じん たいほん ゆび まえ あし あし ぼん ゆびエオヒップス(約5500万年前)前肢は4本指、うしろ肢は3本指。ウマの祖先をみてみましょう。そ せんやく まん ねん まえ29しん か馬の歴史は約5500万年前までさかのぼられ、はじめは指(前肢4本・後肢3本)を持ち、中型犬ぐらいの大きさで、森林の中で低木に繁る柔らかい葉を主食としていました。その後、馬は生息場所の森林が大草原地帯へと変わっていくのにともない環境への適応や、外敵から身を守るために進化していきます。まず、指の数が減り、蹄を持つようになりました。また、四肢は長くなってゆき、収縮性のある靭帯を備え、敵から逃れるスピードを持つようになりました。歯の形は、豚や猿に近いものから草をすりつぶすのに適した歯に、くびも葉を食べやすいように長くなり、敵を察知できる広い視野を得られるよう目の位置も変化していきました。これが200万年前ごろ現れたフリオヒップスであり、現代の馬の祖先といわれています。ウマの進化
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