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日52263月5日のテンポイントの死から早や2か月が過とめました。少々難解な言葉が出て来ますが,じっのまま掲載しました。(編集部)くり読めば分かっていただけると考えて,ほぼ原文ぎた。先月号の約束通り,栗東の競走馬診療所の作24日成したテンポイントの事故から死ぬまでの記録をまギプス装着(ジュラルミン支柱入11り)22日(日)23日27日28日29日(日)手術(螺子固定術)著変なし。側に筋萎縮が認められる。全身状態は昨夜よりも良くなる。著変ないが,右後肢の挙上回数多くなり,左前蹄部に熱感が認められる。呼吸速拍し四肢を振顛させ右後肢を上げて騒擾。呼吸数下がりやや落ち着く。著変なく前夜より大分落ち着きを取り戻す。右後蹄に熱感が認められるようになる。X線検査の結果,右後蹄骨の転移はなく,左後肢の手術の状態も変化なし。右後肢を急に挙上し,同部に熱感あり。マッサージ実施により落ち着を回復。落ち着きを回復したが,四肢の集合姿勢を取る。ギプスを補強する。四肢の集合姿勢をとり,両は述拍,呻吟し苦悶の状を呈す。謙部の発汗著しい。集合肢勢はやや良化してきたが,右前後肢の挙上回数多くなる。発汗が朦部から胸部へと拡大する。吊起帯に頼り前肢をやや浮かせ負重せず。肋から腹部の発汗著しいが食欲は良全身の発汗著しく呻吟しイライラしている。自力駐立を中止した。湿布を施す。X線検査右後肢マッサージ新案吊起網と交替著変ないが両腰,とくに左騒擾し呼吸速拍。後肢の負重大となる。呼吸好。1月日 800..1500.2.130.1800..500...14 15 : 25 16 : 30 18 : 30 19 : 00 0: 00 6 : 00 11 : 30 13 : 50 14 : 00 16 : 35 18 : 40 2: 00 7 : 00 16 : 00 22: 00 14: 57 第1回京都競馬第8日第9競走「日本経済新春杯」に出走,第4コーナーで左第3中足骨路開骨折並びに第1趾骨複骨折を発症し競走応急処瀾(副木2枚で患部を固定)の後,栗東トレーニングセンターヘ帰るため京都競馬場を出発。栗東へ帰着後直ちに診療所の往診を受け,応急ギフ゜スを装着される。高田久成馬主,小川佐助調教師,上原伸美競走馬診療所所長の三者会談が行なわれ,骨折個所の手術を行なうことを決定。往診。手術について獣医師団協議往診。往診。術前検査を受ける。手術室へ入る。螺子固定による骨整復手術開始。総括ー上原伸美,術者一吉田慎三,麻酔一竹永士郎,他所員32名。手術完了,ギプスを装着。麻酔から完全に覚醒,馬辿車にて厩舎へ帰る。往診,術後の様子を観察。全身状態良好。右後肢に冷全身状態,患肢0文負重状態良好。右後肢の熱憾なし。ギフ゜ス上に血液の滲出が認められる。著変なし。20: 00 22 : 00 8: 00 11 : 00 15 : 00 20 : 00 8: 00 15 : oo 21 : 00 8: 00 11 : 00 ●テンポイントの診療記録

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