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海外の主要レース結果

1月23日ペガサスワールドカップ(G1)

  • アメリカ合衆国ガルフストリームパーク競馬場
  • ダート1800メートル

1月23日

ガルフストリームパーク競馬場

ダート1800メートル 良

優勝ニックスゴー(牡5歳)

勝ちタイム1:47.89

  • 騎手:J.ロザリオ
  • 調教師:B.コックス(USA)
  • 2着 ジーザスチーム 2馬身3/4
  • 3着 インディペンデンスホール クビ

韓国馬事会所有のニックスゴーが優勝

ダート中距離路線の主役が引退 今年の同路線を担うのは

2020年のアメリカ年度代表馬に輝いたオーセンティックを筆頭とした、ダート中距離の牡馬ベスト5がそろって引退。人気は前年11月のブリーダーズカップダートマイル(G1・アメリカ。ダート1600メートル)を逃げ切ったニックスゴーに集中した。

緩みないペースで逃げたニックスゴーが好タイムで優勝

レースは好スタートを切ったニックスゴーが、注文通り主導権を握って最初の800メートルを46秒16、1200メートルを1分9秒91で通過。緩みないペースのまま後続を引きつけて、直線でもうひと伸び。ブリーダーズカップダートマイルで2着に退けたジーザスチームに2馬身3/4差をつけてゴールイン。2歳時のブリーダーズフューチュリティ(G1・アメリカ。ダート1700メートル)、ブリーダーズカップダートマイルに続くG1タイトルを手中にした。良馬場の勝ちタイムは1分47秒89。近年ではガンランナーが記録した1分47秒41に次ぐ好タイムを叩き出した。

韓国馬事会期待の星はサウジカップを目指す

韓国馬事会が所有するニックスゴーは、アメリカ馬産ではマイナーなメリーランド州産馬。韓国馬事会は自家繁殖の改善を目的に、独自の選考システムに基づき、韓国での繁殖に相応しい血統を持つアメリカ産馬を購入している。ニックスゴーもその一頭で、将来の韓国での種牡馬入りを前提に、2017年9月のキーンランドセールで8万7000ドル(約914万円。当時のレート・1ドル=約105円で換算)で落札された。
優先出走権を獲得したニックスゴーは、2月20日にサウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で開催されるサウジカップ(サウジアラビアG1。ダート1800メートル)に挑戦する。

プロフィール

ニックスゴーKnicks Go

牡 2016年生 アメリカ産

  • 通算成績: 18戦6勝(2021年1戦1勝)
主な勝ち鞍
  • 2018年: ブリーダーズフューチュリティ(G1・アメリカ。ダート1700メートル)
  • 2020年: ブリーダーズカップダートマイル(G1・アメリカ。ダート1600メートル)
  • 2021年: ペガサスワールドカップ(G1・アメリカ。ダート1800メートル)
  • レーティング: 119〔ロンジンワールドベストレースホースランキング(2020年) 第57位タイ〕
血統表
1代 2代 3代
Paynter
2009年生
Awesome Again Deputy Minister
Primal Force
Tizso Cees Tizzy
Cee’s Song
Kosmo’s Buddy
2005年生
Outflanker Danzig
Lassie’s Lady
Vaulted Allen's Prospect
Aube d'or

父のペインターは3歳時にハスケル招待S(G1・アメリカ)に優勝し、三冠のベルモントS(G1・アメリカ)はユニオンラグズの2着。4歳時はサンディエゴH(G2・アメリカ)2着、オーサムアゲインS(G1・アメリカ)ではムーチョマッチョマンの2着。2シーズンで11戦して4勝、2着4回の成績を残して引退、2014年から種牡馬になった。その父オーサムアゲインはブリーダーズカップクラシック(G1・アメリカ)をはじめ9勝。産駒にアメリカ年度代表馬のゴーストザッパー、ベルモントS(G1・アメリカ)勝ち馬のサーウインストンなどがいる。ペインターの近親にはアメリカ度代表馬のティズナウも名を連ねている。

ニックスゴーの母コスモズバディはダンジグ系アウトフランカーの娘で、現役時に芝で5勝(37戦)。祖母ヴォルテッドは7勝。近親にメイトリアークS(G1・アメリカ)優勝のカウンタスイン。天馬トウショウボーイと、その母ソシアルバターフライもニックスゴーと同じ牝系から出ている。

ペガサスワールドカップとは?

フロリダ州のガルフストリームパーク競馬場、ダート1800メートルを舞台に1月の最終土曜日に行われるペガサスワールドカップ(G1・アメリカ)は、アメリカ競馬界に強い影響力を持つストロナッハグループ創業者のF.ストロナッハ氏によって、ドバイワールドカップを上回る世界最高賞金レースとして2017年に創設された。

当初はフルゲート12頭の出走枠を1枠100万ドル(約1億1700万円。当時のレート・1ドル=117円で換算)で販売することによって高額賞金を実現し、翌2018年には賞金総額が1630万ドル(約18億4200万円。当時のレート・1ドル=113円で換算)に増額されて名実ともに世界の最高峰に立った。2019年に芝のG1・ペガサスワールドカップターフS(芝1900メートル)が新設されて、賞金が2つに按分されたことで、ペガサスワールドカップの優勝賞金は400万ドル(約4億4000万円。当時のレート・1ドル=110円で換算)に下方修正された。2020年にはレースを支えていた高額登録料の制度が廃止されて、それぞれの賞金額は一気にダウン。ペガサスワールドカップの優勝賞金は166.2万ドル(約1億8100万円。当時のレート・1ドル=109円で換算)、同ターフの優勝賞金は53.1万ドル(約5800万円)となった。今年の優勝賞金はペガサスワールドカップが174万ドル(約1億7000万円)、同ターフが54.9万ドル(約5700万円)と昨年に比べ微増したが、以前の水準には及んでいない。

勝ち馬にはサウジカップの優先出走権が与えられている。

注記:ことわりのない限り1ドル=約103円で換算。

注記:コンテンツ中の成績は2021年2月3日現在のもの。年齢表記は所属国の基準による。

文:奥野 庸介

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