JRA Dressage Training
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123HSEVKHSEVKHSEVKCXACXACXAMRBPFMRBPFMRBPF104JRA Dressage TrainingA収縮駈歩で入場X停止ー不動ー敬礼収縮速歩で発進XC収縮速歩収縮駈歩で入場する場合、どんな経路でも注意する点は同じである。「肩を内へ」の体勢で、馬の腰を真直ぐに矯正した後、外方手綱を引き寄せ頭頸を真直ぐにし、真直ぐにする。停止の前に半減却を使い4肢が揃うようにする。停止後は騎手も静止し不動を確認する。C右手前蹄跡に入るMXK中間速歩KAF収縮速歩M手前の隅角で内方姿勢をしっかりととりながら、脚でアクセルを吹かしコンタクトと騎座でそれを受け、馬体にパワーを溜める。できるだけ早く馬体を斜線上に乗せ、真直ぐにする。真直ぐすると同時に溜めたパワーを解放するが、コンタクトを緩め過ぎるとバランスが崩れイレギュラーの原因になるので注意。FB肩を内へ「肩を内へ」の準備は、F手前の隅角から既に始まっている。直前の隅角で内方姿勢を取れていない場合、「肩を内へ」に入る準備に失敗しリズムを崩してしまうことになる。隅角で整えた内方姿勢をそのまま「肩を内へ」に繋げる。そのために、F地点通過と同時に内方脚で屈曲と進行方向を示す。内方脚からの推進を外方手綱で受け、馬の屈曲の角度を決める。正面から見た場合、馬の肢が3本に見えるようなイメージを持ち、体勢をとる。敬礼中も馬の体勢は丸さを保つため片手でコンタクトを持つ。発進は両脚で圧迫し、1歩目から速歩が出ることを準備馬場で確認しておく。C点手前でやや右姿勢をとり、スムーズに右に回転する準備に入る。回転でリズムを崩したりする可能性のある馬は、しっかりと馬をアップヒルの体勢にしながら回転して、そのリスクを少なくしておく。最後まで伸長運動が続かない馬は、X付近で一旦ゆっくりとコンタクトを控えもう一度パワーを溜め、後半もう一度伸長速歩をするつもりで前へ出す。K点に向かって真直ぐに蹄跡に入り、しっかりと歩度を詰め、メリハリをつける。KAF間の収縮速歩については、審判員から見て真横から速歩を見せられる絶好のチャンスであるため、弾発とカダンスのある活発な速歩を見せる。そのため、収縮に拘らず、前に出すことも馬によっては必要。「肩を内へ」の角度は、内方脚とそれを受ける外方手綱で調整する。この運動はさほど難しくないので、日々のトレーニングで必ず行い、騎手と馬との間で確立しておく必要がある。また、「肩を内へ」の運動中も、カダンスと弾発のある収縮速歩を維持する。2蹄跡運動になった途端、カダンスが無くなる場合があるので、常に同じ速歩の中で実施するようにトレーニングする。F.E.I セントジョージ賞典2009注意点

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