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中山大障害4連覇、京都大障害3連覇。不滅の記録を残した脈史的名ジャンパー真っ先にあがる名前はフジノオーか。グランドマーチス(昭和44)を思い浮かべるだろうか。4連覇。日本馬でただ1頭イギリスのグランドナショナルに挑戦(競走中止)した馬で、フランスで2勝(1戦6)した丘均砥の名ジャンパークである。バローネターフと言う人も多いだろう。と、中山大障害の3連覇を含む5勝は、いまだに破られない大記録である。害ステークス3連覇という記録を築いていた天才ジャンパーだったが、兄のテンボイントと同様にかなしい最期をとげた。そして、本稿の主人公グランドマーチス。障害39戦19勝。中山大障害4連覇、て獲得賞金れ、障害馬としてただされている大障害馬である。グランドマーチスは1969年南関東三冠馬)など70年代に活躍馬を出した牧場である。父のネヴァービートは70年代に4度リーディングサイヤーとなる名種牡馬だが、のミスギンオーは未出走馬で、それまでは1番人気(9着)になったはどで、5歳の産駒にも特箪するような馬はいなかったが、初仔のチュウォーヒメは障害で3は中山大障害(5年6秋)の優勝馬で、母系スが障害馬として成功するド地はじゅうぶんに備わっていたのである。保興産)の所有馬として栗東トレーニン久保はマーチス(6年8皐月貨)などで知られる馬主で、伊藤の父(伊藤勝吉)の代から伊藤厩舎に馬を預けていた。走りをしていた。3歳夏のデビュー戦でになった30002いの特別に勝って4勝めをあげ勝をあげていた。また、祖母のハクレイの近親馬にはゼーアドラー(4年1中山大障害・秋。ハクレイの伯父)をはじめ障害で活躍した馬も多く、グランドマーチグランドマーチスは大久保常吉(大久グセンターの伊藤修司厩舎にはいる。大平地で好成績を残しての障害転向が大成功グランドマーチスは平地でもりっばな障害29戦14勝。3年連続の最優秀陪害馬年540戦22勝、中山大障害害18戦14勝。中山大障害2連覇、阪神障月13日に北海道新冠町の中央牧場で(7年2宝塚記念)やゴールデンリボー(751月には準オープンクラスで史上初めて獲得賞金が3億円を突破する快挙歴代の名障害馬というと、どんな名前国内では障害戦キングスボイントも忘れられない。障京都大障害3連覇。中央競馬史上はじめ3億円を突破したことで知ら頭顕彰馬に選出うまれた。中央牧場はショウフウミドリ血統面で注目されるのは母系である。母1974年の中山大障害・春。いに頂点に立った障害入り19戦めにして、つ12012 MARCH -YUSHUN 122

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