JRA
HOME
ENGLISH お問い合わせ/FAQ サイトマップ
競馬メニュー 電話・インターネット投票 データファイル イベント・キャンペーン 競馬場・ウインズ等 競馬ギャラリー
特別レース名解説  2回 東京競馬
【第1日】 4月24日(土)
●新緑(しんりょく)賞
 新緑は、春から初夏の頃のみずみずしく艶やかな若葉の緑のこと。夏の季語。東京競馬場周辺のケヤキ並木も4月下旬になると葉を付け、周囲は鮮やかな緑色に彩られる。

●アハルテケステークス
 アハルテケ(Akhal−Teke)は中央アジアで生産されている品種の馬。原産地はトルクメニスタン。毛は金色の光沢を放ち、「黄金の馬」と呼ばれる。また、非常に持久力に富み、一日に数千kmを走ることが出来ることから、一日に千里を走るという中国歴史上の名馬、汗血馬の子孫ともいわれる。なお、京王線「府中競馬正門前駅」の入り口にはこの馬の銅像が建てられており、待ち合わせスポットとして利用されている。

●メトロポリタン(Metropolitan)ステークス
 メトロポリタンは、「首都の」、「大都市の住民」を意味する英語。特に文化面、社会機構面、社会意識面などからみた場合の「大都市の」、「都会人」を指す。ニューヨークにあるメトロポリタン歌劇場やメトロポリタン美術館などの名称に用いられている。

【第2日】 4月25日(日)
●石和(いさわ)特別
 石和は、山梨県東八代郡にあった町。平成16年に周辺6町村と合併して笛吹市となった。中心街は甲州街道の宿場町として発達した。桃、ブドウの栽培が盛ん。昭和36年にブドウ畑から温泉が湧出した。泉質は単純泉。
 なお、同市にはJRAの場外勝馬投票券発売所であるウインズ石和がある。

●フリーウェイ(Freeway)ステークス
 フリーウェイは、英語で高速道路のこと。高速道路は、交差点を立体交差化することで高速走行を可能にした高速自動車国道または自動車専用道路のこと。東京競馬場の向正面後方には、中央自動車道が走っている。また、近年では無線通信機能を利用して自動的に料金精算を行い、停車することなく料金所を通過できる仕組みである「ETC」が普及している。

●サンケイスポーツ賞フローラステークス(GII)(オークストライアル)
 本競走は、昭和41年に『優駿牝馬(オークス)』のトライアルレースとして創設された重賞競走。当初は距離2,400mのオークスに対し、600m短い1,800mで施行されていたが、62年の番組改革で、オークストライアルとしての性格をより明確にするため、2,000mに距離が延長された。なお、第3着までの馬にオークスへの優先出走権が与えられる。
 サンケイスポーツは、産経新聞社から発行されるスポーツ紙。本競走は、同社より寄贈賞を受けて施行される。
 競走名のフローラ(flora)は、ある特定の地域もしくは時代に生育する各種植物の全種類の意。また、ローマ神話に登場する花と春と豊穣を司る女神の名。

【第3日】 5月1日(土)
●八重桜(やえざくら)賞
 八重桜は、八重咲きのサトザクラ。ヤマザクラをもとに作られた園芸種で、桜の中では遅い時期に開花する。花色は白・紅・緑黄など。花弁は塩漬けにして食用にされる。

●府中(ふちゅう)ステークス
 府中は、東京都のほぼ中央に位置する市。昭和29年市制施行。市の南端には多摩川が流れ、北部は立川段丘が広がっている。大化の改新により武蔵国府が置かれて以来、行政の中心地となった一方、江戸時代には甲州街道の宿場町、大國魂神社の門前町として発展した。現在は、東京近郊の住宅都市として発展しており、住宅環境の整備にも力を入れている。東京競馬場は同市日吉町にある。

●テレビ東京杯青葉賞(GII)(ダービートライアル)
 本競走は、平成6年に『東京優駿(日本ダービー)』のトライアルレースとして創設された重賞競走。従来から日本ダービーへの優先出走権が付与される競走として施行されていたものが、3歳馬5大クラシック競走を頂点とする競走体系を明確にし、クラシック戦線をより盛り上げるものとするため、同年に重賞へ格上げされた。日本ダービーと同じ距離・コースで施行されることから、本番に向けて適性が求められるレースとなっている。なお、21年までは第3着までの馬に日本ダービーへの優先出走権が与えられていたが、本年度より第2着までの馬に優先出走権が与えられる。
 テレビ東京は、東京都港区に本社を置く放送局。本競走は、同社より寄贈賞を受けて施行される。
 競走名の青葉は、青々と生い茂った木の葉のこと。夏の季語。

【第4日】 5月2日(日)
●陣馬(じんば)特別
 陣馬山は、東京都八王子市と神奈川県相模原市との境にある山。標高855m。元は「陣場山」という字が当てられていたように、小田原の北条氏と甲斐の武田氏が陣を争った場所と言われている。北側の和田峠からの登山道ほか、東側の高尾山からも縦走路が通じ、南側、西側からも登山道がある。山頂には白馬のモニュメントが建ち、丹沢、富士山、奥多摩、筑波山、関東平野など周囲を見渡せる。

●立夏(りっか)ステークス
 立夏は、二十四節気のひとつ。太陽の視黄経が45度の時のことで、現行の太陽暦では5月5・6日頃になる。春分と夏至のちょうど中間で、旧暦ではこの日から夏が始まる。

●スイートピー(Sweet Pea)ステークス(オークストライアル)
 スイートピーは、マメ科の蔓性の一年草。イタリアのシチリア島原産。高さ1〜2m。葉は羽状複葉で、最下部の一対の小葉のほかは、巻きひげになっている。葉の脇に大形の紅・桃・紫・白色などの蝶形花を付ける。花季は春咲きから冬咲きまでさまざま。名の「スイート」は、香りの良いことを表し、日本へは文久年間(1861〜1864)に渡来し、大正初期から切り花用として栽培されるようになった。花言葉は「出発」。なお、第2着までの馬にオークスへの優先出走権が与えられる。

【第5日】 5月8日(土)
●高尾(たかお)特別
 高尾は、東京都八王子市の地名。高尾山の東麓にあり、多摩御陵などがある。高尾山は、中生代の粘板岩などからなる、関東山地の東縁に位置する標高599mの山。中腹まではケーブルカーやリフトで登ることができる。多くの動植物を見ることができ、明治の森高尾国定公園に指定されている。山頂には薬王院有喜寺がある。

●丹沢(たんざわ)ステークス
 丹沢は、神奈川県北西部にある丹沢山(標高1,567m)を中心とする丹沢山地のこと。丹沢山地は、東西約40km、南北約20kmで神奈川・静岡・山梨の3県にまたがっており、関東山地の南部地域にあたる。山地の北は桂川断層谷で秩父山地に接し、一帯には断層が多い。丹沢大山国定公園に属する。

●プリンシパル(Principal)ステークス(ダービートライアル)
 本競走は、平成8年に創設された『東京優駿(日本ダービー)』のトライアル競走。当初は距離2,200mの定量で争われてきたが、15年より2,000mの馬齢重量に変更となった。従来、ダービートライアルとして施行されていた『NHK杯』が『NHKマイルカップ』に変更されたことに伴い、本競走が設けられた。なお、21年までは第2着までの馬に日本ダービーへの優先出走権が与えられていたが、本年度より第1着馬のみに優先出走権が与えられる。
 競走名のプリンシパルは、「もっとも重要な」「主役」を意味する英語。

【第6日】 5月9日(日)
●八ヶ岳(やつがたけ)特別
 八ヶ岳は、長野県東部から山梨県北部にまたがる南北約20kmの大開析火山。火山群は富士火山帯に属し、最高峰は標高2,899mの赤岳。これに硫黄岳、横岳、阿弥陀岳、権現岳などが連なっている。八ヶ岳の山頂部は針葉樹の森林に覆われ、山腹と裾野は草原で、清里高原、野辺山高原などが広がり、高冷地野菜の栽培、牧場などに利用されている。

●オアシス(Oasis)ステークス
 オアシスは、砂漠中に泉が湧き出て、その周囲に草木が生い茂っている沃地。ラクダで砂漠を横断する隊商の休息所とされる。また、「人生の慰安となるもの」「安らぎの場所」という意味もある。

●NHKマイルカップ(GI)
 本競走は、平成8年に創設された競走。7年までダービートライアルとして施行されていた『NHK杯』を前身とし、近年世界的に進む競馬のスピード化に伴い、いわゆるクラシック・ディスタンス(2,400m)と並び、より短い距離の成績も重要視されるようになってきた。また、当時は外国産馬がクラシック競走に出走できなかったことから、外国産馬にも目標となる競走を作ることを目的として本競走が設けられた。それに伴い同年には3歳馬競走における短距離の競走体系が整備され、クラシック競走と併せてより幅広い馬の距離適性に応じたローテーションが整備された。

●東京スマイルプレミアム(タイキフォーチュンメモリアル)
 本競走は、売上げの5%相当を上乗せして払戻をする「JRAプレミアムレース」全24競走の内の1つ。笑顔で楽しめるプレミアムレースとして「スマイル」を冠している。
 競走名に併記されているタイキフォーチュンは、過去の『NHKマイルカップ』優勝馬から、ホームページ上のファン投票によって選出された平成8年の同レース優勝馬。

【第7日】 5月15日(土)
●夏木立(なつこだち)賞
 夏木立は、夏の日ざしを遮るほどに生い茂った木々のこと。

●立川(たちかわ)特別
 立川は、東京都の中央部に位置する市。南部に多摩川、北部に玉川上水が流れ、市の中心部には広大な国営昭和記念公園や立川広域防災基地がある。
 なお、同市にはJRAの場外勝馬投票券発売所であるウインズ立川がある。

●京王杯スプリングカップ(GII)
 本競走は、昭和31年に創設された重賞競走。当初は『スプリング・ハンデキャップ』の名称で、4歳以上馬による1,600mの重賞競走として、2月下旬から3月上旬にかけて施行されていた。38年には距離が1,800mへ延長されたが、56年に現在の1,400mの別定戦に変更されたことにより、春の短距離路線上の競走として明確な位置付けがなされた。さらに、平成8年の番組改革で『安田記念』の施行時期が6月に繰り下げられたことに伴い、施行時期も5月に変更となった。
 京王電鉄は、東京都多摩市に本社を置く鉄道会社。本競走は、同社より寄贈賞を受けて施行される。

【第8日】 5月16日(日)
●テレビ埼玉杯
 テレビ埼玉は、さいたま市に本社を置く昭和54年4月開局の放送局。愛称は「テレ玉」。埼玉県を中心とした地域にUHF放送を行っている。本競走は、平成3年に同社から寄贈賞を受け創設された。

●是政(これまさ)特別
 是政は、東京都府中市南部の地名。東京競馬場にも近い多摩川北岸にある低地で、砂利採取場跡を利用した多摩川競艇場がある。地名は天正18年(1590)に井田是政が、府中の地に移り住み、村を開いたことに由来する。東京競馬場の3〜4コーナーの馬場内にあるケヤキの木の下には、彼の墓がある。

●ヴィクトリアマイル(GI)
 本競走は、平成18年に創設された競走。従来、生産の原点である牝馬は、早期に生産界へ還元することが望ましいと考えられていたことから、古馬牝馬の目標となるレースの設置は、長らく見送られてきた。しかし、8年以降、エリザベス女王杯の古馬牝馬への開放、古馬牝馬重賞競走の増設およびローテーションの整備によって、競走馬として長く活躍する牝馬も多くなり、またそうした牝馬からも優良な産駒が誕生するようになったことから、生産界における考え方にも変化が生じてきた。ヨーロッパにおいても、古馬牝馬のGI競走が増設され、競走馬としての牝馬の価値を高めるとともに、競馬番組の充実が図られている。そこで、春に牝馬の目標となる競走として、本競走が創設された。
 競走名のヴィクトリア(Victoria)は、ローマ神話に登場する勝利の女神のこと。

●東京ロイヤルプレミアム(ダンスインザムードメモリアル)
 本競走は、売上げの5%相当を上乗せして払戻をする「JRAプレミアムレース」全24競走の内の1つ。高貴さをまとうプレミアムレースとして「ロイヤル」を冠している。
 競走名に併記されているダンスインザムードは、過去の『ヴィクトリアマイル』優勝馬から、ホームページ上のファン投票によって選出された平成18年の同レース優勝馬。