今週の注目レース

産経賞セントウルステークス(GⅡ)

阪神競馬場 1200メートル(芝)別定 3歳以上オープン

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注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

秋の主役候補が激突するスプリント戦線の名物重賞

2006年から行われているサマースプリントシリーズでチャンピオンとなった延べ13頭のうち、7頭はこのセントウルSで連対を果たしていた。スプリンターズSの前哨戦であると同時に、夏の王者が決まる注目の一戦だ。なお、馬単と3連複が発売された2002年以降の過去17回中、馬単が“万馬券決着”となったのは3回だけで、3連複が“万馬券決着”となったのも6回だけだった。どちらかと言えば堅く収まりがちなレースだが、今年はどんな決着となるだろうか。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

前走好走馬は堅実

前走の着順別成績を見ると、「3着以内」だった馬が3着内率37.5%と優秀な成績を収めている。一方、「8着以下」だった馬は3着内率5.6%と苦戦している。前走の着順を素直に評価した方がよさそうだ。〔表1〕

〔表1〕前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
3着以内 6-9-3-30 12.5% 31.3% 37.5%
4〜7着 2-1-6-36 4.4% 6.7% 20.0%
8着以下 2-0-1-51 3.7% 3.7% 5.6%

若い馬が中心

過去10年の3着以内馬延べ30頭中22頭は、「5歳以下」の馬だった。一方、「6歳以上」の馬は3着内率12.3%とやや苦戦している。若い世代の馬を重視すべきだろう。〔表2〕

〔表2〕年齢別成績(過去10年)
年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
5歳以下 10-8-4-60 12.2% 22.0% 26.8%
6歳以上 0-2-6-57 0% 3.1% 12.3%

なお、「6歳以上」だった馬のうち、“同年の1200メートル以下のJRA重賞”において4着以内に入った経験のない馬は3着内率が2.5%にとどまっている。同年のスプリント重賞で好走していない6歳以上の馬は、思い切って評価を下げたい。〔表3〕

〔表3〕「6歳以上」だった馬の、“同年の1200メートル以下のJRA重賞”において4着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 0-1-6-18 0% 4.0% 28.0%
なし 0-1-0-39 0% 2.5% 2.5%

前走が重賞以外だった馬は不振

過去10年の3着以内馬延べ30頭中29頭は、前走が重賞(海外のレースを含む)だった。一方、前走が重賞以外だった馬は3着内率が3.4%にとどまっている。前走が条件クラスのレースやオープン特別だった馬は、苦戦する可能性が高いようだ。〔表4〕

〔表4〕前走の条件別成績(過去10年)
前走の条件 成績 勝率 連対率 3着内率
重賞 10-10-9-89 8.5% 16.9% 24.6%
重賞以外 0-0-1-28 0% 0% 3.4%

年明け以降の戦績が重要

過去10年の3着以内馬延べ30頭中27頭は、“同年のJRA重賞”において5着以内に入った経験がある馬だった。一方、この経験がなかった馬は3着内率5.6%と苦戦しているうえ、2013年以降は〔0・0・0・36〕(3着内率0%)と全て4着以下に敗れている。年明け以降に重賞で好走している馬が中心と言えるだろう。〔表5〕

〔表5〕“同年のJRA重賞”において5着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 10-8-9-66 10.8% 19.4% 29.0%
なし 0-2-1-51 0% 3.7% 5.6%
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馬体重が軽い馬は勝ち切れていない

過去10年の優勝馬延べ10頭は、いずれも前走の馬体重が460キログラム以上だった。馬体重の軽い馬は過信禁物と見ておきたい。また、この10頭は年齢が5歳以下だった点、前走が重賞だった点、“同年のJRA重賞”において5着以内に入った経験があった点も共通している。〔表2〕、〔表4〕、〔表5〕で挙げた傾向も重要なポイントだ。ちなみに、前走の馬体重が460キログラム未満だった馬の優勝は2000年のビハインドザマスクが最後、年齢が6歳以上だった馬の優勝は2006年のシーイズトウショウが最後、前走が重賞ではなかった馬と“同年のJRA重賞”において5着以内に入った経験がなかった馬の優勝は2005年のゴールデンキャストが最後となっている。〔表6〕

(伊吹 雅也)

注記:表は横にスクロールすることができます。

〔表6〕優勝馬の「前走の馬体重」「年齢」「前走」「“同年のJRA重賞”における最高着順」(過去10年)
年度 優勝馬 前走の馬体重 年齢 前走 “同年のJRA重賞”における最高着順
2009年 アルティマトゥーレ 488kg 5歳 アイビスSD(GⅢ) 3着(アイビスSD)
2010年 ダッシャーゴーゴー 516kg 3歳 北九州記念(GⅢ) 2着(CBC賞)
2011年 エーシンヴァーゴウ 466kg 4歳 北九州記念(GⅢ) 1着(アイビスSD)
2012年 エピセアローム 476kg 3歳 北九州記念(GⅢ) 2着(チューリップ賞)
2013年 ハクサンムーン 480kg 4歳 アイビスSD(GⅢ) 1着(アイビスSD)
2014年 リトルゲルダ 482kg 5歳 北九州記念(GⅢ) 1着(北九州記念)
2015年 アクティブミノル 476kg 3歳 ニュージーランドT(GⅡ) 2着(ファルコンS)
2016年 ビッグアーサー 520kg 5歳 高松宮記念(GⅠ) 1着(高松宮記念)
2017年 ファインニードル 466kg 4歳 北九州記念(GⅢ) 5着(北九州記念)
2018年 ファインニードル 466kg 5歳 チェアマンズSP(G1) 1着(高松宮記念ほか)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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