JRA Dressage Training
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017◎踵を下げて乗る①踵の正しいポジション脚全体をリラックスさせ、膝から下で馬を圧迫することなく、下へ向かって力を抜く。速歩や駈歩になっても、この形を崩さないようにする。②踵の誤ったポジション踵もしくは拍車で馬を動かそうとするために脚全体に力が入り、リラックスすることができない。踵が上がり、膝の位置も上がるため、下半身の馬体への密着度が減って騎座の安定が損なわれる。ふくらはぎ上部馬が動いていれば、馬体に触れる必要のない部分ふくらはぎ下部くるぶし踵(拍車)騎手の基本姿勢馬が前進意欲を持ち続けている間は、脚を使わずに同調して乗り続ける。この時、同調して乗り続けるためには、騎手は基本姿勢を確立していなければならない。馬が前進意欲を持つということは、調教が進むにつれて馬は騎手の扶助に敏感に反応し、それを受け入れる馬の気持ちと身体の態勢ができているということである。真のようになる。共にふくらはぎ下部を強く圧迫する(レベル2)。脚から下を4つのブロックに分けて考えると、左の写ふくらはぎ上部は馬体に密着させ、ふくらはぎ下部、くるぶし、踵は、馬が自ら前進している間は馬体に触れることがないようにする。これは、馬が自主的に前進しているので、騎手はそれを尊重するために脚扶助を全く使わない状態を作り出す(レベル0)。馬に推進力を与える際の脚扶助を使う順序は、初めに、ふくらはぎ上部を軽く圧迫する。脚扶助に敏感に反応する馬はこの時点で前進していく(レベル1)。その扶助で馬の反応がなければ、ふくらはぎ上部とふくらはぎの次の段階は、ふくらはぎと同時にくるぶしをやや強く圧迫する(レベル3)。そして、踵の使用へと段階を上げていく(レベル4)。最終段階は、拍車の使用になる。この場合も、踵を上げて馬体を擦るように使用せず、一瞬で馬の反応を得るようにする(レベル5)。脚扶助の使用部位とレベル

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