海外競馬発売

シーマクラシック(G1)

メイダン競馬場 2410メートル(芝)南半球産馬3歳以上、北半球産馬4歳以上

発売開始時刻
日本時間3月25日(土曜)
ネット投票:午前7時00分
UMACA投票:営業情報」をご確認ください
発走予定時刻
日本時間3月26日(日曜)午前1時00分

発売情報

発売開始時刻
日本時間3月25日(土曜)
ネット投票:午前7時00分
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2023年ドバイシーマクラシック合田's View『世界の合田』によるレース展望

日本馬にとっての強敵はヨーロッパ勢

過去20年のこのレース(2020年はコロナ禍で開催中止)を振り返ると、ほぼ半数の9回においてヨーロッパ調教馬が優勝している。芝2410メートル(2009年までは芝2400メートル)という競走条件だけに、さもありなんという結果で、今年も日本馬にとっての強敵はヨーロッパ勢ということになりそうだ。

今年のヨーロッパ勢にあって筆頭格とみられているのが、牝馬のエミリーアップジョンである。昨年6月の英オークス(G1・イギリス)で僅差の2着になった後、キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS(G1・イギリス)こそ大敗してしまったが、そこから立て直して10月の英チャンピオンズフィリーズ&メアズS(G1・イギリス・芝2390メートル)を3馬身差で快勝。この路線の女王となった。管理するのはジョン&セイディのゴスデン親子だが、父のジョンはこのレース3勝という最多勝調教師で、約5か月半ぶりの出走となるここも仕上げに抜かりはないはず。そもそもこのレースは、過去20年で牝馬の優勝が4度あることを、ぜひ付記しておきたい。(エミリーアップジョンは3月18日(土曜)に出走回避)

エミリーアップジョンと同じく、ジョン&セイディ・ゴスデンが管理するモスターダフ(牡5歳)。サウジCデーのネオムターフC(G3・サウジアラビア・芝2100メートル)を7馬身差で制し、4度目の重賞制覇を果たしての参戦となる同馬も、乾いた馬場を得意とする馬だけに、日本勢にとっては厄介な存在となりそうだ。

一方、チーム・ジャパンの旗頭を務めるのが、昨年のJRA賞年度代表馬イクイノックス(牡4歳)だ。2馬身半差で制した有馬記念で、レーティング126を獲得。2022年の世界ランキングで3位タイ、芝のLコラム(2101メートルから2700メートル)では世界首位に立った同馬。ここはむしろ、負けられない一戦で、ブックメーカー各社も同馬を前売り1番人気としている。

前年に続くこのレース連覇を狙っての出走となるのがシャフリヤール(牡5歳)。今回が3度目の海外遠征で、旅慣れているのは大きな強みである。2着に敗れたジャパンカップの後は、早くからここに照準を絞り、万全の調整を積んでの参戦となる。

日本が放つ第3の矢が、牝馬のウインマリリン(牝6歳)。4歳時に、牡馬の一線級に伍して2つのGⅡを制覇。もともと地力の高さを評価されていた馬が、昨年12月の香港ヴァーズ(G1・香港・芝2400メートル)に優勝し、異国の地でG1初制覇を果たした。アウェイでの強さを実証済みなのは、心強い材料である。

合田 直弘

合田 直弘(海外競馬解説者)

1959年(昭和34年)東京生まれ。父親が競馬ファンで、週末の午後は必ず茶の間のテレビが競馬中継を映す家庭で育つ。1982年(昭和57年)大学を卒業しテレビ東京に入社。営業局勤務を経てスポーツ局に異動し競馬中継の制作に携わり、1988年(昭和63年)テレビ東京を退社。その後イギリスにて海外競馬を学ぶ日々を過ごし、同年、日本国外の競馬関連業務を行う有限会社「リージェント」を設立。同時期にテレビ・新聞などで解説を始め現在に至る。

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