今週の注目レース

小倉大賞典(GⅢ)

小倉競馬場 1800メートル(芝)ハンデ 4歳以上オープン

データ分析

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

波乱の決着が目立つハンデキャップ競走

2006年から2013年の小倉大賞典は、8年連続で単勝オッズ10倍以上の伏兵が優勝を果たした。2014年以降のここ6年はいずれも10倍未満の馬が勝っているものの、2019年に3連単37万9540円の高額配当が飛び出すなど、前評判の低い馬が上位に食い込む例も少なくない。今回は中京・芝1800メートルで行われた2010年を含む過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみよう。

キャリアや前年以降の実績に注目

過去10年の通算出走数別成績を見ると、「12戦以内」の馬が3着内率41.2%と優秀な成績を収めている。キャリアが浅い馬は信頼できるようだ。〔表1〕

〔表1〕通算出走数別成績(過去10年)
通算出走数 成績 勝率 連対率 3着内率
12戦以内 3-1-3-10 17.6% 23.5% 41.2%
13戦以上 7-9-7-116 5.0% 11.5% 16.5%

なお、通算出走数が「13戦以上」だった馬のうち、“前年以降のJRA重賞”において4着以内に入った経験のない馬は3着内率7.9%と苦戦している。キャリア「13戦以上」の馬を比較する際は、前年以降のJRA重賞で好走している馬を高く評価したい。〔表2〕

〔表2〕通算出走数が「13戦以上」だった馬の、“前年以降のJRA重賞”において4着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 6-6-6-58 7.9% 15.8% 23.7%
なし 1-3-1-58 1.6% 6.3% 7.9%

「1枠」に入った馬が好成績

過去7年の3着以内馬延べ21頭中8頭は枠番が「1枠」だった。該当馬の3着内率はなんと61.5%に達している。2012年以前はやや苦戦していたものの、近年の傾向からは要注目の存在と言えるだろう。〔表3〕

〔表3〕枠番別成績(過去7年)
枠番 成績 勝率 連対率 3着内率
1枠 1-4-3-5 7.7% 38.5% 61.5%
2枠 1-0-0-12 7.7% 7.7% 7.7%
3枠 2-1-1-10 14.3% 21.4% 28.6%
4枠 1-0-0-13 7.1% 7.1% 7.1%
5枠 0-0-0-13 0% 0% 0%
6枠 0-0-3-11 0% 0% 21.4%
7枠 2-1-0-11 14.3% 21.4% 21.4%
8枠 0-1-0-13 0% 7.1% 7.1%

前走好走馬と前走で先行していた馬が中心

過去6年の3着以内馬延べ18頭中14頭は、前走の着順が1着、もしくは2着以下に敗れていたものの1着馬とのタイム差が0秒5以内だった。近年は前走好走馬が優勢だ。〔表4〕

注記:表は横にスクロールすることができます。

〔表4〕前走の着順ならびに1着馬とのタイム差別成績(過去6年)
前走の着順と1着馬とのタイム差 成績 勝率 連対率 3着内率
1着、もしくは2着以下で1着馬とのタイム差が0秒5以内 5-5-4-40 9.3% 18.5% 25.9%
2着以下、かつ1着馬とのタイム差が0秒6以上 1-1-2-35 2.6% 5.1% 10.3%

なお、前走の着順が2着以下、かつ1着馬とのタイム差が0秒6以上だった馬のうち、そのレースでの4コーナーの通過順が「3番手以下」だった馬は3着内率3.6%と苦戦している。大敗直後、かつ前走で先行していなかった馬は評価を下げたい。〔表5〕

〔表5〕前走の着順が2着以下、かつ1着馬とのタイム差が0秒6以上だった馬の、そのレースでの4コーナーの通過順別成績(過去6年)
前走の4コーナーの通過順 成績 勝率 連対率 3着内率
2番手以内 1-1-1-8 9.1% 18.2% 27.3%
3番手以下 0-0-1-27 0% 0% 3.6%

近年は前走で2000メートル以上のレースを使われていた馬が優勢

過去5年の3着以内馬延べ15頭中12頭は、前走の距離が「2000メートル以上」だった。一方「2000メートル未満」だった馬は3着内率9.1%と苦戦している。近年の傾向を重視するならば、前走が今回(1800メートル)より長い距離のレースだった馬に注目すべきだろう。〔表6〕

〔表6〕前走の距離別成績(過去5年)
前走の距離 成績 勝率 連対率 3着内率
2000m未満 1-2-0-30 3.0% 9.1% 9.1%
2000m以上 4-3-5-33 8.9% 15.6% 26.7%
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負担重量や通算出走数がポイント

過去6年の優勝馬6頭は、いずれも負担重量が54キログラム以上だった。なお、負担重量が54キログラム未満だったにもかかわらず優勝を果たしたのは、2004年のメイショウバトラー(51キログラム)が最後である。極端に負担重量が軽い馬は過信禁物だ。また、この6頭は通算出走数が19戦以下だった点も共通している。〔表1〕で挙げた傾向からも、キャリアが比較的浅い馬を高く評価したい。〔表7〕

(伊吹 雅也)

〔表7〕優勝馬の負担重量と通算出走数(過去6年)
年次 優勝馬 負担重量 通算出走数
2014年 ラストインパクト 55kg 11戦
2015年 カレンブラックヒル 58kg 16戦
2016年 アルバートドック 55kg 12戦
2017年 マルターズアポジー 56kg 18戦
2018年 トリオンフ 54kg 11戦
2019年 スティッフェリオ 57kg 19戦

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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