今週の注目レース

エプソムカップ(GⅢ)

東京競馬場 1800メートル(芝)別定 3歳以上オープン

出走馬情報

ミッキースワロー

牡5歳

調教師:菊沢隆徳(美浦)

  • 父:トーセンホマレボシ
  • 母:マドレボニータ
  • 母の父:ジャングルポケット
ここに注目!

一昨年のセントライト記念では、アルアイン(2着)を退けて重賞ウイナーの仲間入りを果たし、昨年は大阪杯、ジャパンカップで共に5着と健闘した。今後、ビッグレースへのローテーションを組みやすくするためにも、ここでさらなる収得賞金の加算をしておきたい。

約3か月の休み明けで臨んだ昨年のジャパンカップは、勝ったアーモンドアイから1秒3離された5着だったが、2分20秒6のJRAレコード決着のなか、本馬も従来のレコードタイムを上回る2分21秒9のタイムで走っており、あらためて能力の高さをアピール。続く有馬記念は、離れた最後方追走で末脚不発の11着に敗れた。約4か月の休養を挟んで今年初戦となった前走の新潟大賞典では、4コーナー12番手から直線で狭いスペースを猛然と追い上げて、優勝馬メールドグラースと0秒1差の2着に好走。同馬とは3.5キログラムのハンデ差があり、「負けてなお強し」を印象づけた。今回は別定戦に替わり、休み明けを1度使われて状態面の上積みが見込めるだけに、負けられない一戦だ。

ソーグリッタリング

牡5歳

調教師:池江泰寿(栗東)

  • 父:ステイゴールド
  • 母:ソーマジック
  • 母の父:シンボリクリスエス
ここに注目!

桜花賞3着の母ソーマジックに、数々の一流馬を輩出するステイゴールドが配された良血馬。本馬は六甲S(阪神・芝1600メートル)、都大路S(京都・芝1800メートル)と目下リステッド競走を2連勝中で、充実ぶりは著しく、重賞でも主役候補に挙げられる。

昨年12月のオープン特別・リゲルS(阪神・芝1600メートル)は、勝ったパクスアメリカーナには離されたものの、2着馬とクビ+アタマ差の接戦を演じて4着。3か月半の休み明けとなった前々走の六甲S(リステッド)は、4コーナー10番手から直線で鮮やかに抜け出し、最後はプロディガルサン(2着)の追い上げをクビ差しのいで優勝した。前走の都大路S(リステッド)では、メンバー中最速となる上がり3ハロン34秒1(推定)の末脚で直線豪快に突き抜け、1分44秒6の好タイムで2連勝を飾った。今回は2歳時の京都2歳S(5着)以来約2年半ぶりの重賞挑戦となるが、本格化を遂げた今なら優勝争いが濃厚だ。

レイエンダ

牡4歳

調教師:藤沢和雄(美浦)

  • 父:キングカメハメハ
  • 母:ラドラーダ
  • 母の父:シンボリクリスエス
ここに注目!

全兄はダービー馬レイデオロ。本馬もデビューから無傷の3連勝を飾り、昨秋のセントライト記念では2着に入るなど、能力の高さは証明済み。今年はひと息の成績が続いているが、本来のパフォーマンスを発揮できれば上位争いが濃厚だ。

1番人気に支持された昨年のセントライト記念は、中団追走から上がり3ハロン34秒6(以下推定)の末脚を繰り出して、勝ち馬と0秒2差の2着に入ると、続くチャレンジCは6着。今年初戦となった前々走の東京新聞杯では、初めてのマイル戦でペースの違いに戸惑いながらも、レースの上がり3ハロンタイムを1秒9も上回る同32秒8を発揮しており、着順(8着)ほど内容は悪くなかった。3か月半の休み明けだった前走のオープン特別・メイS(東京・芝1800メートル)は9着。速い時計の出やすい馬場コンディションへの不安は残るが、久々を1度使われた上積みが見込めるだけに、ここはあらためて注目したい。

プロディガルサン

牡6歳

調教師:国枝栄(美浦)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:ラヴズオンリーミー
  • 母の父:Storm Cat
ここに注目!

全きょうだいに2頭のGⅠ馬(リアルスティール、ラヴズオンリーユー)がいるように、血統背景は超一流。気性面の難しさが出世を遅らせているが、重賞で2度の連対歴があり、あっさり勝っても不思議はない。

昨年12月のオープン特別・ディセンバーS(中山・芝1800メートル)で2着に入ると、3か月余りの休養を挟んで今年初戦となった前々走の六甲S(リステッド。阪神・芝1600メートル)では、ラスト200メートル付近で窮屈になるシーンがありながらも、最後はソーグリッタリング(1着)にクビ差まで詰め寄って惜敗の2着。前走の谷川岳S(リステッド。新潟・芝1600メートル)は、じっくりと脚をためて最後方を追走。落ち着いた流れで勝ったハーレムラインとは位置取りの差が出たが、直線でメンバー中最速となる上がり3ハロン32秒6(推定)の豪脚を発揮して2着に追い込んだ。乗り難しい馬だが、ポテンシャルの高さは相当。勝敗の鍵は、鞍上の手腕にもかかってくる。

ソウルスターリング

牝5歳

調教師:藤沢和雄(美浦)

  • 父:Frankel
  • 母:スタセリタ
  • 母の父:Monsun
ここに注目!

2016年阪神ジュベナイルフィリーズ、2017年オークスとGⅠ2勝。2016年度はJRA賞最優秀2歳牝馬、2017年度は同最優秀3歳牝馬を受賞した、華々しい戦歴の持ち主だ。4歳以降の成績はひと息だが、オークスを制した東京の舞台で復権を図る。

4歳を迎えた昨年は阪神牝馬Sで始動するも、10着と大敗。続くヴィクトリアマイルは、不得手な馬場コンディション(稍重)のなか、スローペースの瞬発力比べに後れを取って7着に敗れた。2か月半の休養で立て直されたクイーンSは、4コーナーで早めに先頭へ並びかける積極策で見せ場を作って3着。秋の府中牝馬Sは10着に敗れたものの、7か月の休養を挟んで5歳初戦となった前走のヴィクトリアマイルでは、ハイペースを追いかけながらも、正攻法のレース運びから直線半ばまで上位争いに加わり、JRAレコード決着の0秒7差なら、9着でもレース内容は悪くなかった。2017年のオークス以降2年以上勝ち星から遠ざかっているが、GⅠ2勝の実績馬で侮れない存在だ。

6月7日(金曜)11時00分

出走取消

ブレスジャーニー

牡5歳

調教師:佐々木晶三(栗東)

  • 父:バトルプラン
  • 母:エルフィンパーク
  • 母の父:タニノギムレット
ここに注目!

2歳時にサウジアラビアロイヤルC、東京スポーツ杯2歳Sと重賞連勝を飾り、クラシック候補に挙げられた素質馬。2年半以上も勝ち星から遠ざかっているが、前走のオープン特別・メイS(東京・芝1800メートル)で5着に追い上げて、復調の兆しを見せている。

2016年の東京スポーツ杯2歳S優勝後は、骨折もあって約11か月の長期休養を余儀なくされたが、2017年のチャレンジCで勝ち馬から0秒1差の3着、2018年の函館記念では同0秒2差の4着に入り、地力健在をアピールした。約6か月半の休み明けとなった前走のオープン特別・メイSは、スタートで後手を踏み、最後方を追走。スローペースで前に行った組に向く展開だったが、メンバー中最速タイとなる上がり3ハロン33秒1(推定)の末脚で5着に入った。前走で速い時計での決着に対応できたことは収穫で、左回りコースで全3勝を挙げているように条件もベスト。脚質から展開に注文はつくが、休み明けを1度使われて状態面は上向いており、前走以上の走りが期待できる。

サラキア

牝4歳

調教師:池添学(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:サロミナ
  • 母の父:Lomitas
ここに注目!

3歳時の昨年はローズSで2着に入り、続く秋華賞では勝ったアーモンドアイの4着に健闘した。独オークス馬の母サロミナに、リーディングサイヤーのディープインパクトが配された良血馬。父譲りの瞬発力は、牡馬相手でも見劣りしない。

昨秋のローズSは、スタートで後手を踏んだが、二の脚で挽回して中団を追走。直線でもしっかり脚を伸ばして2着に好走した。続く秋華賞もスタートは良くなかったが、内枠(3枠5番)を生かして中団のインを確保。4コーナーでスムーズに外へ持ち出されると、直線はしぶとく差を詰めて4着に食い込んだ。4歳初戦となった前々走の京都金杯は、インで窮屈な競馬になって7着に敗れ、前走の阪神牝馬Sはスローペースで末脚不発の10着だったが、この2戦共に着順ほど先頭から離されておらず、悲観するレース内容ではない。スタートに課題を残すものの、脚質を踏まえれば直線の長い東京コースは歓迎材料。牡馬相手でも、展開が噛み合えば上位争いが可能だろう。

アップクォーク

牡6歳

調教師:中川公成(美浦)

  • 父:ベーカバド
  • 母:フェルミオン
  • 母の父:アグネスタキオン
ここに注目!

前走の六甲S(リステッド。阪神・芝1600メートル)は11着だったが、左回りの芝1800メートルから2000メートルで全5勝を挙げているように、舞台替わりはプラス材料。3歳時のラジオNIKKEI賞では4着に入っており、重賞のメンバーが相手でも能力は引けを取らない。

オープンクラスへの昇級初戦となった前々走の白富士S(リステッド。東京・芝2000メートル)は、12キログラム増で馬体に若干余裕が感じられた。結果は逃げ馬を捕まえ切れず、2番手追走から3着を確保。前走の六甲S(リステッド)は、直線で伸びを欠いて11着に敗れたが、初めてのマイル戦で追走に忙しく、スタートで後手を踏んでテンに脚を使っただけに、敗因は明らかだ。昨年5月の1600万下・むらさき賞(東京・芝1800メートル)では、1着エアウィンザー(その後チャレンジCを優勝)とクビ差の接戦を演じ、3着ミッキーグローリー(その後京成杯オータムHを優勝)をハナ差退けて2着に好走。ここはベストの舞台で、軽視禁物だ。

(京増 真臣)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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