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特別レース名解説 1回 函館競馬
【第1日】 6月18日(土)
●八甲田山(はっこうださん)特別
 八甲田山は、青森県中央部、奥羽山脈北端にある火山群の総称。「神の田」と称される湿原が北八甲田八峰の山上各所にあることから「八神田」と呼ばれていたものが、「八甲田」と変わったとの説がある。日本百名山の1つ。最高峰は標高1,585mの八甲田大岳。日本有数のスキー場としても有名で、冬には見事な樹氷を見ることができる。山の麓には酸ヶ湯、城ヶ倉、谷地などの温泉がある。

●HTB杯
 HTBは、札幌市に本社を置く昭和43年に開局した北海道テレビ放送の略称。ANN(テレビ朝日)系列。本競走は、48年に同社から寄贈賞を受けて創設された。

●基坂(もといざか)特別
 基坂は、函館山の山麓一帯にある坂の1つ。石畳の美しさが有名。坂の下が里程の基点となったのでこの名が付いた。古くは亀田幡所、箱館奉行所、開拓使渡島支庁など江戸中期以降、役所が置かれ代々函館の中心となった。周辺には、美しい洋風建築の旧函館区公会堂や、開港当時の函館のモダンな生活がうかがえる旧イギリス領事館などがある。

【第2日】 6月19日(日)
●湯川(ゆのかわ)特別
 湯川は、函館市の東部にある地名。温泉地として有名。湯川の語源は、アイヌ語の「ユ(湯)」と「ベツ(川)」からきているとされる。開湯は承応2年(1653)と言われており、松前藩主の息子(後の松前高広)の病気療養場所を探した際に発見された。その後の箱館戦争では、旧幕府軍の総裁・榎本武揚が250名の傷病兵を湯治させたと言われている。

●五稜郭(ごりょうかく)ステークス
 五稜郭は、函館市に残る我が国最古、最大の西洋式の平城の通称。名は、外形が星のような五稜形をしていることに由来する。正式名称は「亀田役所土塁」。箱館の開港とロシアの南下政策などに対応するため、函館奉行が企画し、蘭学者武田斐三郎が設計、江戸時代末期の元治元年(1864)に完成した。戊辰戦争最後の戦いである箱館戦争の舞台ともなった。現在は五稜郭公園として整備されており、桜の名所としても有名。国の特別史跡に指定されている。

●道新スポーツ杯
 道新スポーツは、北海道新聞社が発行している昭和57年の創刊のスポーツ紙。本競走は、翌58年に寄贈賞を受け創設された。

【第3日】 6月25日(土)
●仁山(にやま)特別
 仁山は、北海道南西部の亀田郡七飯町にある地域。周辺は秀峰駒ケ岳と大沼湖・小沼湖・蓴菜沼を有する大沼国定公園を中心に、仁山高原、横津岳、赤松並木等の自然環境に恵まれている。仁山高原の大部分は牧場として利用される他、スキー場やキャンプ場としても知られている。

●竜飛崎(たっぴざき)特別
 竜飛崎は、青森県津軽半島の北端、津軽海峡に突出する岬。北海道の白神岬に対しており、2つの岬は青函トンネルによって結ばれている。

●奥尻(おくしり)特別
 奥尻は、北海道渡島半島の西方約25kmにある面積143kmの島。地名はアイヌ語の「イクシュン・シリ(向こうの島の意)」に由来する。島のほとんどが山林で占められ、そのうち60%以上はブナの原生林で覆われている。ウニ・アワビを中心とする魚介類も豊富である。

【第4日】 6月26日(日)
●遊楽部(ゆうらっぷ)特別
 遊楽部は、北海道南部の地域。遊楽部岳や遊楽部川などがある。名は、アイヌ語の「ユー・ラプ(温泉が・下る)」に由来する。

●函館日刊スポーツ杯
 北海道日刊スポーツは、昭和37年創刊のスポーツ紙。本競走は、北海道日刊スポーツ新聞社より寄贈賞を受け、平成2年に創設された。

●臥牛山(がぎゅうざん)特別
 臥牛山は、函館山の別称。標高334m。牛が寝そべっているように見えることからこのように呼ばれるようになった。亀田半島との陸繁島に所在しており、南端に大鼻岬、東端に立待岬がある。山からの眺望は素晴らしく、特に夜景はナポリ、香港とともに世界三大夜景の1つに数えられている。

【第5日】 7月2日(土)
●下北半島(しもきたはんとう)特別
 下北半島は、青森県北端部にある鉞(まさかり)の形をした半島。鉞の柄に当たる部分は下北丘陵と海岸の段丘で、西に張り出す半島の主部には日本三大霊山の1つに数えられる恐山山地があり、双方が接する低地にむつ市が位置する。恐山のカルデラを中心とする一帯は、下北半島国定公園に属する。半島の北西端、大間崎は本州最北端の地。

●大沼(おおぬま)ステークス
 大沼は、北海道南西部、七飯町に位置する駒ケ岳の火山噴火でできた堰止め湖。標高129m、面積5.3kmで、最深部は11.6m。湖中には大小126の島々が点在し、すばらしい景観が広がっている。周辺に小沼、蓴菜(じゅんさい)沼があり、駒ケ岳とともに大沼国定公園に含まれる。沼名はアイヌ語の「ポロトウ(大きな湖)」に由来する。

●美利河(ぴりか)特別
 美利河は、北海道瀬棚郡今金町の東北部にある地名。由来は、アイヌ語の「ピリカ・ベツ(美しい川)」から。

【第6日】 7月3日(日)
●大森浜(おおもりはま)特別
 大森浜は、函館市南部の海岸の名。石川啄木がその景観をこよなく愛したことから、海岸には啄木小公園があり、啄木の歌が刻まれた座像と西条八十の詩碑が立っている。

●サマースプリントシリーズ函館スプリントステークス(GIII)
 サマースプリントシリーズの第1戦。
 本競走は、平成6年に『札幌スプリントステークス』として創設された。9年より、札幌と函館の開催日割の変更に伴い、函館競馬場で施行されるようになり、レース名も現在の名称に変更された。

●洞爺湖(とうやこ)特別
 洞爺湖は、北海道南西部にあるカルデラ湖。湖名はアイヌ語の「トヤ(湖畔)」に由来する。女性的な印象から「乙女の湖」とも言われる。支笏洞爺国立公園に属し、周囲には有珠山、昭和新山などがある。また、湖の中央に浮かぶ中島には洞爺湖森林博物館があり、エゾシカが放牧されている。平成20年には主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)が開催された。

【第7日】 7月9日(土)
●恵山(えさん)特別
 恵山は、函館市の東端、渡島半島南東端に太平洋に突き出すように位置している二重式成層火山。標高618m。活火山であり、現在も噴気活動が見られる。火口原には高山植物が群生し、山麓には恵山温泉がある。山名はアイヌ語の「イエサン(火を吹き溶岩が流れ落ちる)」に由来するという説と、「エサン(突き出た岬)」に由来するという説が存在する。

●青函(せいかん)ステークス
 青函は、青森市の「青」と函館市の「函」の合成名称。両市を結ぶ交通機関などに冠せられる。この代表である青函トンネルは、津軽海峡の海底を貫いて、本州と北海道とを結んでいる。昭和63年3月に青函連絡船にかわる交通機関として、JR津軽海峡線が開通した。

●津軽海峡(つがるかいきょう)特別
 津軽海峡は、本州と北海道の間の海峡。津軽暖流が西から東へ流れている。最深部は約450m。昭和63年、青森県東津軽郡今別町浜名と北海道上磯郡知内町湯ノ里の間に、全長53.85kmの青函トンネル(海底部は23.3km)が完成した。

【第8日】 7月10日(日)
●陸奥湾(むつわん)特別
 陸奥湾は、青森県の下北半島と津軽半島に囲まれる湾。青森湾・野辺地湾・大湊湾の支湾に分かれ、平館海峡によって津軽海峡とつながる。湾内ではホタテ貝の養殖が盛ん。

●巴(ともえ)賞
 巴は、北海道渡島半島南端にある函館湾の別称。湾の形が巴形をしていることからこの名称がついた。湾の東側にある函館港は北海道が蝦夷地と呼ばれていた昔から天然の良港として利用されており、安政6年(1859)には横浜・長崎とともに開港をした港の1つである。明治以降は北海道の玄関地および北洋漁業の本拠地として繁栄した。

●北海ハンデキャップ
 北海は、日本列島北方の海域をさす呼び名。かつての五畿七道である東海道や南海道に倣う形で明治2年(1869)に蝦夷を北海道と改称して以来、この呼び名が使用されている。