今週の注目レース

夕刊フジ賞オーシャンステークス(GⅢ)

中山競馬場 1200メートル(芝・外)別定 4歳以上オープン

データ分析

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

荒れる年とそうでない年のギャップが大きい難解な一戦

重賞として行われた過去14回のオーシャンSにおける3連単の配当を振り返ってみると、10万円を超える配当が9回、そのうち100万円を超える配当が3回も出ている。しかしその一方、昨年は単勝1番人気のモズスーパーフレアが1着、単勝2番人気のナックビーナスが2着となり、3連単の配当が1万140円にとどまるなど、残る5回のうち4回は1万3000円以下だった。高額配当がたびたび飛び出すだけでなく、低額配当となる年もあるレースだ。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

コース適性の高い馬が中心

過去10年の3着以内馬延べ30頭中24頭は、“中山競馬場の芝・ダート1200メートル、かつ1000万下(現2勝クラス)から上のクラス”において3着以内に入った経験のある馬だった。一方、この経験がなかった馬は3着内率8.8%と苦戦している。中山競馬場の芝1200メートルやダート1200メートルのレースに実績がある馬を重視すべきだろう。〔表1〕

〔表1〕“中山競馬場の芝・ダート1200メートル、かつ1000万下(現2勝クラス)から上のクラス”において3着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 着度数 勝率 連対率 3着内率
あり 7-10-7-68 7.6% 18.5% 26.1%
なし 3-0-3-62 4.4% 4.4% 8.8%

前走好走馬が優勢

過去10年の3着以内馬延べ30頭中17頭は、前走の着順が「4着以内」だった。基本的には前走好走馬が強いレースだ。〔表2〕

〔表2〕前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 着度数 勝率 連対率 3着内率
4着以内 8-3-6-42 13.6% 18.6% 28.8%
5着以下 2-7-4-88 2.0% 8.9% 12.9%

なお、前走の着順が「5着以下」だった馬のうち、“前年以降、かつ中山・芝1200メートルで行われたオープンクラスのレース”において連対経験のなかった馬は、3着内率8.6%と苦戦している。直近のレースで上位に入っておらず、前年以降に今回と同じ中山・芝1200メートルの重賞やオープン特別で連対したこともない馬は、過信禁物と見ておきたい。〔表3〕

〔表3〕前走の着順が「5着以下」だった馬の、“前年以降、かつ中山・芝1200メートルで行われたオープンクラスのレース”における連対経験の有無別成績(過去10年)
連対経験の有無 着度数 勝率 連対率 3着内率
あり 1-4-1-14 5.0% 25.0% 30.0%
なし 1-3-3-74 1.2% 4.9% 8.6%

馬体重のある馬は堅実

前走の馬体重別成績を見ると、「460キログラム未満」だった馬は全て4着以下に敗れている。一方、「510キログラム以上」だった馬は延べ15頭が3着以内に入り、3着内率が36.6%に達している。なお、2017年以降の過去3年に限ると、前走の馬体重が「460キログラム未満」だった馬は〔0・0・0・6〕(3着内率0%)、「460キログラム以上510キログラム未満」だった馬は〔2・0・1・29〕(3着内率9.4%)、「510キログラム以上」だった馬は〔1・3・2・4〕(3着内率60.0%)である。ある程度馬体重がある馬に注目すべきレースと言えるだろう。〔表4〕

〔表4〕前走の馬体重別成績(過去10年)
前走の馬体重 着度数 勝率 連対率 3着内率
460kg未満 0-0-0-16 0% 0% 0%
460kg以上510kg未満 7-4-4-88 6.8% 10.7% 14.6%
510kg以上 3-6-6-26 7.3% 22.0% 36.6%

近年は前走で先行していた馬が好成績

過去5年の連対馬延べ10頭は、いずれも前走が国内のレース、かつそのレースでの4コーナーの通過順が「5番手以内」だった。該当馬は3着内率も34.3%と優秀な水準に達している。近年の傾向を重視するならば、前走で先行していた馬を高く評価した方がよさそうだ。〔表5〕

(伊吹 雅也)

〔表5〕前走が国内のレースだった馬の、そのレースの4コーナーの通過順別成績(過去5年)
前走の4コーナーの通過順 着度数 勝率 連対率 3着内率
5番手以内 5-5-2-23 14.3% 28.6% 34.3%
6番手以下 0-0-2-41 0% 0% 4.7%

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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