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特別レース名解説  1回 阪神競馬
【第1日】 2月27日(土)
●千里山(せんりやま)特別
 千里山は、大阪府吹田市の地名。昭和45年に開催された万国博覧会開催時の中心地。

●御堂筋(みどうすじ)ステークス
 御堂筋は、大阪市北区と中央区の2区を南北に通じる幹線道路。大阪駅前の梅田から南へ中之島・船場・島之内を通り、南海本線難波駅前まで続く。北端は新大阪駅前を経て箕面市白島まで延長されており、その部分は新御堂筋と呼ばれている。名は本町付近の西側沿いに西本願寺別院の北御堂と、東本願寺別院の南御堂があることに由来する。

●アーリントンカップ(GIII)
 本競走は、『ペガサスステークス』を前身とする競走。平成4年にアーリントン・インターナショナル競馬場(現在のアーリントンパーク競馬場)と阪神競馬場が姉妹競馬場として提携し、寄贈賞を受けたことを機に現在の名称となった。
 アーリントンパーク競馬場は、アメリカのイリノイ州、ミシガン湖のほとりに位置する競馬場。同競馬場は、1933年に競馬史上初の電子賭け率表示装置を導入し、1936年には「アイ・イン・ザ・スカイ」と呼ばれる決勝審判カメラをシカゴで初めて採用した。

【第2日】 2月28日(日)
●すみれステークス
 すみれは、スミレ属の多年草。春に花柄を出し、濃紫色の花を横向きに咲かせる。名は、花の形が墨入れに似ていることに由来する。花言葉は「誠実」「小さな愛」。

●なにわステークス
 なにわは、大阪市付近の古称。特に上町台地の北部一帯を指す。仁徳天皇の難波高津宮や孝徳天皇の難波長柄豊碕宮など、度々皇居が造営された地である。
 また、大阪市中部の区名でもあり、今宮戎神社や新世界の通天閣がある。

●阪急杯(GIII)
 本競走は、昭和32年に創設された2,200mのハンデ戦である『宝塚杯』が前身で、35年に距離が1,800mに短縮される際に現在の名称となった。以降、幾度かの距離変更を経て平成18年より1,400mで施行されている。
 阪急電鉄株式会社は、大阪から京都・宝塚・神戸を結ぶ路線を持つ鉄道会社で、本社は大阪府大阪市。なお、本競走は同社より寄贈賞を受けている。

【第3日】 3月6日(土)
●丹波(たんば)特別
 丹波は、旧国名のひとつ。現在の京都府中部と兵庫県東部にあたる。本能寺の変で主君の織田信長を討った明智光秀が領有していたことで知られる。日本六古窯の一つである丹波立杭焼が有名。
 また、兵庫県東部の市。同市は平成16年に氷上郡の氷上、柏原、青垣、春日、山南、市島の6町が合併して誕生した。

●仁川(にがわ)ステークス
 仁川は、六甲山系に源を発し、武庫川に注ぐ川。また、阪急電鉄今津線の駅名にもなっており、阪神競馬場の最寄り駅でもある。

●チューリップ賞(GIII)(桜花賞トライアル)
 チューリップは、ユリ科の球根植物。園芸植物としての人気が高く、品種改良によってさまざまな色・形が存在する。茎が出て幅広い葉が数枚つき、4〜5月頃に大きい花を1輪咲かせる。花言葉は「永遠の愛情」「愛の告白」。
 本競走は、それまでオープン競走として施行していたものが平成6年から重賞競走に格上げされた競走。なお、3着までの馬には桜花賞への優先出走権が与えられる。

【第4日】 3月7日(日)
●アルメリア(Armeria)賞
 アルメリアは、イソマツ科の多年草。花壇や鉢植えなどで栽培する。花の色は淡紅色または薄紫で、3〜4月に小球状の花をつける。アルメリアとは、ケルト語で「海に近い」という意味で、海辺に生えることから付けられたといわれる。花言葉は「思いやり」。

●武庫川(むこがわ)ステークス
 武庫川は、兵庫県南東部を流れる川。全長約66km。兵庫県篠山市に源を発し、青野川・羽束川などの多くの支流を集め、下流で逆瀬川・仁川などを併せて大阪湾に注ぐ。

●大阪城(おおさかじょう)ステークス
 大阪城は、大阪市中央区にある城。豊臣秀吉が石山本願寺跡に、天正11年(1583)から3年かけて築いた。元和元年(1615)の大坂夏の陣で落城し焼失したが江戸時代に再建され、幕府の直轄地となって城代が置かれた。その後、数度の火災と修築を経て、現在の天守閣は昭和6年(1931)再建されたものである。周辺は大阪城公園として整備され、大阪城ホールや梅林などがある。

【第5日】 3月13日(土)
●阪神スプリングジャンプ(J・GII)
 本競走は、平成11年に創設された障害の重賞競走。創設時は3,800mで行われたが、翌年より3,900mに距離を延長して施行されている。
 スプリング(Spring)は、英語で「春」の意。

●ゆきやなぎ賞
 ゆきやなぎは、バラ科の落葉低木。雪柳、噴雪花とも書く。春になると白色五弁の小花が枝上に並んで咲き、枝に雪が積もったように見える。花言葉は「愛嬌」「殊勝」。

●うずしおステークス
 うずしおは、海水が渦を巻きながら激しく流れる現象。狭い地形で潮の干満の差が大きい場所で発生しやすい。徳島県東北端の孫崎と兵庫県淡路島西南端の門崎の間の鳴門海峡に発生する「鳴門の渦潮」が有名。海峡の南北では大潮時に1.4 mの落差ができ、10ノットにおよぶ潮流が生じる。渦潮の最大直径は30mあるといわれている。

●ポラリス(Polaris)ステークス
 ポラリスは、こぐま座のアルファ星で北極星のこと。北極星は地球の自転軸を北極側へと延線した線上付近に位置し、地球上からはほとんど動いていないように見える。そのため、天測航行の際には正確な測定をするための固定点として用いられる。


【第6日】 3月14日(日)
●淡路(あわじ)特別
 淡路は、旧国名のひとつ。現在の兵庫県の淡路島のこと。淡路島は瀬戸内海最大の島。明石海峡大橋で本州と、大鳴門橋で四国とそれぞれ連絡している。島内では温暖な気候を利用したビワ・ミカン・草花などの栽培が盛んである。

●甲南(こうなん)ステークス
 甲南は、六甲山の南部の地域の名称。六甲山を背景にした神戸市の山手で、一帯は住宅地である。

●報知杯フィリーズレビュー(GII)(桜花賞トライアル)
 本競走は、桜花賞のトライアルレースとして昭和42年に『阪神4歳牝馬特別(報知杯桜花賞トライアル)』の名称で創設された。50年から『報知杯阪神4歳牝馬特別』、58年からは『報知杯4歳牝馬特別』と改称し、平成13年より馬齢表記の変更に伴い現在の名称になった。施行当初から1,400mで行われていたが、50年から53年の4年間および平成3・6年は1,200mで争われている。なお、3着までの馬に桜花賞への優先出走権が与えられる。

【第7日】 3月20日(土)
●須磨(すま)特別
 須磨は、神戸市西部の区名。大阪湾に面する白砂青松の海岸で、古来より明石と並び称される景勝地として有名。須磨関跡・須磨浦公園などがある。

●伊丹(いたみ)ステークス
 伊丹は、兵庫県南東部の市。昭和15年(1940)市制施行。古くは、伊丹氏の城下町として発展し、江戸時代に入ると、酒造で全国的に知られるようになった。隣接する大阪府豊中市との間に大阪国際空港(伊丹空港)がある。
 
●若葉(わかば)ステークス(皐月賞トライアル)
 本競走は、平成3年から皐月賞のトライアルレースとなり、2着までの馬には皐月賞への優先出走権が与えられる。12年より関西で皐月賞トライアルを施行するという目的から、従来の中山競馬場から阪神競馬場に施行場を移して施行されている。
 若葉は、芽を出して間もない葉のこと。特に、初夏の木々のみずみずしい葉をいう。

【第8日】 3月21日(祝・日)
●但馬(たじま)ステークス
 但馬は、山陰道に属する旧国名のひとつ。現在の兵庫県の北部にあたる。

●六甲(ろっこう)ステークス
 六甲は、六甲山のこと。周辺の鉢伏山、鉄拐山、石楠花山、摩耶山などと六甲山地を形成し、その最高峰に位置している。標高931m。周辺にはゴルフ場、植物園などの娯楽・保養施設が整い、山麓には有馬温泉、武田尾温泉が湧出、山地全体は瀬戸内海国立公園に属する、阪神地区を代表する観光地である。

●阪神大賞典(GII)
 本競走は、昭和28年に創設された重賞競走。当初は2,000mのハンデ戦で施行されていた。31年に負担重量が別定に変更され、その後2度にわたる距離の延長を経て、49年から現在の3,000mとなった。また、62年から施行時期が大幅に繰り上げられ、現在の施行時期となった。春の天皇賞を占う上で重要な前哨戦として位置付けられている。