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有力馬主、種牡馬紹介

種牡馬(有力馬主、種牡馬紹介)

  • ガリレオ Galileo

    • 父:Sadler's Wells
    • 母:Urban Sea
    • 1998年3月30日生まれ

    注記:映像は2017年7月撮影

    英愛チャンピオンサイヤーに2008年、2010年から2018年までの9年連続と計10度も輝くスーパーサイヤー。
    父サドラーズウェルズは愛2000ギニー(G1・アイルランド)、アイリッシュチャンピオンS(G1・アイルランド)、エクリプスS(G1・イギリス)の勝ち馬で、種牡馬としてはガリレオのほか、凱旋門賞(G1・フランス)と仏ダービー(G1・フランス)を勝ったモンジュー、英ダービー(G1・イギリス)とブリーダーズカップターフ(G1・アメリカ)を2回勝ったハイシャパラルなど、数多くのG1ホースを送り、英愛チャンピオンサイヤーに13年連続を含む、史上最多の計14回も輝いた歴史に残る大種牡馬。
    母アーバンシーは凱旋門賞の勝ち馬。母としてもたぐいまれな存在で、ガリレオ、シーザスターズ(凱旋門賞、英ダービー)、ブラックサムベラミー〔タタソールズゴールドC(G1・アイルランド)〕、マイタイフーン〔ダイアナS(G1・アメリカ)〕と計4頭のG1勝ち馬を生んだ。

    クールモアが所有し、アイルランドのA.P.オブライエン厩舎に所属したガリレオは2歳10月のデビュー戦(アイルランド)を14馬身差で大勝して、クラシック戦線の主役候補に浮上。3歳4月のバリサックスS(リステッド・アイルランド)、5月の愛ダービートライアルS(G3・アイルランド)を連勝して迎えた英ダービーでは英2000ギニーの勝ち馬ゴーランを3馬身半差で下し、デビューから4連勝でクラシックタイトルを手にした。
    その後、愛ダービー(G1・アイルランド)を4馬身差、キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS(G1・イギリス)を2馬身差で制して連勝を6に伸ばしたが、アイリッシュチャンピオンS(G1・アイルランド)で“キングジョージ”では2着に下していたファンタスティックライトとの接戦に敗れて初黒星。続いて初ダートとなったブリーダーズカップクラシック(G1・アメリカ)で6着に終わり、現役を退いた。

    4歳時にアイルランドのクールモアスタッドで種牡馬入りすると、初年度産駒から英セントレジャー(G1・イギリス)を制したシックスティーズアイコン、愛1000ギニー(G1・アイルランド)に勝ったナイタイムなどが登場。以降、2019年の3歳世代まで14世代続けてG1馬が誕生している。

    これまでの最高傑作は、英2000ギニー、英チャンピオンSなど10のG1を含む14戦無敗のフランケル(別項参照)。そのほか、ニューアプローチ(別項参照)、オーストラリア〔英ダービー、愛ダービー、インターナショナルS(G1・イギリス)〕、ファウンド(2016年ヨーロッパ最優秀古馬。凱旋門賞、ブリーダーズカップターフ)、マインディング〔2016年ヨーロッパ年度代表馬。英1000ギニー(G1・イギリス)、英オークス(G1・イギリス。芝2410メートル)〕などが活躍。G1勝ち馬頭数は2019年に80頭の大台に乗った。2019年の交配料はプライベート(非公開)。

  • フランケル Frankel

    • 父:Galileo
    • 母:Kind
    • 2008年2月11日生まれ

    10のG1勝ちを含む14戦無敗で現役を終えた歴史的名馬。
    父ガリレオは別項を参照。母カインドは芝1200メートルのバリーオーガンS(G3・アイルランド)の3着馬で、これまでフランケルのほかに、フランケルの半兄にあたるブレットトレイン〔父サドラーズウェルズ、英ダービートライアルS(G3・イギリス)優勝〕、全弟に当たるノーブルミッション〔英チャンピオンS(G1・イギリス)、サンクルー大賞(G1・フランス)、タタソールズゴールドC(G1・アイルランド)優勝〕と2頭の重賞勝ち馬を送っており、この2頭も種牡馬となっている。

    フランケルはサウジアラビアのカーリッド・アブデュラー殿下の自家生産馬。今は亡きヘンリー・セシル調教師(イギリス)が管理した。
    2歳時から抜群のスピードを見せ、デューハーストS(G1・イギリス)を含む4戦4勝でヨーロッパ最優秀2歳牡馬に選出。3歳時にも6馬身差で圧勝した英2000ギニー(G1・イギリス)、前年の覇者でG1・5連勝中だったキャンフォードクリフスに5馬身差をつけたサセックスS(G1・イギリス)など5戦5勝(G1・4勝)でヨーロッパ年度代表馬に選ばれた。
    4歳時は、5馬身差をつけたロッキンジS(G1・イギリス)、11馬身差のクイーンアンS(G1・イギリス)、6馬身差のサセックスS(G1・イギリス)とマイルG1で圧勝を続け、その後は距離を延ばして、インターナショナルS(G1・イギリス)と英チャンピオンSを連勝(前者は7馬身差)。史上初めてヨーロッパ年度代表馬に2年連続で輝いたほか、ワールドサラブレッドランキング(現:ロンジンワールドベストホースランキング)では史上最高評価となる140ポンドを獲得した。

    5歳時にイギリスのバンステッドマナースタッドで種牡馬となり、初年度産駒から英チャンピオンSを連覇したクラックスマン、オークス(GⅠ)と阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)を制したソウルスターリング、安田記念(GⅠ)優勝のモズアスコットなどを送り、2019年には3世代目の産駒であるアナプルナが英オークス(G1・イギリス)に優勝している。2019年の交配料は17万5000ポンド(約2467万5000円。1ポンド=141円で換算)。

  • ニューアプローチ New Approach

    • 父:Galileo
    • 母:Park Express
    • 2005年2月18日生まれ

    父ガリレオは別項を参照。母パークエクスプレスはフェニックスチャンピオンS(現在のアイリッシュチャンピオンS。G1・アイルランド)に優勝。12歳年上の半兄シンコウフォレスト(父グリーンデザート)は高松宮記念(GⅠ)の勝ち馬だ。

    ニューアプローチはアイルランドのJ.ボルジャー厩舎からデビュー。2歳時にはデューハーストS(G1・イギリス)、愛ナショナルS(G1・アイルランド)を含む5戦5勝の成績を残してヨーロッパ最優秀2歳牡馬に選出された。
    3歳時は、英2000ギニー(G1・イギリス)と愛2000ギニー(G1・アイルランド)こそともに2着に終わったが、英ダービー(G1・イギリス)でクラシック制覇を達成。秋にはアイリッシュチャンピオンS(G1・アイルランド)と英チャンピオンS(G1)を連勝して、ヨーロッパ最優秀3歳牡馬に輝いた。特に素晴らしかったのは英チャンピオンSの走りで、このレースではこの翌年と翌々年の英チャンピオンSを連覇するトワイスオーバーに6馬身差をつけるとともに、コースレコードを更新している。

    イギリスのダーレー(ダルハムホールスタッド)で種牡馬入りしたニューアプローチは、初年度産駒から英2000ギニー(G1・イギリス)、デューハーストS(G1・イギリス)などを制したドーンアプローチ、英オークス(G1・イギリス)を勝ったタレント、ナッソーS(G1・イギリス)のスルタニーナ、オーストララシアンオークス(G1・オーストラリア)のメイズドリームと、4頭のG1勝ち馬が誕生。2018年にはマサーが英ダービーに優勝し、祖父ガリレオ(2001年)、父ニューアプローチ(2008年)に続く父系三代の英ダービー制覇を達成した(三代制覇は1971年のミルリーフ、1978年のシャーリーハイツ、1985年のスリップアンカー以来)。 2019年の交配料は3万ポンド(約423万円。1ポンド=141円で換算)。

  • シーザスターズ Sea The Stars

    • 父:Cape Cross
    • 母:Urban Sea
    • 2006年4月6日生まれ

    2009年のヨーロッパ年度代表馬。名馬ガリレオの半弟。
    父ケープクロスはロッキンジS(G1・イギリス)の勝ち馬で、ジャックルマロワ賞(G1・フランス)ではタイキシャトルの3着。種牡馬としてはウィジャボード(ヨーロッパ年度代表馬2回)、ゴールデンホーン(ヨーロッパ年度代表馬)などを送り、2009年に仏チャンピオンサイヤー、2003年には英愛2歳チャンピオンサイヤーに輝く。 母アーバンシーやその産駒についてはガリレオの項を参照。

    シーザスターズはアイルランドのJ.オックス調教師の管理馬。2歳(2008年)7月のデビュー戦(18頭立て)こそ内ラチ沿いに押し込められたこともあって4着に終わったが、続く2戦目であっさりと初勝利を手にすると、そこから引退まで負けなしの8連勝。特に3歳時は圧巻の走りを見せ、シーズン初戦だった英2000ギニー(G1・イギリス)から英ダービー(G1・イギリス)、エクリプスS(G1・イギリス)、インターナショナルS(G1・イギリス)、アイリッシュチャンピオンS(G1・アイルランド)、そして引退レースとなった凱旋門賞(G1・フランス)までG1・6連勝をマーク。英二冠(英2000ギニー、英ダービー)と凱旋門賞の同一年制覇は史上初の快挙だった。その年(2019年)のヨーロッパ年度代表馬に輝いている。

    4歳時にアイルランドのギルタウンスタッドで種牡馬入り。すると、初年度産駒から英オークス(G1・イギリス)、キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS(G1・イギリス)優勝のタグルーダ、独ダービー(G1・ドイツ)を制したシーザムーンなどが登場。以降も、英ダービー(G1・イギリス)、愛ダービー(G1・アイルランド)に優勝したハーザンド、愛オークス(G1・アイルランド)優勝のシーオブクラス、プリンスオブウェールズS(G1・イギリス)を制したクリスタルオーシャン、英ゴールドC(G1・イギリス)連覇のストラディヴァリウスなど活躍馬が続出している。2019年の交配料は13万5000ユーロ(約1701万円。1ユーロ=126円で換算)。

  • 注記:イギリスとアイルランドはその競馬の関係性を鑑み、両国で活躍する種牡馬を紹介した

文:秋山 響(TPC)

(2019年9月現在)

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