今週の注目レース

日経賞(GⅡ)

中山競馬場 2500メートル(芝)別定 4歳以上オープン

出走馬情報

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

ミッキースワロー

牡6歳

調教師:菊沢隆徳(美浦)

  • 父:トーセンホマレボシ
  • 母:マドレボニータ
  • 母の父:ジャングルポケット
ここに注目!

前走のアメリカジョッキークラブCは4着だったが、勝負どころで故障した馬の影響を受けたことが敗因の一つだろう。中山・芝コースでの好成績が目立つ一頭で、ここは3度目の重賞制覇の好機を迎えた。

「前走のアメリカジョッキークラブC(4着)は上々の仕上がりで臨めましたし、道中の雰囲気もよかったと思いますが、4コーナーで他の馬が故障するアクシデントが生じて、この馬も外に振られるロスがありました。体勢を立て直してからはよく伸びていたのですが、勝ち負けに加わることはできませんでした。その後はひと息入れてから、日経賞を目標に順調に乗り込みを進めています。ここで重賞タイトルを増やしたいです」と、陣営は看板ホースの仕上げに懸命だ。今回は芝2500メートルへの距離延長が課題になるが、2018年のジャパンカップでは5着に善戦。こなせない距離ではなさそうで、末脚の生きる展開になればチャンスも広がるだろう。

スティッフェリオ

牡6歳

調教師:音無秀孝(栗東)

  • 父:ステイゴールド
  • 母:シリアスアティテュード
  • 母の父:Mtoto
ここに注目!

昨年は小倉大賞典とオールカマーを優勝。中距離重賞で活躍しており、大幅な地力強化が感じられた。前走のアメリカジョッキークラブCは馬場状態(稍重)が合わず8着に敗れたが、自在の脚質は大きなセールスポイント。良馬場なら反撃も難しくないだろう。

「前走のアメリカジョッキークラブC(8着)は自分のリズムで走れたと思いますが、馬場状態(稍重)が向かず、最後の直線でいつもの粘りを発揮できませんでした。その後はひと息入れていましたが、日経賞に向けて順調に乗り込みを消化していますから、出走態勢は整うでしょう。中山コースではオールカマーを勝っているように、相性は悪くありません。ここで重賞のタイトルを加算して、再び大きなステージに向かいたいところです」と、厩舎サイドは着実に成長を遂げている本馬のケアに余念がない。ここまでにGⅡを1勝、GⅢを2勝している実績馬。コース適性も十分で、良馬場での出走がかなえば期待も膨らむ。

エタリオウ

牡5歳

調教師:友道康夫(栗東)

  • 父:ステイゴールド
  • 母:ホットチャチャ
  • 母の父:Cactus Ridge
ここに注目!

2018年の菊花賞では、最後の直線でフィエールマン(1着)と激しい競り合いを演じハナ差の2着。また、同年の日本ダービーでも4着に入った実力の持ち主である。しばらく勝利からは遠ざかっているが、今回はリフレッシュを完了しての一戦。完全復活が期待される。

「前走の有馬記念(10着)の後は休養に入って疲れを癒やしていましたが、日経賞からの始動を視野に入れて乗り込みをスタートさせました。ここまでは順調に来ているので、出走態勢は整うと思います。しばらく勝ち星を挙げていませんが、昨年の京都大賞典(5着)とジャパンカップ(7着)で復調の兆しを見せてくれたのは明るい材料です。今年の好発進を決めて、再び軌道に乗ってくれればいいですね」と、厩舎スタッフは本馬のケアに力を注いでいる。まだ1勝馬ながら、実績は十分。きっかけをつかめば再び大舞台での活躍が可能な実力の持ち主だけに、注目の今年初戦と言えるだろう。昨年の本レースでは2着に入っており、コース適性も十分に備えている。

モズベッロ

牡4歳

調教師:森田直行(栗東)

  • 父:ディープブリランテ
  • 母:ハーランズルビー
  • 母の父:Harlan's Holiday
ここに注目!

格上挑戦となった前走の日経新春杯を快勝。見事に重賞初制覇を達成した上がり馬だ。まだ修正点を残しながらも高い能力をアピールしており、今後の中・長距離路線での活躍が期待される。中山・芝2500メートルの経験もあり、重賞連勝も十分に可能だろう。

「前走の日経新春杯は格上挑戦でしたが、持続力のある末脚を駆使して強い内容で勝利を収めることができました。軽ハンデ(52キログラム)だったとはいえ、好メンバーがそろった中で2着馬に2馬身1/2差をつけてくれたので、今後の活躍が楽しみになりました。まだモタれる面が残っている馬で、成長の余地も残しています。長めの距離も合っていますから、今回も期待しています」と、厩舎サイドは本馬の能力の高さをアピールした。まだレースキャリア11戦で、未完成の部分もあるが、息の長い末脚は文句なく一級品。前々走の3勝クラス・グレイトフルS(4着)で中山・芝2500メートルの舞台も経験しており、重賞連勝に向けて視界は良好だ。

レッドレオン

牡5歳

調教師:角居勝彦(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:レッドエルザ
  • 母の父:Smart Strike
ここに注目!

以前の繊細な部分が解消され、ここにきてたくましさが出てきた素質馬だ。前走の日経新春杯は最後の直線でスムーズさを欠いたが、それでも末脚を伸ばして2着に好走。いよいよ重賞制覇を視界に捉えた印象である。心身共に成長著しいだけに、魅力は大きい。

「3歳の頃は飼い葉食いが細くなったり、メンタル面で繊細なところがありましたが、それも徐々に解消してきました。馬体もひと回り大きくなっていますし、着実に成長を遂げている感じがします。前走の日経新春杯は最後の直線で前が窮屈になって、立て直すシーンがありましたが、ゴール前の伸び脚は目を引くものがありました。結果は2着でしたが、重賞でも通用する能力があることを証明できたので、今後の活躍がとても楽しみです」と、陣営は前走の内容を高く評価している。デビュー戦では442キログラムだった馬体重も460キログラム付近まで成長。実が入ってきた印象が強く、精神面も強化されてきた。ここは重賞初制覇のチャンスと見ていいだろう。

サトノクロニクル

牡6歳

調教師:池江泰寿(栗東)

  • 父:ハーツクライ
  • 母:トゥーピー
  • 母の父:Intikhab
ここに注目!

前走のアメリカジョッキークラブCは故障した馬の影響があって5着に敗れたが、約1年5か月ぶりの復帰初戦としては悪くない内容だった。1度使われた今回は状態面の上積みが見込めるはず。2度目の重賞制覇があっても不思議はない。

「前走のアメリカジョッキークラブC(5着)は長期休養明けに加えて、4コーナーで故障した馬を避けるシーンもありましたが、最後の直線では差を詰めてきたので、次回につながる内容を残せたと思います。その後は疲れを癒やしてから、乗り込みをスタートしました。徐々に調教のピッチを上げていますから、出走態勢は整いそうです。今回は距離が延びますが、長いところでも好走(阪神大賞典2着)したことがある馬なので、問題ないでしょう。前進を期待しています」と、スタッフは本馬の手入れに汗を流している。休養明け2戦目の今回は、状態面の上積みも大きいはず。2017年チャレンジC以来となる重賞制覇が見られるかもしれない。

サンアップルトン

牡4歳

調教師:中野栄治(美浦)

  • 父:ゼンノロブロイ
  • 母:シナル
  • 母の父:キングカメハメハ
ここに注目!

近4戦で3勝をマーク。前走の3勝クラス・サンシャインS(中山・芝2500メートル)は2着馬との差こそわずか(クビ差)だったが、持続力満点の末脚を発揮しての勝利で、強い内容だった。今回は相手強化の一戦になるが、今の勢いを無視することはできない。

「前走の3勝クラス・サンシャインSは、大きな着差こそつきませんでしたが、強い内容で勝ち上がってくれました。ここにきて着実に地力をつけていると思います。今回は初めての重賞挑戦で相手が強化されますから、試金石の一戦になるでしょう。ただ、疲れもなく引き続き状態面は良好ですし、この舞台も合っています」と、陣営は慎重さを見せる一方で、楽しみも大きいようだ。近4戦で3勝をマークしている勢いは魅力で、長丁場も得意なタイプ。離して勝つ派手さこそないが、相手なりに走れる堅実性があるだけに、メンバー強化のハードルを越える可能性も十分にあるだろう。重賞初挑戦・初勝利の場面があっても決して不思議ではない。

ソウルスターリング

牝6歳

調教師:藤沢和雄(美浦)

  • 父:Frankel
  • 母:スタセリタ
  • 母の父:Monsun
ここに注目!

2歳時には阪神ジュベナイルフィリーズ、3歳春にはオークスを制覇。輝かしい実績を残す強豪牝馬だ。昨年は順調に実戦を消化できなかったが、前走の中山記念では牡馬の強敵を相手に3着と好走。復調を示しており、引退の花道を飾る可能性は十分にあるだろう。

「前走の中山記念(3着)は、爪の不安も解消して上々の仕上がりで臨むことができました。レースへ行ってからもスムーズな走りができて、強敵を相手に最後までよく粘ってくれたと思います。中間も引き続き好調をキープしているので、楽しみにしています」と、厩舎サイドはGⅠホースのラストランに向けて懸命だ。2歳時には3戦3勝をマーク。阪神ジュベナイルフィリーズではリスグラシュー(2着)を振り切って優勝し、同年度のJRA賞最優秀2歳牝馬を受賞。今回は前走から距離が延びてのレースになるが、芝2400メートルのオークスを勝っており、スタミナも十分に持っている。有終の美を飾りたいところだ。

(片野 昌一)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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