 |
|
|
 |


●ペガサス(Pegasus)ジャンプステークス 本競走は、平成13年に創設された障害オープン競走。国際招待競走である『中山グランドジャンプ(J・GI)』のステップ競走として位置付けられており、本番を見据えた外国馬の出走も多い。
ペガサスは、ギリシャ神話に登場する有翼の天馬。英雄ベレロフォンの愛馬として怪獣キマイラ退治などで活躍し、その後、天の国に昇ろうとするベレロフォンを振り落とし自ら天に昇ったとされる。
●ミモザ(Mimosa)賞 ミモザは、マメ科アカシア属とミモザ属(ネムリグサ属)の常緑高木の総称。花は黄色で球状に集まって咲く。花言葉は「真実の愛」。
●利根川(とねがわ)特別 利根川は、群馬県北端の丹後山付近に源を発し、関東平野をほぼ北西から南東に貫流して千葉県の銚子で太平洋に注ぐ川。全長322km。流域は群馬、長野、栃木、埼玉、千葉、茨城、東京に跨り、その流域面積は16,840Km2で日本一を誇る。
●日経賞(GII) 本競走は、昭和28年に『日本経済賞』の名称で創設された重賞競走。当初は距離3,200mで施行されていたが、その後33年に2,600mとなり、42年から現行の2,500mとなっている。『天皇賞(春)』に向けての前哨戦としての意味合いが強く、本番を見据えた馬が多く出走している。
日本経済新聞社は、東京・大阪に本社を置く新聞社。本競走は、同社からの寄贈賞を受けている。
|
●千葉日報杯 千葉日報は、昭和32年創刊の日刊紙。本競走は、56年に千葉日報社から寄贈賞を受けて創設された。
●常総(じょうそう)ステークス 常総は、旧国名の常陸国と下総国の併称。江戸時代以降、鬼怒川の河川水運によって周辺地域の中核都市として発展した。
また、茨城県南西部の市。平成18年に水海道市が結城郡石下町を編入し、改称して現在に至っている。
●マーチステークス(GIII) 本競走は、平成6年に創設された重賞競走。当初より1,800mのハンデキャップ戦で争われている。
マーチ(March)は、英語で3月のこと。名はローマ神話における農耕の神マルスに由来する。古代ローマの暦では農耕が始まる3月が年の始まりであった。
|
●山吹(やまぶき)賞 山吹は、バラ科の落葉低木。山間の湿地に多く群生する。晩春に黄色の五弁花を開き、暗褐色の実をつける。古くから庭木とされ、八重咲きのものには実がならない。花言葉は「気品」「崇高」。
●安房(あわ)特別 安房は、旧国名のひとつ。現在の千葉県南部を指す。養老2年(718)に上総国から分国。平安時代末期から千葉氏が支配、室町時代は上杉氏が守護となり、次いで里見氏が統一した。江戸時代は東条、北条、勝山、館山、花房、長尾の6藩に分封された。明治4年(1871)、廃藩置県で木更津県となり、後に千葉県に編入された。
●船橋(ふなばし)ステークス 船橋は、千葉県北西部の市。船橋大神宮の門前町と宿場町・漁村が結合して発展した。商工業が発達し、京葉工業地帯の一部を形成している。名は、景行天皇が蝦夷征伐のため通過されたとき洪水があり、船を連ねて橋にして渡ったことに由来する。
|
●伏竜(ふくりゅう)ステークス 伏竜は、水中に潜み昇天の機を待つ竜のこと。世から離れて住む、優れた才分を持つ人物の雅称。中国の『三国志』で、劉備玄徳は人材を求め廻っている折に、人から「伏竜・鳳雛(鳳凰の雛=伏竜と同じ人物を意味する)」二名を味方にするよう勧められた。そのうち伏竜は、自らを「臥竜」(伏竜と同じ意)と称していた諸葛亮孔明であった。劉備に迎えられた孔明はその後数々の功績を挙げ、歴史に名を残した。
●春風(はるかぜ)ステークス
春風は、春に東や南の方角から吹く風のこと。東風(こち)とも呼ばれる。
●ダービー卿チャレンジトロフィー(GIII) 本競走は、昭和44年にイギリスからエプソムダービー9勝などの記録を持つレスター・ピゴット騎手など3名を招待して『英国騎手招待競走』を開催した際、第18代ダービー卿からトロフィーの寄贈を受けたことを記念して創設された重賞競走。当初は1,800m、別定重量で争われていた。幾度かの距離変更を経て平成8年には距離が1,600mに、14年には負担重量がハンデキャップに変更となり現在に至っている。
|
●隅田川(すみだがわ)特別 隅田川は、東京都北区の新岩淵水門で荒川から分岐し、東京湾に注ぐ川。明治時代以後、川の汚染が進んでいたが、近年は浄化が進み、魚や水鳥などが再び姿を見せるようになっている。古くから多くの文芸作品に登場しており、武島羽衣作詞・滝廉太郎作曲の歌曲『花』には春の隅田川の情景が歌われている。
●湾岸(わんがん)ステークス 湾岸は、湾沿いの陸地エリアの呼称。千葉県富津市と神奈川県横須賀市を結ぶ東京湾岸道路や、湾岸千葉インターチェンジなどの名称に用いられている。近年は幕張、豊洲など東京湾を囲む湾岸エリアの開発が盛んに進められている。
●ニュージーランドトロフィー(GII)(NHKマイルカップトライアル) 本競走は、昭和46年にニュージーランドのベイオブプレンティレーシングクラブからカップの寄贈を受けて行われた『ベイオブプレンティレーシングクラブ賞グリーンステークス』を前身とする競走。58年に『ニュージーランドトロフィー4歳ステークス』として重賞競走となった。その後、平成8年に『NHKマイルカップ』が創設されたことに伴い、同競走のトライアルレースとなった。
|
●桜草(さくらそう)特別 桜草は、サクラソウ科の多年草。全体に軟毛がある。葉は根生し、卵形。春に高さ約20cmの花茎を立て、頂に紅紫・桃・白などの花を数個つける。花言葉は「初恋」「神秘な心」。
●野島崎(のじまざき)特別 野島崎は、千葉県の房総半島最南端にある岬。元禄15年(1703)の大地震で沖合の島が隆起して岬になった。先端には明治2年(1869)に設置された灯台がある。
●春雷(しゅんらい)ステークス 春雷は、春の初めに鳴り響く雷。その雷によって、雨が降って農作物が多くできるということから大変めでたい雷とされてきた。雷に驚き、冬眠していた虫たちが目覚めることから、「虫出しの雷」という別名もある。
|
●山藤(やまふじ)賞 山藤は、マメ科のつる性落葉低木。本州中部以西の山野に自生する。葉は卵形の小葉からなる羽状複葉。4月頃、紫色の蝶形の花が総状に垂れ下がって咲く。花言葉は「歓迎」。
●総武(そうぶ)ステークス 総武は、旧国名の下総、上総の2国と武蔵の国を併せた名称。下総が現在の千葉県北部と茨城県南西部、上総が千葉県中南部、武蔵が東京都、埼玉県、神奈川県北東部にあたる。明治30年(1897)に本所(現在の錦糸町)と銚子を結ぶ総武鉄道が開通した。37年に開通した本所〜両国間を含めて40年に国有化され、現在はJR総武本線となっている。
●農林水産省賞典中山グランドジャンプ(J・GI)(国際招待) 本競走は、昭和9年(1934)に当時の中山競馬倶楽部理事長肥田金一郎氏が、東京競馬場の『東京優駿(日本ダービー)』に匹敵する中山競馬場の名物レースとして創設した『中山大障害』を前身とする競走。他の障害レースを遥かに凌ぐ大きな障害を設け、飛越テクニックとスタミナを競わせた。創設時の障害の規模は大土塁障害(通称赤レンガ)が高さ1.4m、幅2.2m、大竹柵障害が高さ1.6m、幅いけ垣障害が高さ1.5m、幅2.7mで現在の障害より大きく、合計10回の飛越と坂路を6回上り下りするものであった。その後、幾度かの距離の変更を経て、47年秋からは創設時の4,100mに戻された。創設時より春と秋の年2回施行されていたが、春の競走名を平成11年から『中山グランドジャンプ』と変更し、J・GIに格付けされた。12年以降は国際招待競走として施行され、13年より距離が4,250mへ変更され現在に至っている。
●鹿島(かしま)特別 鹿島は、茨城県の南東部、太平洋沿岸の地域名。名は常陸国の一の宮、鹿島神宮に由来する。同神宮は茨城県鹿嶋市にある神社。社殿は重要文化財となっている。また、サッカーチームの鹿島アントラーズのホームタウンとしても有名。
|
●袖ケ浦(そでがうら)特別 袖ケ浦は、千葉県のほぼ中央に位置する市。東部は市原市、西部は木更津市に接し、北部は鋸の歯のような形状で東京湾に臨んでいる。昭和40年代以降、沿岸部に京葉工業地帯が形成され、ここから電気、ガス、石油などの膨大なエネルギーが首都圏へと送られるようになった。
●鹿野山(かのうざん)特別 鹿野山は、千葉県南部の山。君津市と富津市の境にある。標高379m。山中に神野寺がある。山頂は平坦地が広く、東京湾の眺望に優れ、首都圏近郊の観光地となっている。山頂の三角点と東京麻布の旧天文台跡の一等三角点を結ぶ方向は日本の基準方位をなす。
●京葉(けいよう)ステークス 京葉は、東京都と千葉県の東京湾岸地域を指す名称。この地域では千葉県浦安から、市原経由で富津に至る臨海工業地帯が形成されている。京浜工業地帯の膨張に伴い、昭和15年(1940)以降、埋め立てが進んだ千葉県には多くの工場が進出し、現在では一大工業地帯となっている。
●皐月賞(GI) 本競走は、イギリスのクラシックレース『2000ギニー』に範をとり、昭和14年(1939)に『横浜農林省賞典4歳呼馬競走』として創設された。当初は横浜競馬場(根岸競馬場)で1,850mの距離で争われていた。その後、同競馬場が太平洋戦争の激化により海軍に徴用されたことに伴い、18年以降は東京競馬場で施行された。24年に中山競馬場へ舞台を移したのを機に競走名を『皐月賞』とし、25年には距離が2,000mに変更され現在に至る。
3冠競走(皐月賞・東京優駿・菊花賞)の第一関門となっており、その中でも「最も速い馬が勝つ」と言われている。なお、本競走の4着までの馬には東京優駿への優先出走権が与えられる。
●中山スプリングプレミアム(アグネスタキオンメモリアル)
本競走は、売上げの5%相当を上乗せして払戻をする「JRAプレミアムレース」全24競走の内の1つ。春季に施行されるプレミアムレースとして「スプリング」を冠している。
競走名に併記されているアグネスタキオンは、過去の『皐月賞』優勝馬から、ホームページ上のファン投票によって選出された平成13年の同レース優勝馬。
|
|
|
|