今週の注目レース

3歳重賞馬連 中日スポーツ賞ファルコンステークス(GⅢ)

中京競馬場 1400メートル(芝)別定 3歳オープン

データ分析

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

単勝1番人気馬が苦戦している3歳限定の芝短距離重賞

2000年まで「中日スポーツ賞4歳S」の名称で行われるなど、時期やコースもたびたび変更されてきたファルコンSだが、中京競馬場がリニューアルオープンした2012年以降は、3月中旬から下旬に中京・芝1400メートルで開催されている。なお、過去33回の優勝馬33頭中、単勝1番人気の支持を集めていた馬はわずか5頭だけ。現在の名称となった2001年以降の過去19回に限ると、1番人気馬の成績は〔2・0・3・14〕となっており、勝率・連対率は10.5%、3着内率は26.3%どまりである。波乱含みの難解な一戦を展望すべく、今回は中京・芝1200メートルで行われた2010年、阪神・芝1200メートルで行われた2011年を含む過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

戦績に安定感のある馬が優勢

過去10年の3着以内馬30頭中20頭は、“JRAの重賞”において7着以内となった経験のある馬だった。該当馬は3着内率も35.1%に達している。JRAの重賞で7着以内となった事のある馬は高く評価すべきだろう。〔表1〕

〔表1〕“JRAの重賞”において7着以内となった経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 着度数 勝率 連対率 3着内率
あり 7-6-7-37 12.3% 22.8% 35.1%
なし 3-4-3-102 2.7% 6.3% 8.9%

また、“JRAの重賞”において7着以内となった経験がなかった馬のうち、“JRAのGⅠ以外のレース”における連対率が「100%」だった馬は3着内率35.7%と優秀な成績を収めている。これらの馬は、JRAの重賞で7着以内となった事がある馬と同等に評価してよさそうだ。〔表2〕

〔表2〕“JRAの重賞”において7着以内となった経験がなかった馬の、“JRAのGⅠ以外のレース”における連対率別成績(過去10年)
連対率 着度数 勝率 連対率 3着内率
100% 3-1-1-9 21.4% 28.6% 35.7%
100%未満 0-3-2-93 0% 3.1% 5.1%
  • 注記:「100%未満」にはJRAのGⅠ以外のレースに出走経験のなかった馬を含む

前走の内容に注目

過去10年の3着以内馬30頭中17頭は、前走が「JRAの重賞・地方のダートグレード競走」だった。該当馬は3着内率も33.3%に達している。重賞を経由してきた馬は、上位に食い込む可能性が比較的高いと見ておきたい。〔表3〕

〔表3〕前走の条件別成績(過去10年)
前走の条件 着度数 勝率 連対率 3着内率
JRAの重賞・地方のダートグレード競走 5-5-7-34 9.8% 19.6% 33.3%
JRAの重賞・地方のダートグレード競走以外 5-5-3-105 4.2% 8.5% 11.0%

なお、前走が「“JRAの重賞・地方のダートグレード競走”以外」だった馬のうち、前走の着順が2着以下・競走中止、もしくは1着の場合も2着馬とのタイム差が0秒2未満だった馬は、3着内率6.5%と苦戦している。ちなみに、2016年以降の過去4年に限ると〔0・0・0・39〕(3着内率0%)である。前走が重賞でなかった馬のうち、そのレースを勝てなかった馬や、勝っていたとしても着差の小さかった馬は過信禁物と見るべきだろう。〔表4〕

〔表4〕前走が「“JRAの重賞・地方のダートグレード競走”以外」だった馬の、前走の着順ならびに前走の2着馬とのタイム差別成績(過去10年)
前走の着順ならびに2着馬とのタイム差 着度数 勝率 連対率 3着内率
着順が1着、かつ2着馬とのタイム差が0秒2以上 4-2-1-19 15.4% 23.1% 26.9%
着順が2着以下・競走中止、もしくは1着かつ2着馬とのタイム差が0秒2未満 1-3-2-86 1.1% 4.3% 6.5%

牝馬は不振

過去10年の3着以内馬30頭中28頭は、牡・せん馬だった。一方、牝馬は3着内率6.7%と苦戦している。今年も牝馬は評価を下げた方がよさそうだ。ちなみに、牝馬で3着以内に入った2010年3着のサリエルと2019年3着のローゼンクリーガーは、いずれも阪神ジュベナイルフィリーズで4コーナーを3番手で通過していた。前年末の阪神ジュベナイルフィリーズに出走し、そこで先行していた牝馬は、それなりに高く評価すべきかもしれない。〔表5〕

〔表5〕性別成績(過去10年)
着度数 勝率 連対率 3着内率
牡・せん 10-10-8-111 7.2% 14.4% 20.1%
0-0-2-28 0% 0% 6.7%

近年は前走の距離も重要

過去6年の3着以内馬18頭中12頭は、前走の距離が「1400メートル超」だった。一方、「1400メートル未満」だった馬は3着内率3.6%と苦戦している。近年の傾向を重視するならば、前走の距離にも注目しておくべきだろう。ちなみに、前走の距離が「1400メートル」だった馬のうち、そのレースの着順が1着、かつ2着馬とのタイム差が0秒2以上だった馬は〔2・2・0・4〕(3着内率50.0%)という成績を残しているものの、その他の馬は〔1・0・0・25〕(3着内率3.8%)である。前走を勝てなかった馬や、2着馬との着差が小さかった馬に関しては、前走の距離が「1400メートル」であっても苦戦必至と見ておきたいところだ。〔表6〕

(伊吹 雅也)

〔表6〕前走の距離別成績(過去6年)
前走の距離 着度数 勝率 連対率 3着内率
1400m未満 0-0-1-27 0% 0% 3.6%
1400m 3-2-0-29 8.8% 14.7% 14.7%
1400m超 3-4-5-27 7.7% 17.9% 30.8%

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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