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昭33ダダイイイイチチオオーー巧みな逃げマ棗キシ入二マ(ビ,`、`‘、ヤ輸クナン)ホーライ、アサカオーが中間集団、マーチス、つがえし手に汗にぎる大レースとなった。一気にかけ抜けてトッ。フに出たダイイチオファンがこれをあおり、下手をすると忽ち、「動」の展開となり、まだ一周以上を残す地点で火がついてしまっただろう。以下のコース、最後のホームストレッチに到る間、その隊列はダイイチオー、ムオー、タケシバオーが先行集団、ニコーナーでダテケンエツも差をつめて見事な一列縦隊を形成してお手本のようなレース展開となった。最近のレースはほとんどがテンからハイビッチしい。その通りの流れとなり向正面を通辿、ここで始まり火がつっぱなし。味気ない場合が多いが、各馬がそれぞれの持味を十分示してくれるには、まず「静」の流れが不可欠、正念場に近づくにつれて、どれが「動」への火付役となるかハラハラさせてくれることが望まで全くのスローペースに山本騎手はにんまりしただろうし、ベテラン古山にしては火をつけたいがさりとてアサカオーの出方次第、のりかかるように先行ダイイチ、ムオーを追うタケシバオーをなだめすかしての苦しい一瞬だったはず。一方アサカオーは飛出しが重い脚質、どうせ始動が重いのだから全て最後の瞬間に勝負をつけるという心境は当然、後方に残されたまま待機、スタンド前を過ぎて一コーナーを回る辺りからダテホーライをマークし五位に上ったものの。ヘースからすればがこれが最後までたたり自ら苦しいレースにスローペースではタケシバオーを捉え切れまいと読んでニコーナーから火をつけていたとすればタケシバオーとの二馬身差はどうなったか?恐らくダイイチオーは三コーナー辺りでタケシバオーに並ばれたか、あるいは抜かれたか、馬群はこの辺りで折重なり、激動の流れとなって文旬なし両豪の白熱戦とな三千二百の長丁場が加賀に大きい自信を植え、これが加賀をして。ヘース判断を誤まらせ、そしてタケシバオーにあっさり栄光をゆずる結果となったが、なんとも皮肉な連命ではある。水のように静かに流れた冷たい展開は遂に三コーナーを過ぎ、いわゆる坂下で余すところ六百討から急転して沸き上り、一陣上り34秒台の勝利早くも戦列から遥れたしんがりのケンエッを除いて、六馬はピッチを上げ、躍動する馬首はその上下動に力がこもり、騎手は互に直どこまで喰つくかといったところで余り見映えせぬバラバラ入線の平凡なレースという感が全て。結果は予想通りで全国ファンの期待を裏切らず、固い天呈賞だったことを実証したのだが、レース内容となると全く予想をくキーストンを御してダービーを逃切った山本が関西では並ぶものなしのスプリンター、ダイイチオーで夢よもう一度という力の入った展開を演じ、七万のファンはうなりにうなった。栄光のタケシバオーにはベテラン古山が御し完勝したが一面、古山がダイイチオーを走らせたとも思えるレースだった。ーをスタンド前で捉えたタケシバオーだったが、ここで一息いれたダイイチオーを抜き去ることをせずに、離れた後方から機を狙うアサカオーに備えて待機、万雷の拍手、歓声の中で動から静に移ってレースの流れはスローダウン。キーストンで経験ずみの山本にしてみれば当然だが、口を割って追走するタケシバオーがこれに並ばなかったのが幸いした。なみの騎手では到底押えこめぬくらいの勢でタケシバオーは気負っていたし、スタンドの11-「静」の流れを固く守って動かない。結果論だぉちた原因だろう。っただろう。の風となって四角へ殺到した。一タカツナ·r濯■■劃置l牡鹿毛昭40.北海道新冠郡競走成績三歳時8戦5勝(三歳S=福島1100{元,朝日盃三歳S四歳時11戦3勝(東京四歳S=中山1700信Rl.44. 3, 弥生賞,スプリングs,皐月賞,NHK盃,ダービー各二若,ワシントンDCィンクーナショナル八若)32,406,400円五歳時6戦5勝(東京新聞盃=束京2100郊R2.09.5, オープン=東京1700祁R1. 41. 9,京都記念=京都24OOf元,オープン=阪神1600信R1. 35. 2,天皇賞=京都32OO{元)55,260,800円=中山1600{元)12,990,400円一血統詳細は本誌3月号67号参照一{プリメロ第参マンナ3. 23生II馬主・小畑正雄氏タケシバオー2馬身つけてゴール{Rockefella May Wong 榊憑治氏産一編集部一輸入(英)チャイナロック(China Rock) 栃栗毛1953 黒鹿毛東京・三井厩舎Rockfel {Rustom Pasha Wezzan {Nice Day Star let 14 タケシバオータケシ一パオ{Hyperion

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