067運動の応用1歩目 右手前駈歩で馬体の真直性を保つ2歩目 ・右手前駈歩をしながら、馬の頭頸のみ左内方姿勢に入れ換える3歩目 ・僅かに左内方姿勢にして、馬の左肩を自由にする体勢を作る4歩目 ・騎手の脚の位置を入れ換え、同時に新しい左内方騎座を前出させて踏歩変換を行う3歩毎踏歩変換の調教方法(右手前駈歩から左手前駈歩へ)1歩目 ・右手前駈歩をしながら、馬の頭頸のみ左内方姿勢に入れ換える2歩目 ・僅かに左内方姿勢にして、馬の左肩を自由にする体勢を作る3歩目 ・騎手の脚の位置を入れ換え、同時に新しい左内方騎座を前出させて踏歩変換を行う2歩毎踏歩変換の調教方法(右手前駈歩から左手前駈歩へ)1歩目 ・僅かに左内方姿勢にして、馬の左肩を自由にする体勢を作る2歩目 ・騎手の脚の位置を入れ換え、同時に新しい左内方騎座を前出させて踏歩変換を行う同じ連続踏歩変換でも、歩毎の踏歩変換は騎手の扶助のタイミングが非常に難しい運動である。しかし、1歩ずつ積み上げていくことによりそのタイミングを習得できるようになるので、駈歩のリズムに乗って脚を入れ換えるようにする。歩毎踏歩変換の調教の要件①馬体を真直ぐに保つ(真直性の確保)②・馬の姿勢を入れ換え、踏歩変換の扶助(脚の入れ換え)を行う(内方姿勢の変換)③・騎手は騎座の動きを止めることなく、脚の入れ換えと同時に騎座からも推進する(脚を入れ換えれば、必然的に新しい内方の騎座が前出する)④・踏歩変換後も馬体を真直ぐに保ち、後躯が左右に振 (次の踏歩変換への準備) ・ただし、歩毎踏歩変換は姿勢の変換がないため、真騎手の扶助(右手前駈歩から)②・右駈歩から左駈歩に変換し、左前肢の離地期に右③・左駈歩から右駈歩に変換し、右前肢の離地期に左 ・外見上では、馬の左前肢が前へ出ているとき(左手前へ変換時)に騎手の左脚を後ろに引いて次の右への変換の扶助を出し、右前肢が前へ出ているとき(右手前へ変換時)に騎手の右脚を後ろに引いて次の左への変換の扶助を出す。 ・これら一連の動作を次々と確実に繰り出すことによっ歩毎踏歩変換の調教段階【第一段階】れないようにする直性がより重要になる。歩毎踏歩変換を馬に調教する場合、騎手は「正しい扶助のタイミング」とその馬に必要な扶助の加減が必要になる。①・駈歩の空間期の直前(右前肢の離地期)に、騎手の右脚を後ろに引いて圧迫し、変換(左駈歩発進)の扶助を出す駈歩への扶助を出す駈歩への扶助を出すて、連続した歩毎踏歩変換が続けられる。初めに歩毎踏歩変換を調教する際は、左→右→左、右→左→右へと歩毎踏歩変換を1回試みる。2歩毎まで踏歩変換を調教してきた馬であれば、1回の歩毎踏歩変換はほとんどの馬が対応する。【第二段階】安定的にこの運動を継続していると、馬は難なく反応するようになる。数日間この運動を繰り返しスムーズに行えれば、次のステップで3回継続にトライする。左→右→左→右、右→左→右→左という一連の変換をよい反応になるまで続ける。歩毎(1歩毎)踏歩変換の調教方法
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