今週の注目レース

平安ステークス(GⅢ)

京都競馬場 1900メートル(ダート)別定 4歳以上オープン

出走馬情報

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

オメガパフューム

牡5歳

調教師:安田翔伍(栗東)

  • 父:スウェプトオーヴァーボード
  • 母:オメガフレグランス
  • 母の父:ゴールドアリュール
ここに注目!

GⅠ・JpnⅠで3勝の実績は、今回のメンバーの中でも上位と言える。昨年末の東京大賞典(GⅠ。大井・ダート2000メートル、1着)以来となる今年初戦で、休み明けをこなせるかどうかは鍵だが、次走に予定している帝王賞(JpnⅠ)へ向けて、弾みのつくレースを見せたい。

前走の東京大賞典(GⅠ)では、先行集団を見る形で、中団前めを進んだ。3、4コーナーで流れに乗ってポジションを上げていくと、直線で早々と先頭に立ち、最後は内から迫るノンコノユメを抑えて1馬身差で快勝。大井競馬場で4戦3勝、2着1回とし、無類の好相性ぶりをあらためて証明した。昨年の平安Sは3着に敗れたが、当時はフェブラリーS10着からの臨戦過程で、一杯に仕上げられたGⅠの後だっただけに、状態面で難しい部分があったのかもしれない。今年は約5か月の休み明けとはいえ、しっかりとリフレッシュされた状態。13日の1週前追い切りでは、栗東CWコースで6ハロン82秒0と好気配を示した。いいコンディションでレースに臨めるだろう。

ゴールドドリーム

牡7歳

調教師:平田修(栗東)

  • 父:ゴールドアリュール
  • 母:モンヴェール
  • 母の父:フレンチデピュティ
ここに注目!

これまでGⅠ・JpnⅠを合わせて5勝しているように、長くダート路線を引っ張ってきた。今回は海外遠征からの帰国初戦となるが、GⅢなら勝ち負けに持ち込みたいところ。百戦錬磨の経験を生かして、ベテランらしいレースが期待される。

前走のサウジC(サウジアラビア。ダート1800メートル)は、2017年のドバイワールドC(G1・UAE。ダート2000メートル、14着)以来となる海外遠征で6着に敗れた。同年の帰国初戦では帝王賞(JpnⅠ。大井・ダート2000メートル)で7着と敗れており、今回もいかにコンディションを整えるかが重要になるだろう。ただ、13日の1週前追い切りでは栗東CWコースで6ハロン80秒9の好時計をマークしており、状態面は申し分なさそうだ。前々走の東京大賞典(GⅠ。大井・ダート2000メートル)では、普段よりも強気のレースぶりで運んだが、直線で力尽き4着。やや距離も長かったような内容であり、100メートルでも短い今回のほうが力を発揮できるだろう。7歳でも衰えは見られない。

ロードレガリス

牡5歳

調教師:野中賢二(栗東)

  • 父:ハーツクライ
  • 母:レディマーメイド
  • 母の父:Fusaichi Pegasus
ここに注目!

地方競馬所属時を含めて6連勝中と、勢いならメンバー中トップクラスと言えそうだ。今回はこれまで以上に強敵相手の一戦となるが、ここで好走ができればさらなる大舞台での活躍も見えてくるはず。夏や秋以降に向けて試金石のレースとなるだろう。

前走のオープン特別・アルデバランS(京都・ダート1900メートル)は、昇級初戦ながら1番人気に支持された。レースでは終始、外々を回りながらも余裕のある手応えで運び、直線入り口では鞍上の武豊騎手が手綱を持ったままで先頭に並びかけた。食い下がるスワーヴアラミス(2着)との差は最後まで縮まることなく1/2馬身差でゴール。先行策を取りながらメンバー中最速の上がり3ハロン35秒9(推定)をマークする完勝だった。また、今回と同じ舞台できっちりと結果を出したという点でも大きな価値があったはずだ。初めての重賞挑戦とはなるが、JRA再転入後の4戦全てをメンバー中最速の推定上がり3ハロンタイムで完勝していることを考えれば、難なくクリアしてもおかしくない。

スワーヴアラミス

牡5歳

調教師:須貝尚介(栗東)

  • 父:ハーツクライ
  • 母:ベイトゥベイ
  • 母の父:Sligo Bay
ここに注目!

昨夏以降に4勝を挙げ、本格化の気配が漂う。前走で重賞タイトルも手に入れ、さらに実績を積み重ねていきたいところだ。父の産駒は年齢を重ねて力をつけていく馬も多いのが特徴。本馬も血統通りの成長曲線を描いており、今回も好勝負が見込める。

前走のマーチSは待望の重賞初制覇となった。スタートでやや行き脚がつかなかったが、鞍上の藤岡康太騎手がうながしてすぐに先行集団にとりついた。3コーナー手前からスパートを開始する厳しい流れになったが、残り200メートル付近で先頭に並ぶと、後ろから差してきたクリンチャー(2着)との追い比べをゴール前で抜け出し優勝した。今回は2か月弱の間隔が空いたが、13日の1週前追い切りでは、栗東CWコースで6ハロン79秒9、ラスト1ハロン12秒8を一杯に追われてマークしており、しっかりと負荷がかけられている。オープンクラスへの昇級後は〔2・1・1・0〕とほぼ完ぺきな内容で、能力を発揮さえできれば、今回も上位争いを演じることが可能だろう。

ヴェンジェンス

牡7歳

調教師:大根田裕之(栗東)

  • 父:カジノドライヴ
  • 母:スペシャルクイン
  • 母の父:スペシャルウィーク
ここに注目!

7歳となったが、骨折などで長期休養も経験しており、衰えどころか今が全盛期と言ってもいいだろう。今回は3か月の休み明けだが、間隔が空いてもしっかりと成績を残しており、割り引く必要はないだろう。力を発揮できれば、今回の相手でも上位争いができるはずだ。

前走のフェブラリーSは、前半から積極的なレース運びで先行集団の一角を追走。4コーナーから鞍上の激しいアクションで早めのスパートを開始したが、直線で伸び切れず10着と敗れた。ただ、レースの前半3ハロンタイム34秒6と先行馬に厳しい流れで、上位馬が後方で脚をためていた馬たちだったことを考えれば、悲観する内容ではなかっただろう。また、以前は1400メートル戦を中心に結果を残していたが、年齢を重ねるごとにゆったりとしたペースのほうがレースをしやすくなっており、今の本馬にとってはマイルの流れも合わなかったようだ。1900メートルへの距離延長はプラス材料。京都コースでは昨年のみやこSを勝っており、ここは巻き返しがありそうだ。

スマハマ

牡5歳

調教師:中内田充正(栗東)

  • 父:ネオユニヴァース
  • 母:サウンドザビーチ
  • 母の父:アフリート
ここに注目!

安定感を欠くレースもあるが、母は6歳1月のTCK女王盃(JpnⅢ)で重賞初制覇を果たした馬で、母系の成長力を考えればもうひと皮むけてもよさそう。本馬もまだまだ伸びしろがありそうだ。

前走の東海Sは、スタートからハナを奪い自らのペースで運んだ。前半1000メートル通過が1分01秒7と決して速いペースではなかったが、4コーナーから後続が一気に差を詰めてくる厳しい展開となり、直線で失速して15着と敗れた。ただ、前々走のベテルギウスS(リステッド。阪神・ダート1800メートル)では、しっかりと逃げ粘って2着を確保しており、力さえ発揮できれば前走のような大敗を何度もするような馬ではないはずだ。昨年7月の名鉄杯(リステッド。中京・ダート1800メートル)では1分47秒6のJRAレコードで白星を挙げており、持ち前のスピードは現級でも十分に通用するものを持っている。今回も、前々で運ぶ自分の競馬に徹して変わり身を見せたいところだ。

ヒストリーメイカー

牡6歳

調教師:新谷功一(栗東)

  • 父:エンパイアメーカー
  • 母:チヨノドラゴン
  • 母の父:バブルガムフェロー
ここに注目!

JRAに再転入後は9戦を経験し、前々走の東海S(6着)を除く8戦で5着以内を確保しているように、安定して能力を発揮できるタイプ。JRAの重賞経験はまだ少ないが、実戦をこなしながら着実に力をつけており、今なら好走の可能性も上がっているだろう。

前走のオープン特別・仁川S(阪神・ダート2000メートル)では、管理する作田誠二調教師の定年引退を飾る大きな1勝を挙げた。レースは好位からそつのない競馬ぶりで、抜群の手応えのまま直線へ。残り200メートル標識の手前で先頭に立つと、そのまま1/2馬身差押し切った。まだまだ余裕のある勝ちっぷりをみても、スタミナは十分備えていると言えそうだ。今回は転厩初戦とはなるが、乗り込み量は豊富で負荷をかけられた調整が行われているので、しっかりと力を出せるだろう。京都・1900メートルでは、3戦して1勝、3着1回と好相性ぶりを見せており、条件としては申し分ないだろう。前々走の東海S6着以来2度目のJRA重賞挑戦となるが、それ以上の結果も十分に期待できそうだ。

ダンツゴウユウ

牡6歳

調教師:谷潔(栗東)

  • 父:バンブーエール
  • 母:チョウカイクリス
  • 母の父:サクラバクシンオー
ここに注目!

1400から1700メートルで全6勝をマークしており、今回は1900メートルの距離克服がポイントとなりそうだ。ただ、スピードを生かしてのレースぶりではなく、ラストの脚もしっかりと使えるタイプなので、こなしてもいいはず。新境地を開く走りが見られるかもしれない。

前走のオープン特別・吾妻小富士S(福島・ダート1700メートル)は、内枠(2枠2番)を生かして楽に好位のポジションを取った。道中も内ラチ沿いを走って距離ロスをなくし、3コーナーから進出を開始すると、力強い脚色で直線早々に先頭へ。あとは後続を突き放す一方で、最後は2着馬に5馬身差をつける快勝ぶりだった。前々走のベテルギウスS(リステッド。阪神・ダート1800メートル)と3走前の武蔵野Sでも4着と健闘をみせており、着実に力をつけてきた。京都コースは2年以上ぶりとはいえ、白星を挙げており、問題なくこなせるだろう。 相手強化の一戦とはなるが、今の充実ぶりなら上位争いに加わっても不思議はない。

(山口 大輝)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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