海外競馬発売

ワールドカップ(G1)

メイダン競馬場 2000メートル(ダート)南半球産馬3歳以上、北半球産馬4歳以上

発売開始時刻
日本時間3月25日(土曜)
ネット投票:午前7時00分
UMACA投票:営業情報」をご確認ください
発走予定時刻
日本時間3月26日(日曜)午前1時35分

発売情報

発売開始時刻
日本時間3月25日(土曜)
ネット投票:午前7時00分
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2023年ドバイワールドカップ合田's View『世界の合田』によるレース展望

大挙出走の日本勢にもチャンスあり

1996年に創設されたこのレース。路面がオールウェザーだった2011年にヴィクトワールピサが優勝しているが、ダートのドバイワールドカップを制した日本調教馬は、まだいない。

史上初の快挙を目指して、日本勢はここに大挙8頭出しで臨む。このうち5頭は、サウジC(G1・サウジアラビア・ダート1800メートル)からの転戦組で、残る3頭が、新たに中東の地へ渡った馬たちだ。

日本調教馬として初のサウジC制覇を果たしたパンサラッサ(牡6歳)をはじめ、カフェファラオ(牡6歳)、ジオグリフ(牡4歳)、クラウンプライド(牡4歳)といった、サウジCで掲示板にのった馬たちは、勢いをそのままドバイに持ち込んでの参戦となる。中でも、昨年のドバイ開催でUAEダービー(G2・UAE・ダート1900メートル)を快勝しているクラウンプライドには、馬場適性を実証済みという強みがある。

一方、メイダンのダートは日本のダートと路盤が異なるだけでなく、サウジCが行われたキングアブドゥルアジーズ競馬場のダートとも感触が違うと言われているだけに、サウジCでは馬場が合わずに苦戦したジュンライトボルト(牡6歳)にも、巻き返しのチャンスはあるはずだ。

ここを目指して日本から渡ったのは、テーオーケインズ(牡6歳)、ウシュバテソーロ(牡6歳)、ヴェラアズール(牡6歳)の3頭である。

2022年のJPNサラブレッドランキングで、ジュンライトボルトとダート部門首位の座を分け合ったのがテーオーケインズ。昨年のサウジ遠征では結果が出なかったが、前述したようにサウジのダートとドバイのダートは異質なだけに、今度こそ本領発揮を期待したい。

東京大賞典(GⅠ・大井・ダート2000メートル)、川崎記念(JpnⅠ・川崎・ダート2100メートル)を含め、昨秋から破竹の4連勝中なのがウシュバテソーロだ。海外でも実績を残すオルフェーヴル産駒というのも大きな魅力である。

昨秋のジャパンカップ勝ち馬ヴェラアズールは、もともとダートを主戦場としていた馬。いまや時流となっている、二刀流の使い手である。

そんな日本勢の前に立ちはだかろうとしているのが、このレース連覇を目指すアメリカ調教馬・カントリーグラマー(牡6歳)だ。前走サウジCは僅差の2着に泣いたが、そのレース内容から、明らかに1800メートルよりは2000メートルの方が持ち味が活きる馬とみる。

前々走のアル・マクトゥームチャレンジ ラウンド1(G2・UAE・ダート1600メートル)を6馬身半差で、前走のアル・マクトゥームチャレンジ ラウンド2(G2・UAE・ダート1900メートル)を6馬身差で連勝しているアルジールス(せん6歳)も、厳重な警戒が必要な1頭だろう。

合田 直弘

合田 直弘(海外競馬解説者)

1959年(昭和34年)東京生まれ。父親が競馬ファンで、週末の午後は必ず茶の間のテレビが競馬中継を映す家庭で育つ。1982年(昭和57年)大学を卒業しテレビ東京に入社。営業局勤務を経てスポーツ局に異動し競馬中継の制作に携わり、1988年(昭和63年)テレビ東京を退社。その後イギリスにて海外競馬を学ぶ日々を過ごし、同年、日本国外の競馬関連業務を行う有限会社「リージェント」を設立。同時期にテレビ・新聞などで解説を始め現在に至る。

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