今週の注目レース

報知杯弥生賞ディープインパクト記念(GⅡ)

中山競馬場 2000メートル(芝)馬齢 3歳オープン

出走馬情報

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

ワーケア

牡3歳

調教師:手塚貴久(美浦)

  • 父:ハーツクライ
  • 母:チェリーコレクト
  • 母の父:Oratorio
ここに注目!

昨年6月にメイクデビュー東京(芝1800メートル)を快勝すると、休養を挟んで秋初戦のアイビーS(リステッド。東京・芝1800メートル)も連勝。前走のホープフルSこそ3着だったが、まだ能力の底を見せていない印象だ。ここは重賞初制覇のチャンスを迎えた。

「前走のホープフルS(3着)は、スタートしてから他の馬と接触するシーンがあって、道中のポジションが少し後ろになりました。それでも最後の直線では上々の伸び脚を見せてくれたので、悲観はしていません。その後は休養を挟みましたが、ここを目標に乗り込みを消化していますから、出走態勢は整うでしょう。水分を含んだ馬場状態でも能力を発揮できるタイプですし、中山・芝2000メートルも前走で経験済みです。3歳初戦で好発進を遂げたいですね」と、陣営は本馬の活躍を期待している。約4か月半の休養明けで臨んだ前々走のアイビーS(リステッド)を3馬身差で快勝したように、レース間隔が空いても力を出せるタイプ。ここも楽しみは大きい。

サトノフラッグ

牡3歳

調教師:国枝栄(美浦)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:バラダセール
  • 母の父:Not For Sale
ここに注目!

デビュー戦こそ6着に敗れたが、その後は未勝利(東京・芝2000メートル)、1勝クラス(中山・芝2000メートル)を連勝。走破タイム・内容ともに非常に優秀なものを残しており、将来が嘱望される存在と言えるだろう。前走と同じ舞台で、3連勝での重賞初制覇に挑む。

「メイクデビュー東京(芝2000メートル、6着)はひと息の成績でしたが、その後は強い内容で2連勝を飾ってくれたので、これから先の活躍がとても楽しみです。前走の1勝クラスでは、直線で楽に抜け出して2着馬に3馬身差をつけており、中山・芝2000メートルも問題ありませんでした。距離はもっと延びてもいいタイプだと思います。ここ2戦の内容から、重賞挑戦でも楽しみです」と、厩舎サイドの評価は非常に高い。初勝利をマークした際には、東京・芝2000メートルを1分59秒5の2歳コースレコードで駆けており、速いタイムでの決着にも対応可能。3連勝での重賞Vの期待が高まってきた。

ブラックホール

牡3歳

調教師:相沢郁(美浦)

  • 父:ゴールドシップ
  • 母:ヴィーヴァブーケ
  • 母の父:キングカメハメハ
ここに注目!

前走のホープフルSは9着と敗れたが、昨年夏には札幌2歳Sを豪快な末脚で優勝。牡馬にしては小柄な馬体(前走時が428キログラム)ながら、パワフルな末脚が持ち味だ。ひと息入れて立て直された今回は、本来の走りを見せたいところだろう。

「前走のホープフルS(9着)の後は放牧へ出して疲れを癒やしていましたが、2月初めに帰厩し、弥生賞ディープインパクト記念を目標に調整をスタートしました。前々走の札幌2歳S(1着)が強い内容でしたから、前走も期待を持って送り出したのですが、伸びを欠いたのは案外でした。ただ、能力が高いことはわかっているので、ここはあらためて期待しています」と、厩舎スタッフは巻き返しに向けて懸命だ。洋芝の札幌で結果を出したように、パワーは十分に備えている一頭。中山コースへの出走も今度が2回目で、慣れが見込めるはず。札幌2歳Sに続く自身2度目の重賞制覇のシーンが見られるかもしれない。

オーソリティ

牡3歳

調教師:木村哲也(美浦)

  • 父:オルフェーヴル
  • 母:ロザリンド
  • 母の父:シンボリクリスエス
ここに注目!

昨年夏のメイクデビュー函館(芝1800メートル)でブラックホール(2着)を退けて勝利すると、秋の中山開催ではオープン特別・芙蓉S(芝2000メートル)を楽に抜け出す形で連勝。前走のホープフルSこそ伸びを欠いて5着だったが、重賞制覇が視界に入っている一頭だ。

「2歳時の昨年は、まだ幼さを抱えている状況でデビュー2連勝を飾ってくれたので、非常に素質の高い馬だと感じています。前走のホープフルS(5着)はスタート後に他の馬に寄られるシーンがあってスムーズなレースができませんでしたが、それでも大きくは負けておらず、内容は悪くなかったと思います。弥生賞ディープインパクト記念で中身の濃い競馬をして、クラシックロードに乗りたいです」と、厩舎サイドの本馬に対する期待は大きい。おじにエピファネイア、リオンディーズ、サートゥルナーリアといったGⅠ馬の名前がある血統背景も、魅力の一つ。皐月賞と同じ舞台での走りが注目される。

オーロアドーネ

牡3歳

調教師:戸田博文(美浦)

  • 父:エピファネイア
  • 母:サラファン
  • 母の父:アグネスタキオン
ここに注目!

2月2日のメイクデビュー東京(芝1600メートル)に登場すると、これを余裕十分の内容で快勝。鮮烈な印象を残した素質馬である。今回はキャリア1戦での重賞挑戦、中山・芝コースも初めてと条件は楽ではないが、クリア可能なだけの能力を秘めていそうだ。

「前走のメイクデビュー東京は、素晴らしい内容で勝利を収めてくれました。センスの良さに加え、瞬発力もいいものがあることを確認できたので、将来がとても楽しみです。今回はいきなりの重賞挑戦になりますが、素質では引けを取りませんし、距離延長も問題ないでしょう。引き続き状態は良好ですから、強敵相手にどんなレースができるのか、不安よりも楽しみの方が大きいです」と、厩舎サイドは潜在能力の高さに期待している。前走は最後の直線で余裕十分に抜け出すと、ラスト1ハロンを11秒台のラップでまとめる文句のない内容で勝利。ここは距離延長に加えて初の中山コースになるが、重賞制覇への期待は高まってきた。

アラタ

牡3歳

調教師:和田勇介(美浦)

  • 父:キングカメハメハ
  • 母:サンシャイン
  • 母の父:ハーツクライ
ここに注目!

実戦を使うごとに着順がアップし、前走の未勝利(中山・芝2000メートル)を豪快な末脚で優勝。初めて着用したチークピーシーズの効果も大きかった印象で、ここへきて勢いが出てきた一頭と言えるだろう。今回は一気の相手強化になるが、前走の末脚を再現できれば面白い。

「レースを使うごとに良化をたどり、3戦目の前走で初勝利を挙げてくれました。集中力がアップしたという点において、初めて着用したチークピーシーズの効果は大きかったようで、後方待機から最後の直線では力強い末脚を発揮できました。今回は初の重賞挑戦で相手は大幅に強化されますが、素質はここでも見劣りしないはずです」と、前走の勝利を受けて厩舎スタッフのトーンは上がっている。おばに2016年桜花賞の優勝馬ジュエラーや、短距離重賞で活躍したワンカラットがおり、血統面の魅力も大きな一頭。まだ粗削りな面は残っている印象だが、前走と同じ舞台なら好勝負が可能だろう。

パンサラッサ

牡3歳

調教師:矢作芳人(栗東)

  • 父:ロードカナロア
  • 母:ミスペンバリー
  • 母の父:Montjeu
ここに注目!

昨年暮れのホープフルS6着の後、前走の若駒S(リステッド。京都・芝2000メートル)では4着。やや勝ち味に遅い印象はあるが、豊富なレースキャリアを持つ一頭で、強い相手と戦ってきた経験も財産になるはずだ。機動力の生きる中山コースなら、軽視はできない。

「前走の若駒S(リステッド)はゴール前で少し甘くなって4着でしたが、勝ち馬とは0秒4差と大きくは離されていません。ここ2戦は逃げるレースをしていますが、好位からでも競馬ができるタイプです。展開にも注文はつきませんし、仮に力の要る馬場コンディションになっても問題ない馬です。前々走のホープフルS(6着)では強い相手と戦っていますし、レース経験が豊富な点も強調できるでしょう。疲れもなく、引き続き状態は良好ですから、前進を期待しています」と、陣営は順調に実戦を重ねて成長を示している本馬を頼もしく見つめている。すでに6戦を消化し、そのうちの5戦が芝2000メートル。距離経験も生かしたいところだ。

ウインカーネリアン

牡3歳

調教師:鹿戸雄一(美浦)

  • 父:スクリーンヒーロー
  • 母:コスモクリスタル
  • 母の父:マイネルラヴ
ここに注目!

前走の1勝クラス・セントポーリア賞(東京・芝1800メートル)は6着に敗れたが、前々走のオープン特別・芙蓉S(中山・芝2000メートル)ではオーソリティの2着に好走。オープンクラスでも力が通用することは証明済みで、ここでも上位争いが可能だろう。

「今年の初戦として1月の京成杯を予定していましたが、なかなか馬体重が戻り切らなかったので、東京開催まで待って1勝クラス・セントポーリア賞から始動しました。結果は6着でしたが、スタートがスムーズだった点は収穫でした。まだ良化の余地も大きな馬ですから、今回は前進が可能でしょう。脚質からも、中山コースに替わるのはプラス材料になりそうです」と、厩舎スタッフは良化をたどる本馬の仕上げに汗を流している。今回の舞台となる中山・芝2000メートルでは、前々走のオープン特別・芙蓉Sで逃げて2着に好走。軽快な先行力には定評があり、状態面の上積みも見込めるここはチャンスを見いだせそうだ。

(片野 昌一)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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