今週の注目レース

フラワーカップ(GⅢ)

中山競馬場 1800メートル(芝)別定 (牝) 3歳オープン

データ分析

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

近年は上位人気馬の優勝が続いている3歳牝馬限定重賞

2013年以降のフラワーCで優勝を果たした7頭のうち、2014年のバウンスシャッセを除く6頭は、いずれも単勝2番人気以内、かつ単勝オッズが4倍未満だった。ちなみに、そのバウンスシャッセも単勝オッズ6.8倍の3番人気に支持されていた馬である。2012年以降は“JRAのオープンクラス”で優勝経験のあった馬が計5頭しか出走しておらず、比較の難しいメンバー構成となりがちな一戦だが、基本的には前評判の高い馬が優勢だ。今回は阪神・芝1800メートルで行われた2011年を含む過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

キャリア2から5戦の馬が中心

通算出走数別成績を見ると、キャリア「1戦」の馬は3着内率7.1%と苦戦している。また、「6戦以上」の馬も優勝例がなく、3着内率は11.1%にとどまっている。まずは、キャリア「2から5戦」の馬に注目すべきだろう。〔表1〕

〔表1〕通算出走数別成績(過去10年)
通算出走数 着度数 勝率 連対率 3着内率
1戦 1-0-0-13 7.1% 7.1% 7.1%
2〜5戦 9-8-8-76 8.9% 16.8% 24.8%
6戦以上 0-3-1-32 0% 8.3% 11.1%
  • 注記:2014年は2着同着

内外極端な枠に入った馬が不振

中山・芝1800メートルで行われた年(2010年、2012年から2019年)における枠番別成績を見ると、「1枠」「2枠」の馬はいずれも3着内率7.1%、「8枠」の馬は同5.6%と、それぞれ苦戦している。内外極端な枠に入った馬は過信禁物と見ておいた方がよさそうだ。〔表2〕

〔表2〕中山競馬場で行われた年における枠番別成績(2010年、2012年から2019年)
枠番 着度数 勝率 連対率 3着内率
1枠 1-0-0-13 7.1% 7.1% 7.1%
2枠 0-1-0-13 0% 7.1% 7.1%
3枠 1-1-1-12 6.7% 13.3% 20.0%
4枠 2-1-1-14 11.1% 16.7% 22.2%
5枠 1-3-3-11 5.6% 22.2% 38.9%
6枠 1-2-2-13 5.6% 16.7% 27.8%
7枠 2-2-1-13 11.1% 22.2% 27.8%
8枠 1-0-0-17 5.6% 5.6% 5.6%
  • 注記:2014年は2着同着

近年は前走で条件クラスのレースを使われていた馬が優勢

過去5年の3着以内馬15頭中、2018年2着のトーセンブレスを除く14頭は、前走が「JRAのオープンクラスのレース以外」だった。一方、「JRAのオープンクラスのレース」だった馬は3着内率5.0%と苦戦している。2014年以前は前走で「JRAのオープンクラスのレース」を使われていた馬も健闘していたが、近年は期待を裏切りがちなので注意したい。〔表3〕

〔表3〕前走の条件別成績(過去5年)
前走の条件 着度数 勝率 連対率 3着内率
JRAのオープンクラス 0-1-0-19 0% 5.0% 5.0%
JRAのオープンクラス以外 5-4-5-37 9.8% 17.6% 27.5%

先行力や末脚に注目

過去5年の3着以内馬15頭中10頭は、前走の4コーナー通過順が「2番手以内」だった。該当馬は3着内率も40.0%と優秀な水準に達している。〔表4〕

〔表4〕前走の4コーナー通過順別成績(過去5年)
前走の4コーナー通過順 着度数 勝率 連対率 3着内率
2番手以内 4-3-3-15 16.0% 28.0% 40.0%
3番手以下 1-2-2-41 2.2% 6.5% 10.9%

また、過去5年の3着以内馬15頭中9頭は、前走がJRAのレース、かつそのレースの上がり3ハロンタイム(推定)順位が「2位以内」だった。こちらの該当馬も3着内率39.1%と優秀だ。ちなみに、過去5年の3着以内馬15頭中、前走の4コーナー通過順が「3番手以下」、かつ前走がJRAのレースで、そのレースでの上がり3ハロンタイム(推定)順位が3位以下だったのは、2019年3着のランブリングアレーのみだが、同馬も前走の4コーナー通過順は4番手、上がり3ハロンタイム(推定)順位は3位と、前記した条件に準ずるレース内容だった。前走で先行していた馬、もしくは前走の上がり3ハロンタイム(推定)が出走メンバー中上位だった馬を高く評価すべきだろう。〔表5〕

〔表5〕前走がJRAのレースだった馬の、そのレースの上がり3ハロンタイム(推定)順位別成績(過去5年)
前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位 着度数 勝率 連対率 3着内率
2位以内 5-3-1-14 21.7% 34.8% 39.1%
3位以下 0-2-4-41 0% 4.3% 12.8%
ウインファイブ対象レース
勝ち馬を探せ! FOR THE WIN

強調材料の多い馬を重視した方がよさそう

過去6年の優勝馬6頭は、いずれも通算出走数が2から4戦、かつ前走が“JRAのオープンクラスのレース”以外、かつそのレースの上がり3ハロンタイム(推定)順位が2位以内だった。〔表1〕、〔表3〕、〔表5〕などで挙げた条件を多くクリアしている馬に注目したい。〔表6〕

(伊吹 雅也)

〔表6〕優勝馬の、通算出走数、前走、前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位(過去6年)
年次 優勝馬 通算出走数 前走 前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位
2014年 バウンスシャッセ 4戦 寒竹賞(500万下) 1位
2015年 アルビアーノ 2戦 3歳500万下 2位
2016年 エンジェルフェイス 3戦 3歳未勝利 2位
2017年 ファンディーナ 2戦 つばき賞(500万下) 1位
2018年 カンタービレ 3戦 3歳未勝利 1位
2019年 コントラチェック 4戦 菜の花賞(500万下) 2位

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

ページトップへ戻る
表示モード: