今週の注目レース

中山グランドジャンプ(J・GⅠ)

中山競馬場 4250メートル(芝・外)定量 障害4歳以上オープン

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障害界のスターホースが歴代優勝馬に名を連ねる春の頂上決戦

2018年の中山グランドジャンプは、オジュウチョウサンが2着のアップトゥデイトに2.4秒もの大差をつけて圧勝し、2016年と2017年に続く中山グランドジャンプ3連覇、さらには2016年と2017年の中山大障害を含むJ・GⅠ5連勝を達成した。なお、中山グランドジャンプの3連覇は、2005年から2007年のカラジに続く史上2頭目の記録である。今回は開催時期が7月に、条件が3歳以上に変更された2011年を含む過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみよう。

前走好走馬が強い

前走の着順別成績を見ると、前走で1着だった馬は3着内率が48.1%に達している。一方、「5着以下、競走中止」だった馬は3着内率が10.1%にとどまっている。前走の着順を素直に評価した方がよさそうだ。〔表1〕

〔表1〕前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
1着 5-4-4-14 18.5% 33.3% 48.1%
2〜4着 3-3-4-24 8.8% 17.6% 29.4%
5着以下、競走中止 2-3-2-62 2.9% 7.2% 10.1%

前走の人気にも注意

前走の単勝人気別成績を調べると、前走で1番人気だった馬が3着内率53.3%、2番人気だった馬が3着内率46.7%と、それぞれ優秀な成績を収めている。一方、4番人気以下だった馬は3着内率が13.3%にとどまっている。臨戦過程を比較する際は、前走での単勝人気もチェックしておきたい。〔表2〕

〔表2〕前走の単勝人気別成績(過去10年)
前走の単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 6-2-0-7 40.0% 53.3% 53.3%
2番人気 2-3-2-8 13.3% 33.3% 46.7%
3番人気 1-1-1-7 10.0% 20.0% 30.0%
4番人気以下 1-4-7-78 1.1% 5.6% 13.3%

主要な前哨戦で好走した馬が中心

開催時期が7月に、条件が3歳以上に変更された2011年を除く過去9回(2009年、2010年、2012年から2018年)の3着以内馬延べ27頭中20頭は、“同年の阪神スプリングジャンプもしくはペガサスジャンプS”において4着以内に入った経験のある馬だった。該当馬は3着内率も48.8%に達している。まずは主要な前哨戦である阪神スプリングジャンプやペガサスジャンプSの上位馬に注目すべきだろう。〔表3〕

〔表3〕“同年の阪神スプリングジャンプもしくはペガサスジャンプS”において4着以内に入った経験の有無別成績(2009、2010、2012から2018年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 5-7-8-21 12.2% 29.3% 48.8%
なし 4-2-1-70 5.2% 7.8% 9.1%

なお、“同年の阪神スプリングジャンプもしくはペガサスジャンプS”において4着以内の経験がなかったにもかかわらず3着以内に入った7頭のうち、2013年1着のブラックステアマウンテンを除く6頭は、いずれもJ・GⅠにおいて6着以内に入った経験のある馬だった。主要な前哨戦で上位争いに食い込んでおらず、過去に中山グランドジャンプや中山大障害である程度上位の着順に入ったこともない馬は、評価を下げたいところだ。〔表4〕

〔表4〕“同年の阪神スプリングジャンプもしくはペガサスジャンプS”において4着以内に入った経験がなかった馬の、J・GⅠにおいて6着以内に入った経験の有無別成績(2009、2010、2012から2018年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 3-2-1-23 10.3% 17.2% 20.7%
なし 1-0-0-47 2.1% 2.1% 2.1%

近年は中山の障害コースに実績のある馬が優勢

過去5年の3着以内馬延べ15頭中13頭は、“中山の障害コース”で連対経験のある馬だった。一方、その経験がなかった馬は3着内率7.4%と苦戦している。近年の傾向を重視するならば、既に中山の障害コースで連対したことがある馬を高く評価したい。〔表5〕

(伊吹 雅也)

〔表5〕“中山の障害コース ”における連対経験の有無別成績(過去5年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 5-4-4-20 15.2% 27.3% 39.4%
なし 0-1-1-25 0% 3.7% 7.4%

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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