今週の注目レース

アルゼンチン共和国杯(GⅡ)

東京競馬場 2500メートル(芝)ハンデ 3歳以上オープン

出走馬情報

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

ルックトゥワイス

牡6歳

調教師:藤原英昭(栗東)

  • 父:ステイゴールド
  • 母:エスユーエフシー
  • 母の父:Alzao
ここに注目!

今年初戦の日経新春杯で2着に好走した後は重賞戦線を歩み、前走の目黒記念では芝2500メートルのJRAレコードをマークして優勝。東京・芝コースとは抜群の相性を誇っており、今回は5か月余りの休養明けでも主役候補に挙げられる。

「前走の目黒記念(1着)は最後の直線でこの馬らしい末脚を発揮してくれました。2分28秒2の走破タイムも非常に優秀でしたし、今後の活躍がとても楽しみです。その後は休養に入ってリフレッシュしました。ここは秋の初戦になりますが、とにかく東京・芝コースとは相性のいい馬ですから、好発進を期待しています」と、陣営は前走で待望の重賞タイトルを獲得した本馬を頼もしく見つめている。昨年の12月に1600万下・グレイトフルS(中山・芝2500メートル)を快勝してオープンクラス入りを果たすと、同クラス4戦目でGⅡ制覇を達成。着実に地力強化を果たしており、舞台最適の本レースで重賞連勝のシーンが見られるかもしれない。

アフリカンゴールド

せん4歳

調教師:西園正都(栗東)

  • 父:ステイゴールド
  • 母:ブリクセン
  • 母の父:Gone West
ここに注目!

早い段階から素質の高さを示していたが、4歳の秋を迎えて本格化。前走の3勝クラス・六社S(東京・芝2400メートル)を余裕十分に抜け出す強い内容で勝ち、オープンクラス入りを果たした。今の勢いなら、一気に重賞を突破するシーンが見られるかもしれない。

「関東圏への長距離輸送は、前走の3勝クラス・六社S(1着)が初めてでしたが、うまくクリアできたと思います。レースでもスムーズに流れに乗って楽に抜け出すことができました。あの内容ならオープンクラスへ上がっても通用すると思います。以前と比較して精神面で成長を見せてくれていますし、長めの距離もぴったりです」と、厩舎スタッフは前走の勝利を受けてトーンが上がってきた。半兄に2014年のドバイワールドC(G1・UAE)優勝馬アフリカンストーリー(父Pivotal)がいる血統面も魅力の一つになっており、さらなる飛躍が期待できる存在だ。前走を勝って勢いに乗った本馬から目が離せない。

ムイトオブリガード

牡5歳

調教師:角田晃一(栗東)

  • 父:ルーラーシップ
  • 母:ピサノグラフ
  • 母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!

東京・芝コースでは5戦して3勝、2着1回をマーク。左回りで直線の長いコースを得意にしている一頭だ。今回は休養明け初戦で仕上がりがポイントだが、ここまでの調整は順調。昨年の本レース2着の実績からも、軽視できない実力の持ち主と言える。

「前走の目黒記念(5着)は最後の直線でよく伸びてくれましたが、ゴール前の100メートルで脚色が鈍りました。それでも、この馬も芝2500メートルを2分28秒台で走破していますし、内容は悪くなかったと思います。その後はリフレッシュ目的の放牧へ出していましたが、秋の東京開催を視野に入れて帰厩させました。順調に乗り込みを消化していますから、出走態勢は整うでしょう。切れ味が存分に生きる東京コースがぴったりの馬なので、今回の舞台は最適のはずです。そろそろ重賞タイトルを獲得したいです」と、陣営は本馬に大きな期待を寄せている。昨年の本レースでは、持続力満点の末脚を駆使して2着。今年はもう一つ上の着順が欲しい。

ノーブルマーズ

牡6歳

調教師:宮本博(栗東)

  • 父:ジャングルポケット
  • 母:アイアンドユー
  • 母の父:Silver Hawk
ここに注目!

12番人気での出走だった昨年の宝塚記念では、最後の直線で力強い末脚を発揮して3着に好走。近走も前々走の小倉記念で3着、前走の京都大賞典で4着と好内容の走りを見せており、ここは重賞初制覇の期待が高まる。

「暑い時季を苦にするタイプではありませんので、宝塚記念(6着)の後は小倉記念を使いました。この馬には少し短い芝2000メートルでしたが、積極的な競馬で3着に入ることができたので、内容は良かったと思います。レース後はひと息入れ、秋の初戦には京都大賞典(4着)を選択しました。ここでも崩れることなく走ってくれましたから、重賞タイトル獲得への手応えはつかめました。幸い疲れもなく、好調をキープしたまま出走できそうですから、今回も楽しみな一戦です」と、厩舎スタッフは本馬の堅実なレース内容を評価している。芝2400メートル前後の距離が合うだけに、念願の重賞初制覇も可能だろう。

タイセイトレイル

牡4歳

調教師:矢作芳人(栗東)

  • 父:ハーツクライ
  • 母:マザーウェル
  • 母の父:シンボリクリスエス
ここに注目!

今年1月から前走まで9戦連続で3着以内に好走しており、安定感に注目。まだ重賞のタイトルは獲得していないが、ここ2戦はリステッドとオープン特別で連続3着に入っている。好位から確実に伸びてくるタイプで、相手なりに走れる点も魅力だ。

「当日に輸送があるレースよりも、滞在して臨めるほうが合うタイプです。その点からも夏の北海道シリーズは好条件でしたが、オープンクラスで安定した内容を見せてくれたので、収穫を得た遠征だったと思います。今回は重賞へのエントリーで、さらに相手は強化されますが、この馬自身の地力強化も確かなものがありますから、期待を持って送り出せます」と、陣営は本馬の成長を感じ取っている。前走のオープン特別・丹頂S(札幌・芝2600メートル)では、早めに進出を開始する正攻法の競馬で3着に粘っており、展開の注文はつかないタイプ。夏場に力をつけた今なら、重賞初制覇のシーンが見られるかもしれない。

アイスバブル

牡4歳

調教師:池江泰寿(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:ウィンターコスモス
  • 母の父:キングカメハメハ
ここに注目!

3番人気に支持された前走の小倉記念は7着だったが、前々走の目黒記念では芝2500メートルを2分28秒4で走破して2着に入った。まだレースキャリアが浅く、今後の成長も見込める一頭。ここは巻き返しが期待される。

「前走の小倉記念はひと伸びを欠いて7着でしたが、勝った馬とは0秒4差でしたから、内容は着順ほど悪くなかったと思います。その後はリフレッシュしてから秋の開催を目標に調整してきました。前々走の目黒記念(2着)では速いタイムにも対応できましたし、ここは巻き返しを期待したいです」と、厩舎サイドは条件好転を強調した。5月4日のメトロポリタンSが悪天候のため中止。10月13日のオクトーバーSは台風で順延と、なかなか順調に使えていないが、オクトーバーSへの再登録を見送り、このアルゼンチン共和国杯に目標を切り替えてきた。好走した目黒記念と同じ舞台で、あらためて注目したい。

オジュウチョウサン

牡8歳

調教師:和田正一郎(美浦)

  • 父:ステイゴールド
  • 母:シャドウシルエット
  • 母の父:シンボリクリスエス
ここに注目!

自他共に認める障害界のスーパースター。前走の3勝クラス・六社S(東京・芝2400メートル、10着)では好結果を残せなかったが、昨年の有馬記念(9着)では見せ場を作って勝ち馬から0秒8差でゴールインしており、平地重賞でも通用する力は十分にある馬だ。

「まだ残暑が厳しかった前走時と比べ、気温が下がってきた今回は仕上げもスムーズにいきました。調教の動きも素軽くなっていますし、体調面の上積みは大きいと思います。相手は強化されますが、昨年の有馬記念では見せ場を作ってくれましたから、極端に時計が速くならなければチャンスがあるはずです」と、陣営は厩舎の看板ホースのケアに懸命だ。これまでにJ・GⅠを6勝しているハードル界のスターホースが、再び挑む平地の重賞。昨年は夏から秋にかけて平地を連勝しており、豊富なスタミナが生きる長距離レースなら、上位進出のチャンスは十分にありそうだ。

ハッピーグリン

牡4歳

調教師:長谷川浩大(栗東)

  • 父:ローエングリン
  • 母:レディセラヴィ
  • 母の父:アグネスタキオン
ここに注目!

今回は、ホッカイドウ競馬からの転入初戦。とはいえ、今年の日経賞4着などJRAでの実績は十分で、中央・地方・海外とさまざまなコースを経験している馬だ。持ち前の末脚がより生きるのは東京・芝コースだろう。

「転厩して初のレースなので、以前との比較は難しいですが、栗東トレーニング・センターの環境にも慣れてきたようで、調整は順調に進んでいます。長距離輸送の経験も豊富ですから、不安のない状態で臨めるでしょう。東京・芝コースが最も合っている印象があるので、ここが飛躍の舞台となればいいですね」と、厩舎スタッフは転入初戦に向けて力が入ってきた。前走の毎日王冠(8着)は流れが忙しかった印象もあったが、3走前の札幌日経オープン(リステッド。札幌・芝2600メートル、2着)では、1度下がるシーンがありながら最後に盛り返したように、長めの距離なら内容も大きくアップしている。条件が好転する今回は、前進が可能だろう。

(片野 昌一)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

ページトップへ戻る
表示モード: