海外競馬発売
9月30日(木曜)時点
ADAYAR (IRE)
牡3歳 通算6戦3勝
ヨーロッパ年度代表馬。英2000ギニー、チャンピオンS、クイーンエリザベスⅡ世S(以上、G1・イギリス)優勝
グロット賞(G3・フランス)優勝、愛1000ギニー(G1・アイルランド)2着
イギリスのC.アップルビー調教師の管理馬です。2歳(2020年)10月の2戦目(芝1670メートル)を9馬身差で圧勝して初勝利。2戦1勝で2歳シーズンを終えました。
3歳となった今年は4月のクラシックトライアル(G3)がアレンカーの2着、5月の英ダービートライアルS(リステッド)も2着とあと一押しを欠く競馬が続きましたが、大一番の英ダービー(G1。芝2410メートル)では先行策から直線で内ラチ沿いを鮮やかに抜け出して4馬身半差で快勝。続いて古馬相手となった前走7月24日のキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS(G1。芝2390メートル)もミシュリフ(2着)、ラブ(3着)、ブルーム(4着)という年長のG1勝ち馬を退けて1馬身3/4差で完勝。祖父ガリレオ以来、20年ぶり史上14頭目となる英ダービーと“キングジョージ”の同一年制覇を成し遂げました。
その後は9月のニエル賞(G2・フランス)から凱旋門賞(G1・フランス)へ向かう予定でしたが、後肢の感染症にかかったことから大事を取ってニエル賞を回避。ここは“キングジョージ”以来ぶっつけでの参戦となります。
イギリスリーディング2位:625戦131勝
キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS(イギリス)、パリ大賞(フランス)、愛ダービー(アイルランド)など
なし
イギリスリーディング2位:306戦87勝
カナディアンインターナショナル(カナダ)、キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS(イギリス)、パリ大賞(フランス)、愛ダービー(アイルランド)など
なし
TARNAWA (IRE)
牝5歳 通算16戦9勝
仏2000ギニー、仏ダービー(以上、G1・フランス)、デューハーストS、セントジェームズパレスS(以上、G1・イギリス)優勝
カラC(G3・アイルランド)3着
アイルランドで8度もチャンピオントレーナーに輝くD.ウェルド調教師の管理馬です。3歳(2019年)5月のブルーウインドS(G3。芝2000メートル)で重賞初制覇を果たすと、下半期にはギヴサンクスS(G3。芝2400メートル)とブランドフォードS(G2。芝2000メートル)も連勝しました。
昨年はシーズン初戦となった8月のギヴサンクスS(G3。芝2400メートル)を鮮やかに差し切って同レース連覇を達成。その後、9月のヴェルメイユ賞(G1・フランス。芝2400メートル)でも直線で抜群の切れ味を披露してG1初制覇(3馬身差)を果たすと、続くオペラ賞(G1・フランス。芝2000メートル)ではコロネーションS(G1・イギリス)の勝ち馬アルパインスターをゴール前でかわして優勝。さらにアメリカに遠征したブリーダーズカップターフ(G1・アメリカ。芝2400メートル)でも後方から鋭く伸びて、愛チャンピオンS連覇を含むG1・7勝の名牝マジカルに1馬身差をつけて快勝し、G1・3連勝でシーズンを終えました。
今年は8月のバリーローンS(G3。芝2400メートル)でシーズンを切ると、これを後方から難なく差し切って6馬身半差で圧勝。続く前走9月11日の愛チャンピオンS(G1)は4頭立ての最後方から末脚にかけましたが、セントマークスバシリカをかわせず3/4馬身差の2着。連勝は5でストップしました。
フランスリーディング4位:610戦110勝
ミドルパークS(イギリス)、モルニー賞、サンタラリ賞(フランス)
2003年、2008年
アイルランドリーディング6位:328戦40勝
なし
なし
CHRONO GENESIS (JPN)
牝5歳 通算15戦8勝
凱旋門賞、ガネー賞、パリ大賞(以上、G1・フランス)優勝
重賞3着以内なし
昨年のJRA賞特別賞受賞馬です。
栗東の斉藤崇史調教師の管理馬。3歳(2019年)秋の秋華賞(GⅠ。芝2000メートル)を2馬身差で快勝してGⅠ初制覇を果たすと、4歳になった昨年はさらにスケールアップ。まず2月の京都記念(GⅡ。芝2200メートル)を制すと、大阪杯(GⅠ)2着を挟んで向かった、6月の宝塚記念(GⅠ。芝2200メートル)では稍重馬場の中、菊花賞馬キセキに6馬身もの差をつける圧勝劇を演じました。
その後、天皇賞(秋)(GⅠ)では少し出負けした上に、スタート直後に他馬と接触する場面もあって後方からのレースとなってしまいましたが、それでも直線では良い伸び脚を見せてアーモンドアイから0.1秒差の3着に入ると、続く有馬記念(GⅠ。芝2500メートル)では後方待機から自ら動いて、前を行くフィエールマンをとらえると、最後はサラキアの猛追も退けて優勝。JRA賞特別賞に輝く活躍を見せました。
そして迎えた今シーズンは、始動戦となった3月のドバイシーマクラシック(G1・UAE)では、昨年の仏ダービー馬で、世界最高賞金のサウジC(サウジアラビア)を勝って臨んだミシュリフのクビ差2着に終わりましたが、続く前走6月27日の宝塚記念(GⅠ。芝2200メートル)を先行抜け出しの競馬でユニコーンライオンに2馬身半差をつけて快勝。2013、2014年のゴールドシップ以来、史上2頭目となる宝塚記念連覇を果たしました。
イギリスリーディング1位:629戦141勝
コロネーションS、サセックスS(以上イギリス)
なし
JRAリーディング7位:196戦32勝
宝塚記念
なし
SNOWFALL (JPN)
牝3歳 通算12戦5勝
皐月賞、日本ダービー、菊花賞の三冠のほか、有馬記念、ジャパンカップ、天皇賞(春)、宝塚記念(以上、GⅠ)を制したJRA賞年度代表馬(2回)。日本チャンピオンサイヤー9回
ギヴサンクスS(G3・アイルランド)優勝
日本生まれのディープインパクト産駒。拠点とするアイルランドで23回、イギリスでも6回チャンピオントレーナーに輝くA.オブライエン調教師の管理馬です。
2歳(2020年)7月にデビュー3戦目(芝1400メートル。アイルランド)で初勝利。しかしそこからは重賞ばかり使われて4着、5着、9着、8着と4連敗して2歳シーズンを終了しました。なお、シーズン最終戦となったフィリーズマイル(G1・イギリス)では厩舎スタッフの手違いにより、同じ厩舎で、のちの英1000ギニー馬マザーアース(3着)と取り違えられて出走するという椿事にも巻き込まれました。
今年はシーズンの初戦となった5月のミュージドラS(G3・イギリス。芝2050メートル)を3馬身3/4差で逃げ切って重賞初制覇を果たすと、重馬場となった6月の英オークス(G1・イギリス。芝2410メートル)では後方から直線で鋭く伸びて、レース史上最大着差となる16馬身差で大勝。続いて向かった7月の愛オークス(G1・アイルランド。芝2400メートル)も中団待機から直線で余裕を持って抜け出して、過去100年の同レースでは最大着差となる8馬身半差で快勝しました。
その後、初めての古馬相手となった8月のヨークシャーオークス(G1・イギリス。芝2370メートル)も後方から抜群の瞬発力を見せて4馬身差で完勝。G1・3連勝としましたが、前走9月12日のヴェルメイユ賞(G1・フランス)では中団追走から直線で伸び切れず、勝ったティオーナから1馬身半差の2着に敗れました。
イギリスリーディング29位:269戦48勝
愛チャンピオンS(アイルランド)、エクリプスS、ダイアモンドジュビリーS、プリンスオブウェールズS(以上イギリス)、アルクオーツスプリント(UAE)など
2010年・2016年
アイルランドリーディング1位:405戦80勝
愛チャンピオンS(アイルランド)、エクリプスS、プリンスオブウェールズS、(以上イギリス)、仏ダービー(フランス)など
2007年・2016年
HURRICANE LANE (IRE)
牡3歳 通算7戦6勝
ヨーロッパ年度代表馬。英2000ギニー、チャンピオンS、クイーンエリザベスⅡ世S(以上、G1・イギリス)優勝
重賞3着以内なし
イギリスのC.アップルビー調教師の管理馬です。2歳(2020年)10月のデビュー戦(芝1600メートル)を2馬身差で制すと、今年4月の一般戦(芝2000メートル)、そして5月のダンテS(G2。芝2050メートル)と3連勝で重賞初制覇を果たしました。
続く大一番の英ダービー(G1)では同厩舎で同馬主(ゴドルフィン)のアダイヤーから7馬身3/4差の3着に終わって初黒星を喫しましたが、続いて向かった愛ダービー(G1・アイルランド。芝2400メートル)では粘るローンイーグルをゴール前でかわしてG1初制覇。さらに続くパリ大賞(G1・フランス。芝2400メートル)では2番手追走から直線で楽々と抜け出して6馬身差で楽勝しました。
その後は前走9月11日の英セントレジャー(芝2910メートル)に向かうと、中団から直線で余裕を持って抜け出して2馬身3/4差の完勝。G1・3連勝としています。
イギリスリーディング5位:423戦81勝
なし
なし
イギリスリーディング2位:306戦87勝
カナディアンインターナショナル(カナダ)、キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS(イギリス)、パリ大賞(フランス)、愛ダービー(アイルランド)など
なし
LOVE (IRE)
牝4歳 通算14戦7勝
英ダービー(G1・イギリス)、愛ダービー(G1・アイルランド)、キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS(G1・イギリス)優勝。英愛チャンピオンサイヤーここ11年連続を含む12回
重賞3着以内なし
拠点とするアイルランドで23回、イギリスでも6回チャンピオントレーナーに輝くA.オブライエン調教師の管理馬です。
デビュー6戦目となった2歳(2019年)9月のモイグレアスタッドS(G1・アイルランド。芝1400メートル)でG1初制覇。2歳時は7戦して3勝の成績でした。
3歳時は始動戦となった6月の英1000ギニー(G1・イギリス。芝1600メートル)を中団待機から力強く伸びて4馬身1/4差で快勝すると、続く7月の英オークス(G1・イギリス。芝2400メートル)も中団やや後方から圧倒的な末脚を繰り出して、9馬身差&レースレコードで圧勝。英牝馬二冠を達成しました。
その後は、8月のヨークシャーオークス(G1・イギリス。芝2370メートル)も先行策から5馬身差で快勝しましたが、道悪を嫌って10月の凱旋門賞(G1・フランス)を回避すると、結局そのままシーズンを終えました。
今年は6月のプリンスオブウェールズS(G1・イギリス。芝1990メートル)でシーズンのスタートを切り、ブリーダーズカップフィリー&メアターフ(G1・アメリカ)の勝ち馬アウダーリャに3/4馬身差をつける逃げ切り勝ち。G1・4連勝としました。しかし、その後はキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS(G1・イギリス)が中団からの競馬でアダイヤーから3馬身半差の3着、英インターナショナルS(G1・イギリス)が先行してミシュリフから6馬身半差の3着、そして前走9月12日のブランドフォードS(G2・アイルランド)も先行して一度は完全に抜け出したものの、最後は斤量が9ポンド軽いラプティットココ(前走でG3を5馬身半差で圧勝)に短アタマ差で差し切られての2着と、3連敗となっています。
イギリスリーディング42位:151戦30勝
ジャックルマロワ賞(フランス)、ドバイターフ(UAE)など
1995年・2001年・2002年・2015年・2017年・2018年
アイルランドリーディング1位:405戦80勝
愛チャンピオンS(アイルランド)、エクリプスS、プリンスオブウェールズS、(以上イギリス)、仏ダービー(フランス)など
2007年・2016年
10月3日(日曜)6時30分
出走取消
TORQUATOR TASSO (GER)
牡4歳 通算10戦4勝
独ダービー、ドイツ賞(以上、G1・ドイツ)優勝
重賞3着以内なし
ドイツのM.ヴァイス調教師の管理馬です。
3歳(2020年)6月の2戦目(芝2200メートル)で初勝利を挙げると、続く7月の独ダービー(G1)では中団からよく伸びて、のちの凱旋門賞2着馬インスウープから3/4馬身差の2着に健闘しました。その後、秋の初戦となったバーデン大賞(G1)は3着でしたが、10月のベルリン大賞(G1。芝2400メートル)では直線で内を突いて抜け出すと最後までよく粘って、同世代の独ダービー6着馬ディカプリオに短アタマ差をつけてG1初制覇。シーズン最後のバイエルン大賞(G1)でも後方から伸びてサニークイーンのクビ差2着に入りました。
今年は始動戦となった6月のバーデン経済大賞(G2)6着の後、7月のハンザ大賞(G2。芝2400メートル)では素晴らしい末脚を披露して、サニークイーンに4馬身半差をつける快勝。その後、8月のベルリン大賞(G1)ではイギリスからの遠征馬アルピニスタの2馬身3/4差2着に終わりましたが、続いて向かった前走9月5日のバーデン大賞(G1。芝2400メートル)では今年の独ダービー馬シスファハンの追い上げを1馬身差凌いで優勝。2つ目のG1制覇を果たしています。
ドイツリーディング4位:217戦36勝
バーデン大賞(ドイツ)
なし
ドイツリーディング14位:87戦15勝
バーデン大賞(ドイツ)
なし
DEEP BOND(JPN)
牡4歳 通算13戦4勝
日本ダービー(GⅠ)優勝
重賞3着以内なし
栗東の大久保龍志厩舎の管理馬です。2歳(2019年)11月にデビュー2戦目(芝2000メートル)で初勝利。3歳春には皐月賞(GⅠ)10着(勝ち馬コントレイル)を経て向かった京都新聞杯(GⅡ。芝2200メートル)で重賞初制覇を果たしました。しかし、その後は日本ダービー(GⅠ)、神戸新聞杯(GⅡ)、菊花賞(GⅠ)に出走して、それぞれコントレイルの5着、4着、4着でした。
4歳となった今年は1月の中山金杯(GⅢ)では後方のまま14着と精彩を欠きましたが、続いて重馬場で争われた阪神大賞典(GⅡ。芝3000メートル)では見違えるような走りで5馬身差の圧勝。その後、良馬場の天皇賞・春(GⅠ)でも先行策からしぶとく伸びて菊花賞馬ワールドプレミアから3/4馬身差の2着に入りました。
今秋は前走9月12日のフォワ賞(G2・フランス。芝2400メートル)で始動。好スタートを決めて先頭に立つと、サンクルー大賞(G1・フランス)の勝ち馬ブルームに1馬身半差をつけて逃げ切りました。
フランスリーディング2位:701戦130勝
モーリスドゲスト賞(フランス)
なし
JRAリーディング35位:177戦20勝
なし
なし
BROOME (IRE)
牡5歳 通算19戦7勝
英ダービー、英インターナショナルS(以上、G1・イギリス)、愛ダービー(G1・アイルランド)優勝
アパラチアンS(G3・アメリカ)2着、プリンセスマーガレットS(G3・イギリス)3着
拠点とするアイルランドで23回、イギリスでも6回チャンピオントレーナーに輝くA.オブライエン調教師の管理馬です。
3歳(2019年)4月のバリーサックスS(G3。芝2000メートル)をのちの愛ダービー馬ソヴリンに8馬身差をつける圧倒的な内容で重賞初制覇を果たすと、愛ダービートライアルS(G3。芝2000メートル)も連勝しましたが、続く英ダービー(G1・イギリス)と愛ダービー(G1)はそれぞれ4着、6着。その後、キーファーズの松島正昭代表に所有権の一部がトレードされました。
そこからはなかなか出走態勢が整わず、3歳秋は全休となり、翌4歳時も6月と10月に2度走っただけ(4着、13着)でしたが、今年は本調子を取り戻し、シーズン初戦となった3月のデヴォイS(リステッド。芝2000メートル)、4月のアレッジドS(G3。芝2000メートル)、5月上旬のムーアズブリッジS(G2。芝2000メートル)と3連勝。その後、タタソールズゴールドC(G1)での短アタマ差2着、ハードウィックS(G2・イギリス)での1馬身半差2着を経て向かった7月のサンクルー大賞(G1・フランス。芝2400メートル)を逃げ切ってG1初制覇を果たしました。
その後は、キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS(G1・イギリス)が出遅れながらも逃げてアダイヤーから9馬身半差の4着。続く前走9月12日のフォワ賞(G2・フランス)は2番手から逃げたディープボンドを追いましたが、1馬身半差の2着でした。
JRAリーディング13位:379戦53勝
なし
なし
アイルランドリーディング1位:405戦80勝
愛チャンピオンS(アイルランド)、エクリプスS、プリンスオブウェールズS、(以上イギリス)、仏ダービー(フランス)など
2007年・2016年
MOJO STAR (IRE)
牡3歳 通算6戦1勝
ヨーロッパ年度代表馬。凱旋門賞(G1・フランス)、英ダービー、英2000ギニー(以上、G1・イギリス)優勝
重賞3着以内なし
イギリスのR.ハノン調教師の管理馬です。
昨年10月のデビュー戦がハナ差の2着、今年5月の2戦目も半馬身差の2着でしたが、続いて未勝利の身で臨んだ英ダービー(G1)では単勝51倍の低評価(最低人気タイ)を覆して、アダイヤーから4馬身半差の2着に好走。ハリケーンレーン(3着)には3馬身1/4差先着しました。
その後、愛ダービー(G1・アイルランド)は道中、そして直線でもごちゃつく場面もあってハリケーンレーンの5着でしたが、8月の未勝利戦(芝2400メートル)を4馬身差で快勝して初勝利を挙げると、続く前走9月11日の英セントレジャー(G1)では2番手追走から粘り、ハリケーンレーンから2馬身3/4差の2着とクラシックで2度目の2着に入っています。
イギリスリーディング18位:325戦49勝
なし
なし
イギリスリーディング6位:1062戦129勝
ファルマスS(イギリス)
なし
ALENQUER (FR)
牡3歳 通算6戦3勝
独ダービー、ドイツ賞(以上、G1・ドイツ)優勝
重賞3着以内なし
イギリスのW.ハガス調教師の管理馬です。
2歳(2020年)8月のデビュー戦(芝1400メートル)を2馬身3/4差で制すと、続くアセンダントS(リステッド)でも2着に入り2歳シーズンを終えました。
今年は、シーズン初戦となった4月のクラシックトライアル(G3。芝1990メートル)で先行策から抜け出すと、最後はのちの英ダービー馬アダイヤーの追い上げを半馬身差で退けて優勝。一頓挫あって5月のダンテS(G2)は出走取り消しとなり、英ダービー(G1)も回避しましたが、復帰戦となった6月のキングエドワードⅦ世S(G2。芝2390メートル)を最後方から差し切って2つ目の重賞勝ちをマークしました。
その後は7月のパリ大賞(G1・フランス)では後方から脚を伸ばして、勝ったハリケーンレーンから7馬身1/4差の3着。続く前走8月18日の英インターナショナルS(G1)は先行策からしぶとさを見せて、勝ったミシュリフには6馬身離されましたが、昨年の英牝馬二冠馬ラブには半馬身差先着する2着に健闘しました。
イギリスリーディング3位:663戦108勝
ジュライC(イギリス)、クイーンエリザベスS(オーストラリア)
なし
イギリスリーディング7位:526戦130勝
ムーランドロンシャン賞(フランス)、クイーンエリザベスS(オーストラリア)
なし
SEALIWAY (FR)
牡3歳 通算10戦4勝
ホーリスヒルS(G3・イギリス)2着、フォンテーヌブロー賞(G3・フランス)3着
重賞3着以内なし
フランスのF.ロッシ厩舎からデビュー。2歳(2020年)5月のデビュー戦(芝1200メートル)で初勝利。9月のラロシェト賞(G3)2着から向かった10月のジャンリュックラガルデール賞(G1。芝1400メートル)を先行策から8馬身差で圧勝してG1初制覇。続く11月のブリーダーズカップジュベナイルターフ(G1・アメリカ)では5着に終わりましたが、スタート後1ハロンほどの辺りで大きな不利がありました。
今年は4月のフォンテーヌブロー賞(G3)で先行して2着の後、仏2000ギニー(G1)はセントマークスバシリカから約3馬身差の8着に終わりましたが、続く前走6月6日の仏ダービー(G1)では中団やや前めの追走から、直線でもじわじわと脚を伸ばして、セントマークスバシリカから1馬身3/4差の2着に入りました。今回はそれ以来のレースで、C.ロッシ厩舎に移っての初戦となります。
フランスリーディング12位:401戦53勝
なし
なし
フランスリーディング18位:297戦37勝
なし
なし
RAABIHAH (USA)
牝4歳 通算10戦4勝
ヨーロッパ年度代表馬。凱旋門賞(G1・フランス)、英ダービー、英2000ギニー(以上、G1・イギリス)優勝
不出走
フランスで3度チャンピオントレーナーに輝くJC.ルジェ調教師の管理馬です。
3歳(2020年)1月のデビュー戦(オールウェザー2000メートル)と5月のセーヌ賞(リステッド。芝2200メートル)を連勝。3戦目となった7月の仏オークス(G1)では終始外目を回らされたこともあったか、4着に敗れて初黒星を喫しました。
しかし8月のプシシェ賞(G3。芝2000メートル)を3馬身半差で楽勝してすぐに巻き返すと、9月のヴェルメイユ賞(G1)では最後方から追い上げてタルナワの3馬身差2着、10月の凱旋門賞(G1)でも直線で外から伸びてソットサスの4馬身1/4差5着に健闘しました。
今年は5月のアレフランス賞(G3)とコリーダ賞(G2)がともに逃げて2着。一息入れて向かった8月1日のペイドージュ賞(リステッド。芝1800メートル)も先行策からもう一押しを欠いて、ドバイワールドC3着馬マニクールの2着に終わりましたが、続く前走8月22日のポモーヌ賞(G2。芝2500メートル)では中団追走から直線で楽々と抜け出して2馬身半差の快勝。久々の勝利を挙げて、復調をアピールしました。
フランスリーディング6位:728戦97勝
ジャンロマネ賞、仏1000ギニー(以上フランス)
2020年
フランスリーディング2位:517戦136勝
仏1000ギニー(フランス)
2020年
BUBBLE GIFT (FR)
牡3歳 通算7戦3勝
キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS、エクリプスS(以上、G1・イギリス)優勝。仏チャンピオンサイヤー
重賞3着以内なし
フランスのM.デルザングル調教師の管理馬です。今年4月にデビュー3戦目(芝2400メートル)で初勝利を挙げると、続く5月のオカール賞(G2。芝2200メートル)では最後方から見事な追い込みを決めて重賞初制覇を果たしました。
その後は6月のリス賞(G3)ではやや前につける競馬で2着。続く7月のパリ大賞(G1)では後方待機に戻ってハリケーンレーンから約9馬身1/4差の6着でしたが、秋の初戦となった前走9月12日のニエル賞(G2。芝2400メートル)では5頭立てとはいえ、最後方から追い込んで、ベイビーライダーをハナ差かわして優勝。2つ目の重賞タイトルを手にしています。
フランスリーディング28位:340戦30勝
イスパーン賞(フランス)、ダルマイヤー大賞(ドイツ)
1990年
フランスリーディング15位:175戦36勝
なし
なし
BABY RIDER (FR)
牡3歳 通算7戦3勝
英2000ギニー(G1・イギリス)、愛2000ギニー(G1・アイルランド)、セントジェームズパレスS(G1・イギリス)優勝
重賞3着以内なし
フランスのP.バリー調教師の管理馬です。
2歳(2020年)10月のデビュー2戦目(芝1600メートル)で初勝利を挙げると、そこから今年4月の一般戦(芝2100メートル)、そして5月のグレフュール賞(G2。芝2100メートル)と3連勝で重賞初制覇を果たしました。
その後は、6月の仏ダービー(G1)が先行して末を失いセントマークスバシリカから約12馬身1/4差の14着、続く7月のパリ大賞(G1)も先行してハリケーンレーンから約8馬身3/4差の5着と精彩を欠いていましたが、秋初戦となった前走9月12日のニエル賞(G2)では控える形で競馬をし、直線でいったんは先頭に立つシーンを作って、バブルギフトとハナ差の2着に入りました。
フランスリーディング15位:598戦46勝
仏ダービー(フランス)ほか
なし
フランスリーディング21位:125戦23勝
なし
なし
文:秋山 響(TPC)
国旗は「調教国」、英語表記右の国コードは「生産国」
当コーナーの情報は、登録情報を基に制作されております。競走データは公式データと照合し、それ以外の表記は主に現地報道を参考に制作しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。