今週の注目レース

共同通信杯(GⅢ)

東京競馬場 1800メートル(芝)別定 3歳オープン

データ分析

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

立て続けに活躍馬を輩出しているスターへの登竜門

過去10年の共同通信杯における連対馬20頭中、半数の10頭は同年春競馬のGⅠにおいて連対を果たしている。2019年は2着馬のアドマイヤマーズがNHKマイルCを制したほか、優勝馬のダノンキングリーも日本ダービーで2着に好走した。春のビッグレースに直結する注目の一戦と言ってよさそうだ。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

前走好走馬が優勢

過去10年の3着以内馬30頭中26頭は、前走の着順が「3着以内」だった。一方、「4着以下」だった馬は優勝例がなく、3着内率も8.7%にとどまっている。大敗直後の馬は評価を下げるべきだろう。〔表1〕

〔表1〕前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
3着以内 10-9-7-41 14.9% 28.4% 38.8%
4着以下 0-1-3-42 0% 2.2% 8.7%

外寄りの枠に入った馬は不振

過去10年のうち、7頭立てだった2019年を除く、出走頭数が10頭以上だった9回における馬番別成績を見ると、「9から14番」の馬は優勝例がなく、3着内率も8.8%にとどまっている。多頭数になるようならば、外寄りの枠に入った馬は過信禁物と見ておいた方がよさそうだ。〔表2〕

 

〔表2〕2010年以降に出走頭数が10頭以上だった年の馬番別成績
馬番 成績 勝率 連対率 3着内率
1〜8番 9-8-7-48 12.5% 23.6% 33.3%
9〜14番 0-1-2-31 0% 2.9% 8.8%
  • 注記:2019年は7頭立て、それ以外の年は10から14頭立て

キャリア4戦以内の馬が中心

過去10年の3着以内馬30頭中26頭は、通算出走数が「4戦以内」だった。一方、「5戦以上」だった馬は3着内率が13.3%にとどまっているうえ、2014年以降の過去6年では〔0・1・0・15〕(3着内率6.3%)とさらに苦戦している。キャリア豊富な馬があまり信頼できない点に注意したい。〔表3〕

 

〔表3〕通算出走数別成績(過去10年)
通算出走数 成績 勝率 連対率 3着内率
4戦以内 9-8-9-57 10.8% 20.5% 31.3%
5戦以上 1-2-1-26 3.3% 10.0% 13.3%

前走の末脚も重要なポイント

過去5年の3着以内馬15頭中12頭は、前走がJRAのレース、かつそのレースでの上がり3ハロンタイム(推定)順位が「4位以内」だった。一方、「5位以下」だった馬は3着内率15.0%とやや苦戦している。2014年以前は「5位以下」だった馬もそれなりに好走していたが、近年の傾向を重視するならば、前走の末脚をチェックしておくべきだろう。〔表4〕

 

〔表4〕前走がJRAのレースだった馬の、そのレースでの上がり3ハロンタイム(推定)順位別成績(過去5年)
前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位 成績 勝率 連対率 3着内率
4位以内 5-3-4-19 16.1% 25.8% 38.7%
5位以下 0-2-1-17 0% 10.0% 15.0%
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強調材料の多い馬に注目

過去5年の優勝馬5頭は、いずれも前走の着順が2着以内だった。また、この5頭は馬番が1から6番だった点、通算出走数が3戦以内だった点、前走がJRAのレース、かつそのレースでの上がり3ハロンタイム(推定)順位が1位だった点も共通している。〔表1〕から〔表4〕で挙げた条件を全てクリアしている馬が有力候補だ。〔表5〕

 

(伊吹 雅也)

注記:表は横にスクロールすることができます。

〔表5〕優勝馬の前走の着順、馬番、通算出走数、前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位(過去5年)
年度 優勝馬 前走の着順 馬番 通算出走数 前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位
2015年 リアルスティール 1着 1番 1戦 1位
2016年 ディーマジェスティ 1着 4番 3戦 1位
2017年 スワーヴリチャード 2着 1番 3戦 1位
2018年 オウケンムーン 1着 6番 3戦 1位
2019年 ダノンキングリー 1着 1番 2戦 1位

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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