今週の注目レース

北海道新聞杯クイーンステークス(GⅢ)

札幌競馬場 1800メートル(芝)別定 (牝) 3歳以上オープン

データ分析関連動画

注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

実績馬の扱いがポイントになりそうな牝馬限定重賞

2017年はアエロリット、2018年はディアドラと、ここ2年のクイーンSはいずれもGⅠウイナーが優勝している。実績馬の参戦も多く、秋の牝馬重賞戦線を占ううえで見逃せない一戦だ。ただし、2015年に単勝オッズ32.5倍(7番人気)のメイショウスザンナが、2016年に単勝オッズ20.2倍(9番人気)のマコトブリジャールが優勝を果たすなど、波乱の決着となった年も少なくない。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみよう。

前走の出走頭数に注目

前走の出走頭数別成績を見ると、前走が「18頭」のレースだった馬は3着内率が50.0%に達している。一方、前走が「11頭以下」のレースだった馬は3着内率6.3%と苦戦している。少頭数のレースを経由してきた馬は過信禁物だ。〔表1〕

〔表1〕前走の出走頭数別成績(過去10年)
前走の出走頭数 成績 勝率 連対率 3着内率
11頭以下 0-1-0-15 0% 6.3% 6.3%
12〜17頭 5-6-5-67 6.0% 13.3% 19.3%
18頭 5-3-5-13 19.2% 30.8% 50.0%

なお、2012年以降の過去7年に限ると、前走の出走頭数が「今回より少ないか今回と同じ」だった馬も3着内率11.1%とやや苦戦している。近年の傾向を重視するなら、前走と今回の出走頭数の比較もしておきたい。〔表2〕

〔表2〕前走の出走頭数別成績(過去7年)
前走の出走頭数 成績 勝率 連対率 3着内率
今回より少ないか今回と同じ 0-2-1-24 0% 7.4% 11.1%
今回より多い 7-5-6-38 12.5% 21.4% 32.1%

近年はベテラン勢だけでなく3歳勢も不振

過去10年の年齢別成績を調べると、「7歳」馬は3着以内に入った例がなく、「6歳」馬も3着内率が9.5%にとどまっている。ベテラン勢は評価を下げるべきだろう。〔表3〕

〔表3〕年齢別成績(過去10年)
年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
3歳 4-0-1-11 25.0% 25.0% 31.3%
4歳 2-3-4-25 5.9% 14.7% 26.5%
5歳 2-7-5-38 3.8% 17.3% 26.9%
6歳 2-0-0-19 9.5% 9.5% 9.5%
7歳 0-0-0-2 0% 0% 0%

なお、2013年以降の過去6年に限ると、「3歳」馬も3着内率11.1%とやや苦戦している。ベテラン勢だけでなく「3歳」馬の扱いにも注意したいところだ。〔表4〕

〔表4〕年齢別成績(過去6年)
年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
3歳 1-0-0-8 11.1% 11.1% 11.1%
4歳 2-2-2-12 11.1% 22.2% 33.3%
5歳 1-4-4-19 3.6% 17.9% 32.1%
6歳 2-0-0-11 15.4% 15.4% 15.4%
7歳 0-0-0-1 0% 0% 0%

ビッグレースでの着順に注目

過去10年の3着以内馬延べ30頭中23頭は、“JRAのGⅠ”において9着以内に入った経験のある馬だった。該当馬は3着内率が30.3%に達しているうえ、2013年以降は〔6・5・5・28〕(3着内率36.4%)とさらに優秀な成績を収めている。ビッグレースで9着以内に入ったことのある馬は高く評価したい。〔表5〕

〔表5〕“JRAのGⅠ”において9着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 9-8-6-53 11.8% 22.4% 30.3%
なし 1-2-4-42 2.0% 6.1% 14.3%

1400から1800メートルのレースを得意としている馬が強い

過去10年の3着以内馬延べ30頭中23頭は、“前年以降のJRAのオープンクラス、かつ1400から1800メートルのレース”において3着以内に入った経験のある馬だった。該当馬は3着内率が32.4%に達しているうえ、2013年以降は〔6・5・5・22〕(3着内率42.1%)とさらに優秀な成績を収めている。1400から1800メートルのレースに実績がある馬を重視すべきだろう。〔表6〕

〔表6〕“前年以降のJRAのオープンクラス、かつ1400から1800メートルのレース”において3着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 9-8-6-48 12.7% 23.9% 32.4%
なし 1-2-4-47 1.9% 5.6% 13.0%
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前走との間隔も重要

過去6年の優勝馬6頭は、いずれも前走との間隔が中6週以上だった。前走との間隔が中5週以内の馬は、2013年以降〔0・2・0・20〕(3着内率9.1%)と苦戦しているので、評価を下げた方がよさそうだ。また、この6頭は前走の出走頭数が今回より多かった点、“JRAのGⅠ”において9着以内に入った経験があった点、“前年以降のJRAのオープンクラス、かつ1400から1800メートルのレース”において3着以内に入った経験があった点も共通している。〔表2〕、〔表5〕、〔表6〕で挙げた傾向も考慮したい。〔表7〕

(伊吹 雅也)

〔表7〕優勝馬の「前走との間隔」「前走の出走頭数」「今回の出走頭数」「“JRAのGⅠ”における最高着順」「“前年以降のJRAのオープンクラス、かつ1400から1800メートルのレース”における最高着順」(過去6年)
年度 優勝馬 前走との間隔 前走の出走頭数 今回の出走頭数 “JRAのGⅠ”における最高着順 “前年以降のJRAのオープンクラス、かつ1400から1800メートルのレース”における最高着順
2013年 アイムユアーズ 中10週 18頭 8頭 2着(2011年阪神JF) 1着(2012年クイーンSほか)
2014年 キャトルフィーユ 中10週 18頭 14頭 5着(2014年ヴィクトリアM) 2着(2014年福島牝馬Sほか)
2015年 メイショウスザンナ 中6週 16頭 10頭 5着(2012年桜花賞) 3着(2015年福島牝馬Sほか)
2016年 マコトブリジャール 中13週 16頭 13頭 9着(2013年秋華賞) 1着(2016年福島牝馬S)
2017年 アエロリット 中11週 18頭 13頭 1着(2017年NHKマイルC) 1着(2017年NHKマイルC)
2018年 ディアドラ 中16週 15頭 11頭 1着(2017年秋華賞) 2着(2017年アネモネS)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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