今週の注目レース

安田記念(GⅠ)

東京競馬場 1600メートル(芝)定量 3歳以上オープン

出走馬情報

アーモンドアイ

牝4歳

調教師:国枝栄(美浦)

  • 父:ロードカナロア
  • 母:フサイチパンドラ
  • 母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!

昨年は3歳牝馬三冠を制覇。さらにはジャパンカップを2分20秒6という破格の好タイムで勝利し、JRA賞年度代表馬に選出された名牝だ。4歳を迎えた今年は、ドバイターフ(G1・UAE。芝1800メートル)を快勝。帰国初戦の今回は、仕上がり面が注目になりそうだ。

「前走のドバイターフ(G1・UAE)は、いつもより前で競馬をする形になりましたが、最後まで余裕がありましたし、着差以上に強い内容だったと思います。日本に戻った後の回復が予想以上に早く、調教も順調に進んでいますので、安田記念への出走を決めました。4月2日の帰国時には450キログラム台まで減少していた馬体重も、480キログラムを超えるまで回復していますから、出走態勢は整うでしょう。上半期はこの一戦に全力投球ということになります」と、陣営は日本を代表するスターホースのケアに懸命だ。国内外を問わず目下7連勝中。快進撃が続く名牝が、3戦3勝を誇る東京コースに凱旋する。

ダノンプレミアム

牡4歳

調教師:中内田充正(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:インディアナギャル
  • 母の父:Intikhab
ここに注目!

休養明けで臨んだ前々走の金鯱賞を余裕十分の内容で勝つと、続く読売マイラーズCも先行策から楽に抜け出す安定した競馬で連勝。ここは勢いを取り戻してのGⅠ参戦になる。これまで芝1600メートルでは3戦3勝を記録しており、距離適性は抜群だ。

「前走の読売マイラーズCは、ある程度本番を見据えた仕上げで臨みましたが、道中の折り合いもスムーズで、とても内容の濃い勝利を収めることができました。その後は在厩で調整していますが、調教では全身をうまく使ったフォームで走れています。これなら上々の仕上がりで本番を迎えることができるでしょう。相手はさらに強化されますが、何とかGⅠのタイトルを増やしたいです」と、スタッフは厩舎の看板ホースの手入れに汗を流している。昨年の日本ダービーこそ6着に敗れたが、その一戦を除けば6戦6勝。朝日杯フューチュリティSを含む3戦全勝を記録している芝1600メートルは最適の距離と思えるだけに、ここで最強マイラーの称号を手にしたい。

ステルヴィオ

牡4歳

調教師:木村哲也(美浦)

  • 父:ロードカナロア
  • 母:ラルケット
  • 母の父:ファルブラヴ
ここに注目!

3歳春のクラシックロードでは結果を出せなかったが、マイル路線へ矛先を向けた昨年秋に、他世代の強敵たちを撃破してマイルチャンピオンシップを優勝。あらためて豊かな才能をアピールした。それ以来のマイル戦となる今回は、楽しみが膨らむ。

「前走の大阪杯(14着)はリズム良く走ることができず、道中でスタミナを消耗したようで、最後の直線ではいつもの末脚を発揮することができませんでした。また、馬体重が大きく減っていた(マイナス12キログラムの478キログラム)ことも影響したのかもしれません。その後は放牧へ出てリフレッシュしていましたが、5月16日に美浦トレーニング・センターに帰厩しました。調教では本来のフットワークを取り戻しつつあり、出走態勢は整うと思います。今回は実績のある芝1600メートルで、直線の長い東京コースになります。条件が好転しますから、巻き返したいです」と、厩舎サイドの期待は大きい。末脚を生かせる舞台だけに、軽視は禁物だろう。

サングレーザー

牡5歳

調教師:浅見秀一(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:マンティスハント
  • 母の父:Deputy Minister
ここに注目!

3歳秋のマイルチャンピオンシップで3着に健闘すると、4歳秋には天皇賞(秋)で勝ち馬レイデオロに次ぐ2着と好走。マイルから2000メートルの距離で高いパフォーマンスを見せている一頭だ。磨きをかけた末脚を武器に、念願のGⅠ初制覇に挑む。

「前走の大阪杯(12着)は、4コーナーでつまずく場面があって不完全燃焼の一戦になりました。これは参考外のレースでしょう。中間はいつものように放牧へ出してリフレッシュしていましたが、安田記念に照準を合わせて栗東トレーニング・センターに帰厩しました。今回は実績のある芝1600メートルに戻りますし、直線の長い東京コースも歓迎材料です。うまく脚をためて切れ味を生かしたいです」と、厩舎スタッフは本馬の末脚に期待を寄せている。昨年の本レースでは、勝ったモズアスコットから0秒2差の5着でゴールイン。舞台適性は十分に備えているだけに、軽視はできない。

ペルシアンナイト

牡5歳

調教師:池江泰寿(栗東)

  • 父:ハービンジャー
  • 母:オリエントチャーム
  • 母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!

3歳時に皐月賞2着、マイルチャンピオンシップ優勝の実績を残し、4歳時には大阪杯で2着に好走。随所で高い能力を示している。水分を含んだ芝コンディションが苦手なタイプだが、良馬場での出走がかなえば、2度目のGⅠ制覇も難しくないだろう。

「前走の大阪杯(11着)は、ラストの伸び脚を欠きました。良馬場ながら、前日に降った雨の影響があった馬場コンディションが、この馬に合わなかった印象です。中間は予定通りひと息入れてリフレッシュし、上半期の目標である安田記念を視野に入れて調整しています。好走には少し条件がつく馬ですが、東京・芝1600メートルなら力を出せるでしょう。何とかパンパンの良馬場で走らせたいですね」と、厩舎サイドは巻き返しに向けて意欲的だ。前走こそ大きく着順を落としたが、これまでにGⅠで4度の連対実績がある馬。一戦だけで評価を下げるのは早計だろう。

モズアスコット

牡5歳

調教師:矢作芳人(栗東)

  • 父:Frankel
  • 母:India
  • 母の父:Hennessy
ここに注目!

昨年の安田記念では、最後の直線で素晴らしい瞬発力を発揮し、アエロリット(2着)、スワーヴリチャード(3着)などのGⅠホースを破って1着でゴールイン。待望のビッグタイトルを手中に収めた。近走の内容は案外でも、軽視できない実績の持ち主だ。

「前走の読売マイラーズC(7着)は、海外遠征から帰国して最初のレースでしたし、流れも向かなかった印象です。ただ、この馬も上がり3ハロン32秒台(推定)の末脚を使っていたので、悲観はしていません。今回は昨年優勝した相性のいいレースですし、状態面の上積みも見込めます。うまく末脚が生きる流れになれば、楽しみも広がります」と、厩舎サイドはディフェンディングチャンピオンの仕上げに全力を注いでいる。ここ3戦は身上とする鋭い切れ味を発揮できていないが、左回りコースで3戦3勝を誇る馬。ここは舞台として最適と判断していいだろう。昨年の極上の切れ味を披露できれば、連覇も見えてくる。

アエロリット

牝5歳

調教師:菊沢隆徳(美浦)

  • 父:クロフネ
  • 母:アステリックス
  • 母の父:ネオユニヴァース
ここに注目!

3歳春にはNHKマイルCを優勝。昨年の本レースではモズアスコットの2着に好走するなど、東京・芝1600メートルに高い適性を示している強豪牝馬だ。前年と同じローテーションで臨む今回も、目が離せない存在と言える。

「前走のヴィクトリアマイルは5着でしたが、自分でレースを引っ張って芝1600メートルを1分30秒台で走ってくれたので、この馬にとってはいい刺激になったと思います。また、あらためて左回りコースのマイル戦がぴったりだということを再認識できました。このローテーションは予定通りですし、状態面に不安はありません。乾いた馬場でスピードが生きるレースになれば、牡馬相手でも期待が持てます」と、スタッフは本馬の能力をアピールした。昨年も今年と同じ臨戦過程を踏んで、ヴィクトリアマイル4着から挑んだ安田記念で2着に好走。良馬場での出走がかなえば、この馬の軽快な先行力がより生きるはずだ。

(片野 昌一)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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