今週の注目レース

3歳重賞馬連 サンケイスポーツ賞フローラステークス(GⅡ)

東京競馬場 2000メートル(芝)馬齢 (牝) 3歳オープン

データ分析

波乱の決着も珍しくないオークストライアル

昨年のフローラSは、単勝オッズ90.4倍(13番人気)のパイオニアバイオが2着に食い込んだ影響もあり、3連単11万3290円の高額配当決着となった。過去のフローラSを振り返ってみると、3連単が導入された2005年から2010年までの6回こそ“10万馬券”決着は1回だけだったものの、2011年以降は8回中4回で“10万馬券”決着、さらに残る4回のうち2回は“100万馬券”決着となっている。上位人気に推されているような馬だけでなく、前評判が低い伏兵馬にも注目しておくべきレースと言えそうだ。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみよう。

前走が1800メートル未満だった馬は不振

過去10年の3着以内馬30頭中26頭は、前走の距離が「1800メートル以上」だった。一方、「1800メートル未満」だった馬は3着内率8.2%と苦戦している。前走で「1800メートル未満」のレースを使われていた馬は評価を下げたい。〔表1〕

〔表1〕前走の距離別成績(過去10年)
前走の距離 成績 勝率 連対率 3着内率
1800m未満 1-1-2-45 2.0% 4.1% 8.2%
1800m以上 9-9-8-98 7.3% 14.5% 21.0%

なお、前走の距離が「1800メートル未満」だった馬のうち、そのレースの4コーナーの通過順が「5番手以下」だった馬は連対がなく、3着内率も2.9%にとどまっている。前走の距離が「1800メートル未満」、かつそのレースで先行していなかった馬は、上位争いに食い込む可能性が低いようだ。〔表2〕

〔表2〕前走の距離が「1800m未満」だった馬の、そのレースの4コーナーの通過順別成績(過去10年)
前走の4コーナーの通過順 成績 勝率 連対率 3着内率
4番手以内 1-1-1-11 7.1% 14.3% 21.4%
5番手以下 0-0-1-34 0% 0% 2.9%

同年3月以降の実績がポイント

過去10年の3着以内馬30頭中20頭は、“同年3月以降、かつ出走頭数が10頭以上のJRAのレース”において3着以内に入った経験のある馬だった。一方、この経験がなかった馬の3着内率は9.3%にとどまっている。3月以降に10頭立て以上のレースで3着以内に入った経験のある馬を重視すべきだろう。〔表3〕

〔表3〕“同年3月以降、かつ出走頭数が10頭以上のJRAのレース”において3着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 9-6-5-45 13.8% 23.1% 30.8%
なし 1-4-5-98 0.9% 4.6% 9.3%

前走との間隔に注目

過去6年の3着以内馬18頭中15頭は、前走との間隔が「中5週以内」だった。一方、「中6週以上」だった馬は3着内率7.0%と苦戦している。2012年以前は前走から「中6週以上」での臨戦だった馬の好走も近年より多かったが、近年の傾向を重視するならば、レース間隔を空けて臨む馬は評価を下げたい。〔表4〕

〔表4〕前走との間隔別成績(過去6年)
前走との間隔 成績 勝率 連対率 3着内率
中5週以内 5-6-4-47 8.1% 17.7% 24.2%
中6週以上 1-0-2-40 2.3% 2.3% 7.0%

前走の4コーナーを6番手以内で通過していた馬が中心

過去4年の3着以内12頭中、2015年3着のマキシマムドパリを除く11頭は、前走の4コーナーの通過順が「6番手以内」だった。一方、「7番手以下」だった馬は3着内率が3.6%にとどまっている。2014年以前は前走の4コーナーの通過順が「7番手以下」だった馬の好走も近年より多かったが、近年は前走で先行していた馬が優勢だ。〔表5〕

〔表5〕前走の4コーナーの通過順別成績(過去4年)
前走の4コーナーの通過順 成績 勝率 連対率 3着内率
6番手以内 4-4-3-30 9.8% 19.5% 26.8%
7番手以下 0-0-1-27 0% 0% 3.6%
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強調材料の多い馬が有力候補

過去4年の優勝馬4頭は、いずれも“同年3月以降、かつ出走頭数が10頭以上の500万下から上のクラスのレース”において優勝経験のある馬だった。また、この4頭は前走との間隔が中5週以内だった点、前走の4コーナーの通過順が5番手以内だった点も共通している。〔表3〕、〔表4〕、〔表5〕で挙げた条件をクリアしている馬、特に余裕をもってクリアできている馬は高く評価すべきだろう。〔表6〕

(伊吹 雅也)

〔表6〕優勝馬の「“同年3月以降、かつ出走頭数が10頭以上の500万下から上のクラスのレース”における最高着順」「前走との間隔」「前走の4コーナーの通過順」(過去4年)
年度 優勝馬 “同年3月以降、かつ出走頭数が10頭以上の500万下から上のクラスのレース”における最高着順 前走との間隔 前走の4コーナーの通過順
2015年 シングウィズジョイ 1着(君子蘭賞) 中3週 3番手
2016年 チェッキーノ 1着(アネモネS) 中5週 4番手
2017年 モズカッチャン 1着(3歳500万下) 中3週 1番手
2018年 サトノワルキューレ 1着(ゆきやなぎ賞) 中5週 5番手

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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