今週の注目レース

金杯馬連 日刊スポーツ賞中山金杯(GⅢ)

中山競馬場 2000メートル(芝)ハンデ 4歳以上オープン

出走馬情報

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

クレッシェンドラヴ

牡6歳

調教師:林徹(美浦)

  • 父:ステイゴールド
  • 母:ハイアーラヴ
  • 母の父:Sadler's Wells
ここに注目!

1番人気の支持を受けた前走の福島記念を快勝し、自身初となる重賞のタイトルを獲得している。今回は中山・芝コースへ替わるが、当地でも4勝をマークしており、適性は抜群。有馬記念への挑戦はかなわなかったが、新春のターフで重賞連勝を目指す。

「以前と比べて精神面で落ち着きが出てきましたし、脚質の幅も広がってきました。今は心身ともに充実していますので、ここで2度目の重賞タイトルを獲得して、この先の大きなステージに立たせたいです。福島記念を勝った後は有馬記念もしくは中山金杯を視野に入れて調整してきました。グランプリへの出走はかないませんでしたが、乗り込みは順調に進んでいます」と、厩舎スタッフは看板ホースに成長した本馬を頼もしく見つめている。最も相性がいいコースは4戦4連対(1勝、2着3回)をマークしている福島・芝コースかもしれないが、中山・芝コースでも9戦4勝、2着1回を記録。今回はベストに近い舞台と判断しても支障はないだろう。重賞連勝へ向けて、視界は明るい。

トリオンフ

せん6歳

調教師:須貝尚介(栗東)

  • 父:タートルボウル
  • 母:メジロトンキニーズ
  • 母の父:ダンスインザダーク
ここに注目!

約1年4か月という長期休養明けで迎えた前走のチャレンジCで2着に好走し、あらためて能力の高さをアピールした。中距離では高いパフォーマンスを見せているうえに、今回は状態面の上積みも大きいはず。3度目の重賞Vも十分に可能だろう。

「2018年の小倉記念(1着)の後に脚部不安を発症して休養を余儀なくされ、前走のチャレンジC(2着)は約1年4か月ぶりのレースになりましたが、最後まで粘り強く走ってくれました。放牧の間に馬に落ち着きが出て、精神面で成長しましたし、馬体もひと回り大きくなったので、今後の活躍が楽しみです。幸い前走の疲れはなく、この中間も順調に乗り込みを積んでいますから、今回も好調子を維持したまま出走できるでしょう」と、陣営は連続好走を期待している。中山・芝コースは初めてになるが、長距離輸送は問題ないタイプ。また、芝2000メートルの距離もぴったりなだけに、ここで重賞のタイトルを増やして、再び大きな舞台へ進みたいところだ。

ザダル

牡4歳

調教師:大竹正博(美浦)

  • 父:トーセンラー
  • 母:シーザシー
  • 母の父:Lemon Drop Kid
ここに注目!

デビューから3戦目のプリンシパルS(リステッド。東京・芝2000メートル)を優勝。秋初戦となったセントライト記念でも3着に好走した素質馬である。初のGⅠ挑戦となった前走の菊花賞では13着に敗れたが、距離が長かった印象で、今回は反撃が期待される。

「前走の菊花賞(13着)は案外の結果でしたが、GⅠに挑戦した経験は今後へつながると思います。その後は放牧休養で英気を養っていましたが、中山金杯を視界に入れて帰厩させました。疲れも解消したので、不安のない出走態勢が整うと思います。前走は距離が長かった印象もありますから、芝2000メートルへの短縮もプラス材料になるはずです。相性のいい中山・芝コースなら期待は膨らみます」と、陣営は素質馬の飛躍を楽しみにしている様子。まだレースキャリア5戦で、これからの成長が見込める一頭。中山・芝コースでは3戦して2勝、3着1回と好相性で、中距離適性も高い。ここでも能力は引けを取らないだろう。

ブラックスピネル

牡7歳

調教師:音無秀孝(栗東)

  • 父:タニノギムレット
  • 母:モルガナイト
  • 母の父:アグネスデジタル
ここに注目!

2017年の東京新聞杯で重賞初制覇を達成。近走も中距離重賞の常連として活躍を続けている。前走のチャレンジCは6着だったが、勝った馬とは0秒3差と大きくは離されていない。好走パターンである“逃げ”の形なら、ここでも面白い存在だ。

「前走のチャレンジCは、休養明けでも上々の仕上がりで臨むことができましたが、主導権を奪う競馬ができずに、ひと息の成績に終わりました。ただ、6着といっても勝った馬とは0秒3差でしたから、着順ほど内容は悪くなかったと思います。今回は1度使った上積みが見込めますし、コース替わりも問題ないはずです。この馬が最も力を発揮できる逃げの形になれば、勝機を見いだせるでしょう」と、陣営は展開面を重視している。重賞勝ち鞍は2017年東京新聞杯の1つだけだが、4走前の鳴尾記念では勝ったメールドグラースに次ぐ2着と好走。先手を奪う競馬なら粘り強さを発揮するタイプだけに、マイペースに持ち込むことができれば、ここでも面白いはずだ。

カデナ

牡6歳

調教師:中竹和也(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:フレンチリヴィエラ
  • 母の父:French Deputy
ここに注目!

2016年に京都2歳Sを優勝。2017年には弥生賞を制覇してクラシックロードに乗った素質の持ち主だ。一時は伸び悩んだ時期もあったが、2019年春に復調。実績のある中山コースで、久々の重賞制覇を目指す。

「前走の天皇賞・秋(13着)は、さすがに相手が強かったですし、流れにも乗れなかった印象です。それでも、GⅠへ参戦したことは今後へつながるのではないでしょうか。その後はリフレッシュのため放牧へ出していましたが、中山金杯を視野に入れて帰厩させました。この舞台では3歳春に弥生賞を優勝しているので、相性はいいはずです。末脚の生きる流れになれば、チャンスがありそうです」と、厩舎スタッフは本馬の活躍を期待している。昨年4月の福島民報杯(リステッド。福島・芝2000メートル)で3着に好走して復調を印象付けると、その後も連続して上位に進出。ここは自身3度目の重賞制覇の期待が膨らむ。

ギベオン

牡5歳

調教師:藤原英昭(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:コンテスティッド
  • 母の父:Ghostzapper
ここに注目!

2018年春のNHKマイルカップで2着に好走。同年秋には中日新聞杯を優勝しており、ここでも実績では上位と言える存在だ。前走のチャレンジC(9着)は最後の直線で進路が開かずに不本意な結果となったが、状態面は安定しており、あらためて注目したい。

「前走のチャレンジC(9着)は、最後の直線で窮屈な位置取りになり、脚を余した印象です。力を出せずに不完全燃焼に終わりましたので、参考外のレースでしょう。その後は中山金杯を目標に調整を進めています。引き続き状態は良好ですから、ここはあらためて期待しています」と、陣営は巻き返しに意欲を燃やしている。前走では好結果を出せなかったが、休養明け3戦目となる今回は、さらなる状態面の上積みが見込める。これまで12月に2勝、2月に1勝をマークしているように、気温の低い季節が得意なタイプで、前走だけで評価を下げるのは早計。虎視眈々と巻き返しを狙っている。

ウインイクシード

牡6歳

調教師:鈴木伸尋(美浦)

  • 父:マンハッタンカフェ
  • 母:イクスキューズ
  • 母の父:ボストンハーバー
ここに注目!

2019年の秋は、福島記念4着、ディセンバーS(リステッド。中山・芝1800メートル)2着と着順が上昇。ここへきて地力強化を果たしている一頭だ。立ち回りの巧さが生きるコースが合うタイプだけに、今回の舞台はぴったり。軌道に乗った本馬から目が離せない。

「休養明けで必ずしも本来の状態ではなかった前々走の福島記念(4着)で差のないレースができましたし、前走のディセンバーS(リステッド)でもうまく立ち回って2着に好走できました。ここへきて着実に成長を遂げていると思います。中山・芝2000メートルという条件はこの馬に合っていますから、ここは楽しみな重賞参戦になります」と、陣営は本馬の成長をアピールした。昨夏の北海道シリーズで、3勝クラス・2019ワールドオールスタージョッキーズ第2戦(札幌・芝2000メートル)を制して待望のオープンクラス入りを果たすと、その後も連続して上位に進出。素早く好位を奪えるセンスの良さがセールスポイントで、目下の上昇度も魅力だ。

(片野 昌一)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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