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特別競走名解説  3回 中京競馬
【第1日】 5月23日(土)
●小牧(こまき)特別
 小牧は、愛知県北西部の市。市内にある小牧山は、豊臣秀吉と徳川家康の軍勢が衝突した小牧・長久手の戦いが行われた場所として有名。中心市街は永禄6年(1563)に織田信長が小牧山に築城した際の城下町。近世は木曾街道の宿駅・市場町として発達した。現在は名神、東名、中央の高速道路が分岐する交通の要所となっている。

●昇竜(しょうりゅう)ステークス
 昇竜は、空に昇っていく竜のこと。勢いのよいことの例えに用いられる。愛知県において、竜はプロ野球チームの中日ドラゴンズ等シンボル的存在にもなっている。

●テレビ愛知オープン
 テレビ愛知は、愛知県名古屋市に本社を置く放送局。TXN(テレビ東京)系列で、開局は昭和58年。本競走は、昭和60年に同社から寄贈賞を受けて創設された。

【第2日】 5月24日(日)
●ぶっぽうそう特別
 ぶっぽうそうは、ブッポウソウ目ブッポウソウ科に分類される鳥。翼の長さは約20cm。頭・風切羽・尾羽の大部分は黒色、その他は美しい青緑色で、赤いクチバシ・脚を持つ。風切羽の中央に青白色の大斑がある。本州以南に分布し、山地のスギ・ヒノキなどの大木の高所に生息する。冬は南方に渡り、霊鳥として名高い。

●パール(Pearl)ステークス
 パールは、英語で真珠のこと。色は白、黄、桃、淡青、黒などがあり、装身具として古くから世界各地で用いられた。中世のヨーロッパでは、心臓病薬や解毒剤として服用されたこともある。天然物のほかに養殖物もあるが、量産することは長年困難とされていた。日本においては、御木本幸吉氏が真珠の養殖に初めて成功させた。

●東海テレビ杯東海ステークス(GII)
 本競走は、昭和59年に創設された『ウインターステークス』を前身とする重賞競走。当初はダート2,200mで施行されていたが、平成2年から現行の2,300mで施行されている。9年からはGIIに格上げされ、12年にダート競走体系の整備が行われたことに伴い、施行時期が従来の12月から5月に繰り上げられ、現在の競走名に変更された。
 東海テレビは、愛知県名古屋市に本社を置く放送局。FNS(フジテレビ)系列で、開局は昭和33年。本競走は、同社からの寄贈賞を受けている。

【第3日】 5月30日(土)
●賢島(かしこじま)特別
  賢島は、三重県志摩市の英虞湾内にある島。伊勢志摩国立公園の中心地。湾の北岸とはおよそ20mの水路で隔てられている。真珠の養殖が盛んで、鉄道路線が通っていることから交通の便も良く、観光地として賑わっている。

●白百合(しらゆり)ステークス
 白百合は、ユリ科の一種で花の白いユリのこと。5月〜8月頃に花を咲かせ、主に観賞用として栽培される。花言葉は「純潔」。

●金鯱賞(GII)
 本競走は、昭和40年に創設された重賞競走。当初は1,800mで争われていた。グレード制の導入後はGIIIで施行されていたが、平成8年にGIIに格上げされた。それに伴い、負担重量がそれまでのハンデキャップから別定重量となり、距離も2,000mに変更された。以来、宝塚記念へ向かうローテーションの上で重要な位置を占める競走となっている。
 競走名は、名古屋名物“金の鯱(しゃちほこ)”に因んで名付けられたもので、鯱は水を呼び、火を防ぐといわれている。名古屋城の金鯱は北側が雄、南側が雌であり、その大きさには若干の差がある。

【第4日】 5月31日(日)
●こでまり賞
 こでまりは、中国原産のバラ科の落葉小低木。株立ちし、枝の先が垂れ、葉は長楕円形で先が尖っている。春に密生した白い小花をまり状に咲かせる。日本では江戸時代頃から栽培されるようになった。生け花や茶花として利用される。花言葉は「品格」。

●有松(ありまつ)特別
 有松は、名古屋市緑区の町。旧東海道の茶屋集落として栄えた。名産品の有松絞は、東海道を往来する旅客の土産品として珍重され、昭和50年には県下第1号の伝統的工芸品に指定されている。現在でも当時の面影を残した豪壮な町家が建ち並んでおり、多くの観光客が訪れている。

●名古屋城(なごやじょう)ステークス
 名古屋城は、名古屋市にある城。大永年間(1521〜1528)に今川氏が同地に那古野城を築き、後に織田信長が拠るが、同氏が清洲に移ったため廃城となった。現在の城は、1609〜14年の間に徳川家康の命により諸大名が築いたもので、尾張徳川家の居城となっていた。また、天守の金の鯱により金城と称された。
 現在の天守は昭和34年に再建されたコンクリート製だが、ほぼ正確に外観復興されており、金鯱(しゃちほこ)とともに昔と変わらず名古屋の顔となっている。また、正門と大小天守以外の建造物はすべて戦災を免れた現存物で、ほとんどが重要文化財になっている。

【第5日】 6月6日(土)
●なでしこ賞
 なでしこは、ナデシコ科ナデシコ属の多年草の総称。ナデシコ属の植物は世界各国に分布しており、日本原産の種も存在する。高さは約50cmで、葉は線形。夏から秋にかけて桃色の花を咲かせる。秋の七草のひとつで、ヤマトナデシコ、カワラナデシコなどの別名がある。花言葉は「貞節」。

●木曽川(きそがわ)特別
 木曽川は、長野県中西部の鉢盛山に源を発し、飛騨川と合流して伊勢湾に注ぐ川。長さ227km。上流は木曽谷の峡谷で、中流域の峡谷は日本ラインとよばれる景勝地。下流では輪中が見られる。長良川・揖斐川とともに木曽三川と呼ばれ、灌漑・水力発電などの水資源として重要な河川である。

●飛騨(ひだ)ステークス ※「飛騨」は旧字
 飛騨は、旧国名のひとつで、岐阜県北部の市名。際立った山国のため、律令時代は調庸(納税)の代わりに飛騨匠(木工)が徴発されていた。また、中世後期に佐々木氏や京極氏が守護となり、近世になって金森氏が高山城を築いたが、元禄5年(1692)以降は徳川幕府が郡代を置いて天領とした。

【第6日】 6月7日(日)
●あじさいステークス
 あじさいは、ユキノシタ科の落葉低木。葉は厚く、光沢がある。初夏の梅雨の時期に花を咲かせる。花が開いてから色彩が変化するため、「七変化」「八仙花」などの別称で呼ばれる。花言葉は「移り気」。

●御嶽(おんたけ)特別
 御嶽は、長野・岐阜両県境にそびえる標高3,067mの活火山。飛騨山脈南部にある。火口跡は残っていたが、昭和54年に有史以来初めて噴火した。中央火口丘の剣ヶ峰に御嶽神社がある。古代から信仰登山の対象とされている。

●関ケ原(せきがはら)ステークス
 関ケ原は、岐阜県南西端、伊吹・鈴鹿両山地に挟まれた小盆地で、岐阜県不破郡の町名。奈良時代には、軍事・交通上の要地で、愛発(あらち)、鈴鹿とともに古代3関のひとつである不破の関所が置かれた。また、中山道・北国街道・伊勢街道の分岐点にあたり、宿駅が置かれた。現在も鉄道・自動車交通上の要地である。また、慶長5年(1600)、徳川家康と石田三成が戦いを繰り広げた場所として有名。

【第7日】 6月13日(土)
●白藤(しらふじ)賞
 白藤は、野に自生し、谷地に見られる白い花の咲くフジ。庭先で栽培したり、鉢植えにして観賞用として用いられる。花言葉は「あなたを歓迎します」。

●知多(ちた)特別
 知多半島は愛知県西南部の半島。西の伊勢湾と東の知多湾を分ける。半島の基部の西側は名古屋南部工業地帯、東側は衣浦臨海工業地帯で、半島沿岸の工業地帯化が進んでいる。
 また、知多市は知多半島の北西部に位置する市。北は東海市、東は東浦町・阿久比町、南は常滑市に接し、西は伊勢湾に面する。沿岸部の工業地帯には発電所や製油所などがあり、内陸部ではで米、麦、園芸など農業も盛ん。

●白川郷(しらかわごう)ステークス
 白川郷は、岐阜県北西部、大野郡の庄川上流域に点在する42の村々の総称。かつては秘境であったが、第2次大戦後に6つのダムが建設され、特に昭和36年に東洋一のロックフィルダム・御母衣ダムが建設された後は、道路整備などに伴い観光地化が進んだ。平成7年12月には当地特有の『合掌造りの集落』がユネスコの世界文化遺産に登録された。

【第8日】 6月14日(日)
●あおぎりステークス
 あおぎりは、アオギリ科の落葉高木。樹皮は緑色。葉は大形で手のひら状に3〜5つに裂け、柄は長い。夏に淡黄色の雄花と雌花が交ざって咲き、果実は種子のついた舟形のさやが放射状に付く。材は楽器・家具用に、種子は薬用・食用として使われる。

●長久手(ながくて)特別
 長久手は、愛知県西部にある、愛知郡の町。名古屋市に隣接している。徳川家康と豊臣秀吉が戦った小牧・長久手の戦いの古戦場がある。また、平成17年に開催された愛知万博の開催地でもあり、多くの観光客が訪れた。現在は跡地に「愛・地球博記念公園」が建設され、万博の事績が残されている。

●CBC賞(GIII)
 本競走は、昭和40年に創設された重賞競走。第1回はダート1,800mの競走として施行されたが、幾度かの変更を経て、56年に現行の芝1,200mとなった。その後も短距離競走路線の改善に伴い、施行時期や競走条件が変更され、平成18年より6月にGIIIのハンデ戦として施行されている。
 CBCは、昭和25年に設立された中部日本放送株式会社の略称。JNN(TBS)系列の放送局で、本社は愛知県名古屋市。本競走は、同社からの寄贈賞を受けている。