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特別レース名解説 2回 札幌競馬
【第1日】 8月18日(土)
●手稲山(ていねやま)特別
 手稲山は、札幌市西区と手稲区との境にある標高1,023mの山。山麓付近にはスキー場・プール・ゴルフ場などがある。山麓の手稲地区は、明治4年(1871)に旧伊達藩である白石藩の藩士50戸が移住したことに始まり、現在は住宅化が進んでいる。地名はアイヌ語の「テイネイ(山霧多く湿潤)」に由来する。

●ポプラ(Poplar)ステークス
 ポプラは、ヤナギ科の落葉高木。幹は直立し、高さは約20mに達する。枝は短く、垂直方向に伸びる。日本では主に街路樹や庭園樹に用いられている。花言葉は「敏感」「勇気」。

●支笏湖(しこつこ)特別
 支笏湖は、北海道千歳市西部にあるカルデラ湖。最大水深は約360m。秋田県の田沢湖に次ぐ日本第2位の深度で、日本最北の不凍湖でもある。湖畔からは恵庭岳が望める。湖水が伏流水となり、ナイベツ湧水を形成している。名は、アイヌ語の「シ・コツ(大きなくぼみ)」という千歳川の古名に由来するといわれている。

【第2日】 8月19日(日)
●定山渓(じょうざんけい)特別
 定山渓は、札幌市の南西、豊平川上流にある渓谷。温泉があり、札幌の奥座敷といわれる。

●室蘭市市制施行90周年記念白鳥大橋(はくちょうおおはし)特別
 本競走は、室蘭市市制施行90周年記念として施行される。
 白鳥大橋は、平成10年6月13日に開通した室蘭港に架かる長さ1,380mに及ぶ大規模な吊り橋。室蘭湾の別名である「白鳥湾」にちなんで命名された。その名の通り白鳥が翼を広げたような姿が印象的で、室蘭市のシンボルとなっている。

●近代競馬150周年記念サマー2000シリーズ札幌記念(GII)
 近代競馬150周年を記念して施行される、サマー2000シリーズの第4戦。
 本競走は、昭和40年に創設された重賞競走。当初は3歳以上のダート2,000m、ハンデキャップ競走として争われていたが、平成2年の芝コースの新設により、芝2,000mに変更された。9年には札幌と函館の開催日割が入れ替わったことにより、施行時期が6月から8月に移され、負担重量が別定重量となった。18年には負担重量が定量に改められ、現在に至っている。

●札幌スポニチ賞
 スポニチは、スポーツニッポン新聞社から刊行されている新聞。スポーツニッポン新聞社は、東京・大阪に本社、福岡に西部総局を置く新聞社。本競走は、同社から寄贈賞を受けて施行される。

【第3日】 8月25日(土)
●積丹(しゃこたん)特別
 積丹は、北海道西海岸の中央部、日本海に突出する半島。沿岸一帯はニセコ積丹小樽海岸国定公園に属する景勝地。北海道を代表する民謡「ソーラン節」の発祥地とも言われている。地名はアイヌ語の「サクコタン(夏の村)」に由来する。

●エルムステークス(GIII)
 本競走は、平成8年に『シーサイドステークス』の名称で創設されたダート重賞競走。第1回は函館競馬場で行われたが、9年の開催日割の入替えに伴い、札幌競馬場での開催となり、『エルムステークス』に改称された。
 エルム(Elm)は、ニレ科ニレ属の植物の総称だが、北海道ではその中でも特にハルニレを英名(Japanese Elm)からエルムと呼ぶ。沖縄を除く日本全土に分布するが、特に北日本に多い。街路樹や公園樹として利用されている。

●HBC賞
 HBCは、札幌に本社を置く北海道放送の略称。ラジオは昭和27年、テレビは32年開局でTBS系列。本競走は、39年に同社の寄贈賞を受けて創設された。

【第4日】 8月26日(日)
●十勝岳(とかちだけ)特別
 十勝岳は、北海道中央部にある複式活火山。標高2,077m。大雪山国立公園の一部となっている。

●報知杯大雪(だいせつ)ハンデキャップ
 大雪山は、北海道中央部の火山群の名称。カルデラ御鉢平を囲み、最高峰の旭岳(標高2,291m)、北鎮岳(標高2,244m)、白雲岳(標高2,230m)などから成っている。標高1,700m以上の地点では、ハイマツ(マツ科の常緑低木)帯で夏でも雪渓が残り、裾野は広大な原生林が広がっている。火山群は大雪山国立公園に属し、層雲峡、愛山渓の温泉が登山基地になっている。また、日本一早い紅葉の名所としても知られ、9月から見頃を迎える。
 報知新聞社は、東京と大阪に本社を置く新聞社。本競走は、同社から寄贈賞を受けて施行される。

●サマースプリントシリーズキーンランドカップ(GIII)
 サマースプリントシリーズの第4戦。
 キーンランド(Keeneland)は、アメリカ合衆国ケンタッキー州レキシントンにある馬産地。キーンランド競馬場があることで知られている。同競馬場には、1周が約1,700mのポリトラックコースと約1,400mの芝コースがあり、『ブルーグラスステークス』などのGI競走が行われている。
 本競走は、短距離重賞路線の整備に伴い、平成18年より重賞競走として施行されている。

●ライラック(Lilac)賞
 ライラックは、モクセイ科の落葉低木。ヨーロッパ原産。高さは約6mになり、春になると枝先に白色・紫色の多数の小花を円錐状につける。日本へは明治中期に輸入され、その日本最古のライラックは北大付属植物園に現存している。また札幌の木に選ばれており、毎年5月頃にはさっぽろライラックまつりが行われる。札幌競馬場・芝コースのゴール板のデザインとしてもあしらわれている。花言葉は「初恋」。

【第5日】 9月1日(土)
●摩周湖(ましゅうこ)特別
 摩周湖は、北海道東部、弟子屈(てしかが)町にあるカルデラ湖。周囲約20km、最大水深約212m。湖には流入する川も流出する川もない。また、夏場でも14℃前後と年間を通して水温が低いため、植物も含めて生物が生息しにくい。これらの要因から、湖水に不純物の発生する条件が少なく、高い透明度を保っている。霧の発生が多いことでも知られる。

●農林水産省賞典札幌2歳ステークス(GIII)
 本競走は、『北海道3歳ステークス』の名称で昭和41年に創設された重賞競走。58年に『札幌3歳ステークス』に改められた。創設当時の札幌競馬場は、左回りのダートコースのみであったが、49年のスタンド増改築・馬場改修により50年からは右回りコースに変更された。また、平成元年の芝コース新設に伴い、2年より芝コースに変更された(平成元年は函館競馬場で施行)。さらに、9年には距離が1,200mから1,800mに延伸された。

●道新スポーツ賞
 道新スポーツは、札幌に本社を置く北海道新聞社が発行しているスポーツ紙で、昭和57年の創刊。本競走は、58年に同社から寄贈賞を受けて創設された。

【第6日】 9月2日(日)
●すずらん賞
 すずらん(鈴蘭)は、ユリ科の多年草。中部地方以北の本州や北海道に生え、高さ15〜25cm。葉は広楕円形で2、3枚出る。初夏、花茎を伸ばし、白い釣鐘形の小花を総状につける。市民投票による札幌市の花にも選ばれている。花言葉は「幸運が戻ってくる」。

●丹頂ステークス
 丹頂は、ツル目ツル科の鳥。「丹」は赤色を意味し、頭頂部が赤いことから丹頂と呼ばれるようになった。全長は約1.4mで、翼を広げると幅2mを超える。
 アホウドリと同じく、絶滅危惧2類(VU)に指定されている。1924年には約30羽となったが、環境省を始めとした保護増殖事業実施の結果、平成21年には800羽超の生息が確認された。

●釧路湿原(くしろしつげん)特別
 釧路湿原は、約1万9千ヘクタールの面積を誇る日本最大級の湿原。広大な湿原内を釧路川が優雅に蛇行して流れている。昭和55年には日本初のラムサール条約登録湿地の指定を受けた。一帯が釧路湿原国立公園に指定されており、タンチョウの生息地としても有名。
 なお、湿原の東部に接する釧路郡釧路町には、JRAの場外勝馬投票券発売所であるウインズ釧路がある。