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3((((72 その2ウショウポーイが競り合い、2頭が消耗したところを一気に突けばよい。菊花賞の再現だ。に入ると、テンポイントが内からトウショウボーイを抜いて前に出た。それまで繰り出していたのがジャブだとすれば、ダメージを狙った右フックというようなパンチだった。テンポイントを楽に逃がすこともしなかった。3コーナーを回って、今度はトウショウボーイが前に出る。テンポイントをはじめ、ほかのすべての馬が自分の馬をマークしているのは承知していたが、切れる脚のないトウショウボーイにとって、早めのスパートは必勝の策だったのだ。チレースになった。坂の下でテンボイントが前に出た。ついに日本一のタイトルを取るか。というそぶりを見せた。王者の最後の意地だった。しかし、並びかけるのが精一杯だった。のHは菊花貸のような伸びがない。前の2頭の迫力に気圧されたように3、番手につけたのが精一杯だった。からさらにグリーングラスから6馬身も引き離された。いかにこの3頭の力が卓越していたかがわかるだろう。れない馬になったといえる。有馬記念のあと、3頭の迫は分かれた。トウショウボーイは日高に帰り種牡馬になった。テンポイントは海外述征をめざしたが、雪の日経新春杯で傷つき、惜しまれながら逝った。グリーングラスは7歳まで現役をつづけ、春の天皇竹と有馬記念を勝ち、世代の強さを示した。この3頭の俊劣を論じるのは、あまり意味がないことだろう。ショウボーイの周りには漂っていた。しかし彼の多くの幸福の中で、最大のものをあげる04ものである。りだった。3度の対戦で、3頭がそれぞれ勝ちを収め、3頭以外の馬には3行以内に入らせなかった。頭を前に置きながら、グリーングラスと簡田功騎手は冷静にレースを進めていた。トウショウボーイは冷静に対応した。あわてて抜き返したりはしなかったが、前に出たほかの鳥が引き離される中、テンボイントだけがついてきた。直線を向くと2頭のマッ2頭の激しい競り合いの問隙を縫って、グリーングラスが追い込んできた。しかし、こテンポイントが先頭でゴールする。トウショウボーイは4分の3馬身遅れた2若、そこ2分の1馬身遅れてグリーングラスが3着に入った。4着のプレストウコウは三強の対戦は、菊化貨、宝塚記念につづく3回目、そしてこの有馬記念が最後になった。トウショウボーイは勝ちを逃したので、引退の花道を飾ることはできなかった。しかし、12秒台前半のラップが続き、次第に脱落する馬も現れる中、2コーナーを回って向正面ピードを溜めるような真似はしたくないという武騎手の考えが見てとれた。テンボイントと鹿戸明騎手は、トウショウボーイだけをマークしていた。鹿戸騎手には、前半楽をさせた分、最後に捉えられなかった宝塚記念のレースぶりが頭にあった。「トウショウボーイに楽をさせてはダメだ」内から説りかけ、トウショウボーイを威圧する。けんか腰で挑んでいるようなレースぶ竺良g重良良良良重重良良碩良暉良テンポイント、グリーングラスと繰り広げた、史上に残る名勝負によって、永久に忘れら天皇賞のように、トウショウボーイにけんかを売っては共倒れになる。テンボイントとトを送り出し、大成功を収めた。栄光に包まれた現役時代と同様、いつも幸福な空気がトcウ疋だが坂に差し掛かると、トウショウボーイはもう一度テンポイントに迫り、抜き返そうトウショウボーイは、種牡馬としても三冠馬ミスターシービーをはじめ、多くの活躍馬ME゜ 騎手斤量(専口)タイム頭数池上品弘54 1:24.7 18 池上昌弘54 1:24.8 12 池上昌弘54 1: 51. 9 8 池上昌弘57 2:01.6 15 池止昌弘57 2:27.8 27 池上昌弘58 2:03.5 10 福永洋一56 R 1: 58. 9 9 福永洋ー57 2: 02. 2 8 福永洋一57 3:10.7 21 武邦彦54 R2:34.0 14 武邦彦55 2: 13. 0 6 武邦彦62 2:03.8 9 黛幸弘58 Rl:33.6 6 武邦彦58 3:23.8 12 武邦彦56 2:35.5 8 1 ローヤルセイカン(0.5)1 ホウヨウシルパア(0.7) 1 ケイシュウフォード(0.9)2 テンポイント(0.8)1 クライムカイザー(0.2)1 グレートセイカン(0.1)1 クライムカイザー(0.8)1 クライムカイザー(0.1)1 グリーングラス(0.8)1 テンポイント(0.2)2 テンポイント(0.1)1 センターグッド(0.4)1 カネコフジ(1.2) 1 ホクトボーイ(1.3)2 テンポイント(0.1)502 498 492 504 502 502 510 514 510 506 506 502 510 518 510 馬体重(g)競馬場距難(に)東京1400 東京ダ1400中山1800 東京2000 東京2400 札幌ダ2000阪神2000 阪神2000 京都3000 中山2500 阪神2200 中京2000 中山1600 東京3200 中山2500 年月日レース名人気1• 2着馬灌差)1976. 1.31 新馬2.22 つくし賞3.20 れんげ賞4.25 皐月賞5.30 日本ダーピー7.11 札幌記念10. 3 神戸新間杯10.24 京国蜀i間杯11.14 菊花賞12.19 有馬記念1977.6.5 宝頌呆記念6.26 高松宮杯10.23 オープン11.27 天皇賞・秋12.18 有鳥記念197坪4月15日生牡鹿毛父テスコポーイ母ソシアルパターフライ(父YourHost) 蛙/藤正拗易(北涵菫・舶芍町)通算成績/1滋1渾総収得賞金/2億8077754800円産駒にはミスターシーピ_(皐月賞、ダーピー、菊花賞、天皇賞・秋)、シスタートウショウ(桜花賞)、アラホウトク(桜花賞)、ダイイチルピー(安田記念、スプリンターズS)、サクラホクトオー(朝日杯3歳S)、パッシングショット(マイルチャンピオンシップ)、ダイゼンキング(阪神3歳S)ほか、重賞勝ち馬は多数。今年の牡馬クラシックを沸かせたコスモパルクの母の父もトウショウポーイである。その1章大なる血を後世に残し92年9月18日、19歳でこの世を去った。g—((((22((トウショウポーイ●競走成績そとのす名れをば不、滅そのれもはの、に優しれたたのラだイ。バこルのに幸恵福まはれ、たシこンとザだンろやうシ。ンラボイリバJルVとドのル対フ決にがは彼nなをか磨 u6 5zSyUHっきた、●種牡馬成績To s h o Boy RBEl二溢ぶ9:

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