な末脚を披露して重賞タイトルを獲得しており、直線の長い東京コースはぴったりの印象。磨きをかけた末脚でGⅠ初制覇を目指す。

プリモシーン

牝5歳

調教師:木村哲也(美浦)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:モシーン
  • 母の父:Fastnet Rock
ここに注目!

一昨年にフェアリーSと関屋記念、今年は東京新聞杯を制覇。すでにマイルの重賞を3勝しており、今回のメンバーに入っても距離適性では上位にランクされる。昨年の本レース2着の実績からも、優勝候補の一角を占めそうだ。

「前走のダービー卿チャレンジTはもうひと伸びできずに5着でしたが、勝った馬とは大きな差がありませんでしたし、調子下降の不安も感じていません。今度は相性のいい東京コースに戻るので、今年も好勝負を期待しています」と、厩舎サイドは昨年に続く好走を期待している。少し安定感に欠ける面はあるが、瞬発力ではこのメンバーでも上位の存在。また、マイル適性の高さも無視することはできないだろう。勝ったノームコアを凌ぐメンバー中最速の推定上がり3ハロンタイムを繰り出して2着に入った昨年の本レースを振り返れば、今年も有力候補に挙げられるはずだ。

ビーチサンバ

牝4歳

調教師:友道康夫(栗東)

  • 父:クロフネ
  • 母:フサイチエアデール
  • 母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!

まだ1勝馬ながら重賞で2着が3度あり、その実力は折り紙つきだ。これまで10戦中9戦で5着以内という安定感がセールスポイント。前走の阪神牝馬S(4着)でも僅差のレースをしており、ここも争覇圏内の一頭だろう。

「以前と比べて馬体重の変動はありませんが、体のラインがシャープになって完成されてきた感じがします。前走の阪神牝馬Sは4着でしたが、勝った馬とはそう大きくは離されていません。使いつつ着実に良化していると思いますし、同じマイル戦でも広い東京のほうがレースもしやすいでしょう。2歳時からGⅠでの善戦経験がある馬ですから、チャンスは十分にあるはずです」と、厩舎スタッフは本馬の能力を高く評価している。デビューから2戦目のアルテミスS(2着)以降は、9戦連続で重賞への出走を続けている素質馬。重賞初制覇をGⅠの大舞台で飾っても不思議はない。

(片野 昌一)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

ページトップへ戻る
表示モード: