今週の注目レース

CBC賞(GⅢ)

中京競馬場 1200メートル(芝)ハンデ 3歳以上オープン

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注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

高額配当決着が目立つサマースプリントシリーズ第2戦

2018年のCBC賞で重賞初制覇を果たしたアレスバローズは、次走の北九州記念でも1着となり、同年のサマースプリントシリーズチャンピオンに輝いた。今年も夏のスプリント王座を目指す馬たちが激戦を繰り広げそうだ。なお、GⅢとして行われた2006年以降の過去13回中、実に8回は3連単の配当が10万円を超えている。ハンデキャップ競走らしい波乱含みの一戦である点にも注目すべきだろう。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

前走好走馬が優勢

過去10年の3着以内馬延べ30頭中20頭は、前走の着順が1着、もしくは2着以下で勝ち馬とのタイム差が0秒3以内だった。該当馬は3着内率も34.5%と優秀な水準に達している。まずは前走好走馬に注目したいところだ。〔表1〕

〔表1〕前走の着順ならびに1着馬とのタイム差別成績(過去10年)
前走の着順ならびに前走の1着馬とのタイム差 成績 勝率 連対率 3着内率
着順が1着、もしくは2着以下で勝ち馬とのタイム差が0秒3以内 8-6-6-38 13.8% 24.1% 34.5%
着順が2着以下・競走中止、かつ勝ち馬とのタイム差が0秒4以上 2-4-4-96 1.9% 5.7% 9.4%

なお、前走の着順が2着以下・競走中止、かつ勝ち馬とのタイム差が0秒4以上だった馬のうち、“JRAのGⅠ・JpnⅠかGⅡ・JpnⅡ”において6着以内に入った経験のない馬は3着内率4.8%と苦戦している。前走で2着以下だった馬で、勝ち馬とのタイム差が大きく、今回より格の高いレースで6着以内に入った経験もない馬は、上位に食い込む可能性が低いと見るべきだろう。〔表2〕

〔表2〕前走の着順が2着以下・競走中止、かつ勝ち馬とのタイム差が0秒4以上だった馬の、“JRAのGⅠ・JpnⅠかGⅡ・JpnⅡ”において6着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 0-3-4-37 0% 6.8% 15.9%
なし 2-1-0-59 3.2% 4.8% 4.8%

前走の4コーナーを「9番手以下」で通過していた馬は不振

前走が“国内のレース”だった馬について、そのレースの4コーナーの通過順別に成績を見ると、「3番手以内」だった馬は3着内率30.4%と比較的優秀な成績を収めている。一方、「9番手以下」だった馬は3着内率5.5%と苦戦している。前走で後方からレースを進めていた馬は、評価を下げるべきかもしれない。〔表3〕

〔表3〕前走が“国内のレース”だった馬の、そのレースの4コーナーの通過順別成績(過去10年)
前走の4コーナーの通過順 成績 勝率 連対率 3着内率
3番手以内 5-6-3-32 10.9% 23.9% 30.4%
4〜8番手 4-3-5-50 6.5% 11.3% 19.4%
9番手以下 1-1-1-52 1.8% 3.6% 5.5%

近年の3着以内馬は5歳と6歳の馬だけ

過去5年の3着以内馬延べ15頭中、10頭は年齢が5歳、5頭は6歳だった。2013年以前は4歳以下の馬や7歳以上の馬も好走していたが、近年の傾向を重視するならば、5歳や6歳の馬を高く評価すべきだろう。〔表4〕

〔表4〕年齢別成績(過去5年)
年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
3歳 0-0-0-8 0% 0% 0%
4歳 0-0-0-6 0% 0% 0%
5歳 4-3-3-17 14.8% 25.9% 37.0%
6歳 1-2-2-21 3.8% 11.5% 19.2%
7歳 0-0-0-9 0% 0% 0%
8歳 0-0-0-4 0% 0% 0%
9歳 0-0-0-1 0% 0% 0%
10歳 0-0-0-1 0% 0% 0%

なお、前走の着順が7着以下だった馬に限ると、5歳馬以外は全て4着以下に敗れている。前走で上位に食い込んでいない場合は、4歳以下の馬や7歳以上の馬だけでなく、6歳馬も過信禁物だ。〔表5〕

〔表5〕前走の着順が7着以下だった馬の、年齢別成績(過去5年)
年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
3歳 0-0-0-2 0% 0% 0%
4歳 0-0-0-2 0% 0% 0%
5歳 1-2-2-7 8.3% 25.0% 41.7%
6歳 0-0-0-16 0% 0% 0%
7歳 0-0-0-3 0% 0% 0%
8歳 0-0-0-3 0% 0% 0%

内外極端な枠に入った馬は割り引きが必要

過去5年の枠番別成績を調べると、8枠の馬は3着内率が8.3%にとどまっている。また、1から3枠の馬も〔1・0・1・25〕(3着内率7.4%)と苦戦しており、その中でも1枠の馬は全て4着以下に敗れている。2013年以前は1から3枠や8枠の馬も好走していたが、近年の傾向を重視するならば、4から7枠に入った馬を高く評価したい。〔表6〕

〔表6〕枠番別成績(過去5年)
枠番 成績 勝率 連対率 3着内率
1枠 0-0-0-9 0% 0% 0%
2枠 0-0-1-8 0% 0% 11.1%
3枠 1-0-0-8 11.1% 11.1% 11.1%
4枠 2-2-1-5 20.0% 40.0% 50.0%
5枠 0-2-1-7 0% 20.0% 30.0%
6枠 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0%
7枠 1-1-1-10 7.7% 15.4% 23.1%
8枠 0-0-1-11 0% 0% 8.3%
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馬体重も見逃せないポイント

過去5年の優勝馬5頭は、いずれも前走の馬体重が460キログラム以上だった。なお、前走の馬体重が460キログラム未満だった馬で優勝を果たしたのは、2003年のシーイズトウショウ(452キログラム)が最後である。馬体重の軽い馬は評価を下げるべきだろう。さらに、この5頭は前走の着順が1着、もしくは2着以下ながら勝ち馬とのタイム差が0秒4以内だった点、年齢が5歳か6歳だった点、枠番が3枠から7枠だった点も共通している。〔表1〕、〔表4〕、〔表6〕などで挙げた傾向も考慮した方がよさそうだ。〔表7〕

(伊吹 雅也)

注記:表は横にスクロールすることができます。

〔表7〕優勝馬の「前走の馬体重」「前走の着順」「前走の勝ち馬とのタイム差」「年齢」「枠番」(過去5年)
年度 優勝馬 前走の
馬体重
前走の着順 前走の勝ち馬とのタイム差 年齢 枠番
2014年 トーホウアマポーラ 496kg 10着 0秒4 5歳 6枠
2015年 ウリウリ 468kg 1着 - 5歳 3枠
2016年 レッドファルクス 470kg 1着 - 5歳 7枠
2017年 シャイニングレイ 532kg 1着 - 5歳 4枠
2018年 アレスバローズ 492kg 5着 0秒3 6歳 4枠

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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