今週の注目レース

有馬記念ウィーク馬連 中山大障害(J・GⅠ)

中山競馬場 4100メートル(芝)定量 障害3歳以上オープン

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注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

チャンピオン候補が一堂に会するハードル界の頂上決戦

1934年の創設から1998年までの間、中山大障害は原則として年に2回行われていた。1999年に障害にグレード制が導入され、春の中山大障害が中山グランドジャンプに生まれ変わり、同年以降は年に1回の開催となっている。なお、その1999年以降にJRA賞最優秀障害馬のタイトルを獲得した延べ20頭中14頭は、同年の中山大障害で優勝した馬である(注1)。歴代の名ジャンパーたちが激戦を繰り広げてきた伝統の一戦を読み解くべく、今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみよう。

  • 注1:2003年の中山大障害は積雪により翌年1月に順延されたため、同年は中山大障害が行われておらず、2004年はその順延された1月の中山大障害を優勝したブランディスが最優秀障害馬を受賞

前走好走馬が圧倒的に優勢

過去10年の3着以内馬延べ30頭中24頭は、前走の着順が「3着以内」だった。一方、「4着以下・競走中止」だった馬は3着内率7.2%と苦戦している。前走好走馬が強いレースだ。〔表1〕

〔表1〕前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
3着以内 8-8-8-26 16.0% 32.0% 48.0%
4着以下・競走中止 2-2-2-77 2.4% 4.8% 7.2%

なお、前走の着順が「4着以下・競走中止」だったにもかかわらず3着以内に入った延べ6頭のうち、2009年2着のメルシーエイタイムを除く5頭は、“同年、かつJRAの重賞”で連対経験のある馬だった。前走で上位に食い込めなかったうえ、年明け以降のJRA重賞で連対を果たしていない馬は、思い切って評価を下げたい。〔表2〕

〔表2〕前走の着順が「4着以下・競走中止」だった馬の、“同年、かつJRAの重賞”における連対経験の有無別成績(過去10年)
連対経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 2-1-2-10 13.3% 20.0% 33.3%
なし 0-1-0-67 0% 1.5% 1.5%

馬体重と実績に注目

過去10年の3着以内馬延べ30頭中23頭は、前走の馬体重が「480キログラム以上」だった。一方、「480キログラム未満」だった馬は3着内率14.6%とやや苦戦している。比較的馬体重がある馬を高く評価すべきだろう。〔表3〕

〔表3〕前走の馬体重別成績(過去10年)
前走の馬体重 成績 勝率 連対率 3着内率
480kg未満 2-1-4-41 4.2% 6.3% 14.6%
480kg以上 8-9-6-62 9.4% 20.0% 27.1%

なお、前走の馬体重が「480キログラム未満」だった馬のうち、“同年のイルミネーションジャンプS”において優勝経験のなかった馬は3着内率が6.8%にとどまっている。主要な前哨戦であるイルミネーションジャンプSの優勝馬を除くと、馬体重のない馬は苦戦する可能性がさらに高まるようだ。〔表4〕

〔表4〕前走の馬体重が「480キログラム未満」だった馬の、“同年のイルミネーションジャンプS”における優勝経験の有無別成績(過去10年)
優勝経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 1-1-2-0 25.0% 50.0% 100%
なし 1-0-2-41 2.3% 2.3% 6.8%

J・GⅠで好走経験のない7歳以上の馬は不振

過去10年の3着以内馬延べ30頭中22頭は、年齢が「6歳以下」だった。一方、「7歳以上」だった馬は3着内率15.7%とやや苦戦している。基本的には若い世代の馬を重視したい。〔表5〕

〔表5〕年齢別成績(過去10年)
年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
4歳 3-0-1-13 17.6% 17.6% 23.5%
5歳 4-3-2-28 10.8% 18.9% 24.3%
6歳 1-4-4-19 3.6% 17.9% 32.1%
7歳 1-2-3-19 4.0% 12.0% 24.0%
8歳 1-1-0-16 5.6% 11.1% 11.1%
9歳 0-0-0-3 0% 0% 0%
10歳 0-0-0-1 0% 0% 0%
11歳 0-0-0-2 0% 0% 0%
12歳 0-0-0-1 0% 0% 0%
13歳 0-0-0-1 0% 0% 0%
6歳以下 8-7-7-60 9.8% 18.3% 26.8%
7歳以上 2-3-3-43 3.9% 9.8% 15.7%

なお、年齢が「7歳以上」だったにもかかわらず3着以内に入った8頭のうち、2011年3着のドングラシアスを除く7頭はJ・GⅠで6着以内に入った経験のある馬だった。中山グランドジャンプや前年以前の中山大障害で6着以内に入ったことのない7歳以上の馬は、評価を下げるべきだろう。〔表6〕

〔表6〕年齢が「7歳以上」だった馬の、J・GⅠにおいて6着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 2-3-2-23 6.7% 16.7% 23.3%
なし 0-0-1-20 0% 0% 4.8%

近年は前走から中9週以上の馬が好成績

過去4年の連対馬延べ8頭中、2015年2着のエイコーンパスを除く7頭は、前走との間隔が「中9週以上」だった。該当馬は3着内率も61.5%と優秀な水準に達している。2014年以前は前走から「中8週以内」での出走となった馬も好走していたが、近年は「中9週以上」の間隔を空けて出走してきた馬が優勢だ。〔表7〕

(伊吹 雅也)

〔表7〕前走との間隔別成績(過去4年)
前走との間隔 成績 勝率 連対率 3着内率
中8週以内 0-1-3-36 0% 2.5% 10.0%
中9週以上 4-3-1-5 30.8% 53.8% 61.5%

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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