今週の注目レース

菊花賞(GⅠ)

京都競馬場 3000メートル(芝・外)馬齢 牡・牝 3歳オープン

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注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

真の強さが試される長距離戦

菊花賞の3000メートルという距離は、出走馬の全てが初めて経験する距離となる。それでもクラシック三冠の最後の舞台には毎年多くの馬が集まり、2006年以降はフルゲートとなる18頭立てが続いている。過去5年の優勝馬からは、キタサンブラック、サトノダイヤモンド、フィエールマンが、その後に古馬混合の国内GⅠを制覇。今後への期待を含めて注目したい一戦だ。まずは過去10年の結果から傾向を見ていくことにしよう。

単勝人気別の成績をチェック

過去10年の単勝人気別成績と単勝オッズ別成績を見てみると、1番人気馬の勝率は50.0%で、3着内率は70.0%。1番人気で4着以下に敗れたのは2009年のリーチザクラウン(5着)、2014年のワンアンドオンリー(9着)、2018年のブラストワンピース(4着)だけ。単勝オッズ1倍台の馬は3頭とも優勝しており、2.9倍まで含めても連対できなかったのは、前出のワンアンドオンリー(2.4倍)だけだ。6番人気以下の馬が3着以内に入るケースも多いが、11番人気以下の馬は苦戦。単勝オッズで見ても、10倍台と20倍台からは3着以内馬がそれぞれ5頭以上出ているが、30.0倍から49.9倍の馬は優勝がなく2着と3着が計3回、50倍以上の馬は2着もなく3着が1回あるだけだ。〔表1〕〔表2〕

注記:表は横にスクロールすることができます。

〔表1〕単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 5-1-1-3 50.0% 60.0% 70.0%
2番人気 0-3-0-7 0% 30.0% 30.0%
3番人気 1-0-2-7 10.0% 10.0% 30.0%
4番人気 0-1-0-9 0% 10.0% 10.0%
5番人気 1-2-0-7 10.0% 30.0% 30.0%
6、7番人気 2-1-4-13 10.0% 15.0% 35.0%
8〜10番人気 1-2-1-26 3.3% 10.0% 13.3%
11〜13番人気 0-0-2-28 0% 0% 6.7%
14番人気以下 0-0-0-50 0% 0% 0%
〔表2〕単勝オッズ別成績(過去10年)
単勝オッズ 成績 勝率 連対率 3着内率
1.9倍以下 3-0-0-0 100% 100% 100%
2.0〜2.9倍 1-1-0-1 33.3% 66.7% 66.7%
3.0〜4.9倍 1-2-1-5 11.1% 33.3% 44.4%
5.0〜6.9倍 1-0-0-7 12.5% 12.5% 12.5%
7.0〜9.9倍 0-2-0-3 0% 40.0% 40.0%
10.0〜19.9倍 3-2-4-26 8.6% 14.3% 25.7%
20.0〜29.9倍 1-2-2-21 3.8% 11.5% 19.2%
30.0〜49.9倍 0-1-2-23 0% 3.8% 11.5%
50倍以上 0-0-1-64 0% 0% 1.5%

内枠に注目

過去10年の枠番別成績をまとめてみると、1枠と2枠が3勝ずつ挙げているのが目立っている。また、6枠と7枠も上々の成績。この辺りの傾向も頭の中に入れておきたいところだ。〔表3〕

〔表3〕枠番別成績(過去10年)
枠番 成績 勝率 連対率 3着内率
1枠 3-0-1-16 15.0% 15.0% 20.0%
2枠 3-3-0-14 15.0% 30.0% 30.0%
3枠 1-0-0-19 5.0% 5.0% 5.0%
4枠 0-0-1-19 0% 0% 5.0%
5枠 0-2-2-16 0% 10.0% 20.0%
6枠 1-2-2-15 5.0% 15.0% 25.0%
7枠 2-2-3-23 6.7% 13.3% 23.3%
8枠 0-1-1-28 0% 3.3% 6.7%

馬体重別の成績もチェック

人間の陸上競技では、短距離ランナーは筋骨隆々で、マラソンランナーはその逆というイメージだが、長距離を走る菊花賞での過去10年の馬体重別成績を調べると、480から498キログラムのエリアが好成績。ちなみに、460キログラム未満で優勝したのは2010年のビッグウィーク(450キログラム)だけ。500キログラム以上で優勝したのは、2012年のゴールドシップ(500キログラム)と2015年のキタサンブラック(530キログラム)の2頭となっている。〔表4〕

〔表4〕馬体重別成績(過去10年)
馬体重 成績 勝率 連対率 3着内率
438kg以下 0-0-2-5 0% 0% 28.6%
440〜458kg 1-1-0-19 4.8% 9.5% 9.5%
460〜478kg 1-2-3-42 2.1% 6.3% 12.5%
480〜498kg 6-5-2-55 8.8% 16.2% 19.1%
500〜518kg 1-2-3-19 4.0% 12.0% 24.0%
520kg以上 1-0-0-10 9.1% 9.1% 9.1%

神戸新聞杯から臨んだ馬が好成績

昨年は7月のラジオNIKKEI賞以来の実戦となったフィエールマンが優勝したが、それは菊花賞では珍しい例。連対馬の大半は神戸新聞杯とセントライト記念の両トライアルレースから臨んでいた。また、過去10年の連対馬20頭のうち19頭は、前走が重賞だった。さらに前走の着順別にも成績をまとめてみると、連対馬20頭のうち19頭が前走で3着以内に入っていた。唯一の例外は、2017年の2着馬クリンチャー(前走・セントライト記念9着)だ。〔表5〕〔表6〕

注記:表は横にスクロールすることができます。

〔表5〕前走別成績(過去10年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
神戸新聞杯 7-6-4-49 10.6% 19.7% 25.8%
セントライト記念 1-3-1-46 2.0% 7.8% 9.8%
その他の重賞 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0%
オープン特別 0-0-0-2 0% 0% 0%
1600万下(現3勝クラス) 0-0-0-8 0% 0% 0%
阪神の1000万下(現2勝クラス) 1-0-2-13 6.3% 6.3% 18.8%
新潟の1000万下(現2勝クラス) 0-0-2-1 0% 0% 66.7%
その他の1000万下(現2勝クラス) 0-0-1-21 0% 0% 4.5%
500万下(現1勝クラス) 0-0-0-2 0% 0% 0%
〔表6〕前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
1着 6-1-6-43 10.7% 12.5% 23.2%
2着 2-5-1-17 8.0% 28.0% 32.0%
3着 2-3-1-14 10.0% 25.0% 30.0%
4、5着 0-0-2-25 0% 0% 7.4%
6着以下 0-1-0-51 0% 1.9% 1.9%

春の重賞での成績にも要注目

過去10年の菊花賞では、「5走前までに春の重賞で4着または5着に入っていた」という馬が2009年と2014年を除いて連対している。今年もこのデータに該当する馬がいるかどうか、チェックしておきたい。〔表7〕

〔表7〕春の重賞で4着または5着に入っていた菊花賞連対馬一覧(過去10年)
年度 着順 馬名 該当レース
2010年 2着 ローズキングダム 3走前 皐月賞 4着
2011年 2着 ウインバリアシオン 5走前 きさらぎ賞 4着
2012年 1着 ゴールドシップ 2走前 日本ダービー 5着
2013年 1着 エピファネイア 4走前 弥生賞 4着
2着 サトノノブレス 3走前 青葉賞 4着
2015年 2着 リアルスティール 2走前 日本ダービー 4着
2016年 2着 レインボーライン 4走前 ニュージーランドT 5着
2017年 2着 クリンチャー 3走前 皐月賞 4着
2018年 2着 エタリオウ 2走前 日本ダービー 4着
ウインファイブ対象レース
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500万下(現1勝クラス)を1番人気で制していた馬が3連勝中

過去3年の菊花賞では、「5走前までに500万下(現1勝クラス)のレースを、単勝1番人気で制していた」という馬が勝利を挙げている。今年もそういった戦績を持っている馬には要注意。〔表8〕

(浅野 靖典)

〔表8〕過去3年の優勝馬が5走前までに単勝1番人気で勝利していた500万下(現1勝クラス)のレース
年度 優勝馬 該当レース
2016年 サトノダイヤモンド 5走前 2歳500万下 1番人気 1着
2017年 キセキ 3走前 3歳以上500万下 1番人気 1着
2018年 フィエールマン 2走前 山藤賞 1番人気 1着

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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