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K9)KCMY前哨戦の意味合いもあった宝塚記念も満点回答で世界一に弾みをつけたF.Nakao日本中の期待を一身に背負い、ロンシャンのターフに足を踏み入れたY.Kunihiro凱旋門賞ではいつもの伸びを見せられず、偉業達成とはならなかった左/「ヒ−ロー列伝」のキャッチコピーは「一着至上主義。」中/三冠を達成した菊花賞がモチーフ右/復権を果たしたジャパンCがモチーフY.Hatanaka天皇賞(春)はロングスパートからレコード勝利。見る者に衝撃を与えたH.Watanabe制した第66回菊花賞の実況中継が「FNSアナウンス大賞」を受賞。表彰式が行われたディープインパクトのイメージ曲「栄光」と「煌めきのなかに」の2曲がソニーミュージックより発売。東京都交響楽団の演奏によるクラシック音楽風の楽曲京都競馬場で三冠達成を記念したブロンズ像がお披露目される週刊ヤングサンデーで、漫画「ブレイブハート ディープインパクト物語」の連載が開始単勝1.1倍の支持を受けて参戦した天皇賞(春)。スタートで出遅れるも、残り1000㍍あたりからロングスパートを開始。4コーナーで早くも先頭に立つと、リンカーンに3馬身半差をつけてゴールイン。勝ち時計3分13秒4のレコードタイムでの勝利だった宝塚記念のファン投票最終結果が発表され、8万9864票を獲得し、前年の有馬記念に続く1位選出阪神競馬場のコース改修のため京都競馬場での開催となった宝塚記念に出走。雨で稍重ではあったが、直線から馬場の外を鮮やかに駆け抜け、ナリタセンチュリーに4馬身差をつけて快勝。これにより史上7頭目、史上最速(国内11戦目)での10億円馬となった日本産馬として初めて個体識別用マイクロチップが埋め込まれる金子真人オーナー、池江泰郎調教師、武豊騎手がフランスへ視察。後に、滞在先がC.ラフォンパリアス厩舎に決まるフランス遠征に際する出国予定日や帰国予定日などがJRAから発表。ピカレスクコートが帯同馬に決まったことも報じられる国際競馬統括機関連盟が発表した「トップ50ワールドリーディングホース」の1月1日から7月10日までの集計で125ポンドの評価を獲得。ランキングが設立された03年以降、日本馬として初めて世界1位タイとなった(他、ハリケーンラン、シロッコが同率)ピカレスクコートとともに美浦トレーニングセンターの検疫厩舎に入厩。翌日から8日まで調整される台風の影響で約2時間遅れとなった午前10時33分、JAL6461便でフランスに向けて出国。現地時間9日午後2時56分(日本時間午後9時56分)、シャルル・ド・ゴール空港着。検疫を済ませて午後5時過ぎ、C.ラフォンパリアス厩舎に到着主催者フランスギャロの許可を受け、ロンシャン競馬場で武豊騎手を背に、スクーリングを兼ねた追い切りを行う凱旋門賞に出走。多くの日本人ファンが詰めかけ、断然の1番人気に推される。直線で一旦は先頭に立ったものの、残り100㍍でレイルリンク、さらにはプライドにも差され3位入線帰国。JRA競馬学校で輸入検疫が行われる天皇賞(秋)を国内復帰戦とし、同競走の開催される東京競馬場で着地検疫が行われる(のちに回避)この年限りでの現役引退が発表。日本繋養の種牡馬としては史上最高価格となる51億円(8500万円×60株)のシンジケートが組まれることとなった凱旋門賞後に実施された理化学検査で、フランス競馬における禁止薬物イプラトロピウムの検出がJRAから発表される凱旋門賞失格が正式に通告されるジャパンC出走。最後方でレースを進め、直線に向くと大外から豪快にまくり、ドリームパスポートに2馬身差をつけて勝利。フランスでの無念を払拭する快勝だった 4.19▼4.22▼4.27▼4.30▼6. 8▼6.25▼7. 2▼7. 3▼7.19▼7.20▼8. 2▼8. 9▼9.13▼10. 1▼10. 4▼10.10▼10.11▼10.19▼11.16▼11.26▼2006年6月号2006年10月号2007年1月号2007年2月号現役時代は計12回表紙に登場。日本競馬の顔であり続けたDEEP IMPACTPOSTERCollection

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