 |
 |
|
|
 |
昭和53年(1978年) 第18回京成杯
タケデン VS メジロファントム
いざ戦国クラシックへ! |
|
昭和53年のクラシック戦線は、前年のチャンピオンなきまま幕を開ける格好となった。前年の阪神3歳S(当時の関西チャンピオン決定戦)を制し、最優秀3歳牡馬(旧年齢表記、以下同じ)に選ばれたバンブトンコートが骨折で休養に入ってしまったのである。しかも朝日杯3歳S(現・フューチュリティS)の覇者は外国産馬のギャラントダンサーで、当時の規定でクラシックへ出走することはできない。彼らの跡目に収まるのはいったい誰か。お決まりの“戦国クラシック”というフレーズが飛び交うなかで、東の4歳重賞第1弾・第18回京成杯が行われた。
1番人気は、デビューから重賞2勝を含む4連勝をあげ、朝日杯3歳Sでもギャラントダンサーの2着に食い込んだタケデン。小柄なため一見して強そうに見える馬ではないが、器用なレース巧者である。対して2番人気のサクラショウリは、きゅう舎地区(当時は府中)でも指折りの評判馬。終いの脚には定評があり、朝日杯3歳S3着で素質の片鱗を垣間見せた。このほか重賞の常連ファンタストやメジロ牧場の一番馬メジロファントムらもエントリーし、勝利に向けて気炎を上げていた。
ところが、レースは意外なかたちで始まった。先行すると見られていたファンタストが、何と最後方に控えたのである。ペースメーカーを欠いたことで馬群は団子状態になり、タケデンは先頭を窺いつつ2番手を追走、他の面々もこれにつき従った。そして、絡んだ糸がほぐれるように直線でタケデンが抜け出し、負けじと内からサクラショウリが食らいつく。さらには外から凄まじい勢いでメジロファントムが加わって、最後は3頭が横一線となってゴールの瞬間を迎えた。
1着タケデン、2着メジロファントム、3着サクラショウリ。いずれもハナ差という大接戦で幕を下ろした京成杯を皮切りに、以降も東京4歳S(1着サクラショウリ)、報知杯弥生賞(1着ファンタスト)、フジテレビ賞スプリングS(1着タケデン)と実力伯仲の面々が重賞タイトルを分け合って、確固たる勢力図が描かれることはなかった。そして、混戦のまま迎えた皐月賞はファンタストが優勝。続くダービーではサクラショウリが栄冠を手にすることになるのである。 |
 |
第18回京成杯
東京競馬場 1600メートル(芝・左) 晴・良・7頭 |
| 着順 |
枠番 |
馬番 |
馬名 |
性齢 |
斤量 |
騎手 |
調教師 |
タイム/着差 |
人気 |
|
1
|
2
|
2
|
タケデン
|
牡4
|
57
|
岡部 幸雄
|
元石 孝昭
|
1:37.1
|
1
|
|
2
|
5
|
5
|
メジロファントム
|
牡4
|
54
|
宮田 仁
|
大久保洋吉
|
ハナ
|
5
|
|
3
|
7
|
7
|
サクラショウリ
|
牡4
|
54
|
小島 太
|
久保田彦之
|
ハナ
|
2
|
|
4
|
3
|
3
|
ファンタスト
|
牡4
|
55
|
柴田 政人
|
高松 三太
|
3 1/2
|
4
|
|
5
|
4
|
4
|
ミネノサクラ
|
牡4
|
54
|
嶋田 功
|
稲葉 幸夫
|
3
|
6
|
|
6
|
1
|
1
|
ユウズミ
|
牡4
|
55
|
出口 明見
|
菊池 一雄
|
クビ
|
7
|
|
7
|
6
|
6
|
シルバーヤスユキ
|
牡4
|
56
|
増沢 末夫
|
鈴木 康弘
|
6
|
3
| |
| ※馬齢は旧年齢表記 |
| |
 |
2008.1.19 レーシングプログラム掲載 |
|
 |
|
|