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2分34秒05馬身差の完敗で、でレコード四月二十五日、皐月賞は東京競馬場で開催された。日本ダーピー(五月三十日・東京)のテンポイントにだが、テンポイントは秋に見事、カムパックした。一カ月後の十二月十九日、中山の有馬記念でテンポ1馬身%苺1の二着と涙を呑んクスを選んだ。敵といえば京成杯優勝のクライムカイこたえたのか、いつもの切れが見られず、わずか½馬身差の勝利だった。ルのスプリングステークス。これはテンポイントにとって苦しい戦いだった。直線坂を上がって内のメジロサガミ、中のエリモファーザーと競り合いになったが、ントは最後の力を振り絞って、メジロサガミを首差だけ交わしたが、まさに薄氷の勝利だった。これでデビュー以来土つかずの五連勝を飾ったが、勝ち時計の千八百討ー分52秒4(梢重)も物足りない。この_週前にトウショウポーイが同距離のれんげ賞をー分51秒9(重)で楽勝しており、皐月賞へ_抹の不安を感じさせるレース内容であった。ショウポーイの前に敗れた。しかも二着を確保したものの、それもトウカンタケシパと鼻差の冷や汗ものだった。は鹿戸明騎手が落馬負傷のため武邦彦騎手が起用され故もあって七着と悔敗した。クライムカイザーが優勝し、トウショウボーイは二着と敗れた。骨折の影響もなく、京都大賞典(三着)から菊花賞(十一月十四日・京都)に挑戦。結果は伏兵グリーングラスに勝たれたが、トウショウボーイ、クライムカイザーの両シード馬に先着して二着だった。イントは宿敵トウショウポーイと四たび対決した。トウショウボーイが二千五百討を勝ちし、テンポイントはだ。鹿戸騎手は「三コ—ナーから行こうとしたら前がふさがっていた。あれが痛かった。勝ったボーイは強いが実力差はない。釆年こそ雪辱する」と悔しがった関東第二戦は三月二十八日の中山の皐月賞トライア関東での緒戦には二月十五日の府中の東京四歳ステーザーだけだったが、直線での競り合いで初めての坂がなかなか抜け出せない。ようやくゴール前、テンポイ厩務員ストで一週延期されたためだった。満足な調教が出来なかったこともあったが、テンポイントはトウた。テンポイントは追い切りでも精彩がなく、そのうえにレース中落鉄、しかも左前とう側手根骨骨折の事が、明け五歳になると、テンポインJの快進撃が始ま▲スプリングS。メジロサガミにクピ差と苦戦はしたが無傷の5連勝を達成する▲東京4歳S。関東ファンの前に初めてその雄姿を見せたテンポイントはクライムカイザーを退けて4連勝を飾った

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