今週の注目レース

フジテレビ賞スプリングステークス(GⅡ)

中山競馬場 1800メートル(芝)馬齢 牡・牝 3歳オープン

出走馬情報

ファンタジスト

牡3歳

調教師:梅田智之(栗東)

  • 父:ロードカナロア
  • 母:ディープインアスク
  • 母の父:ディープインパクト
ここに注目!

メイクデビュー中京(芝1200メートル)、小倉2歳S、京王杯2歳Sと無傷の3連勝をマークした素質馬。前走の朝日杯フューチュリティSで4着に敗れ連勝はストップしたが、悲観する内容ではなかった。今回は初距離への対応が鍵も、実績は一枚上の存在だ。

「前走の朝日杯フューチュリティSは、外枠(8枠14番)ということもあってか、厳しい競馬になりました。落ち着いた流れでしたから、内枠なら違った結果が出たかもしれません。それでも4着まで追い上げてくれたので、次につながる内容は残せたと思います。今回は初の中山コース、そして芝1800メートルも初めてと課題はありますが、折り合い面は成長してきています。ここで結果を残して、大きな舞台に立たせたいです」と、陣営は本馬の仕上げに力を注いでいる。今回の距離でも高いパフォーマンスを見せることができれば、今後の視界も大きく開けるはず。今年の好発進が期待される。

クリノガウディー

牡3歳

調教師:藤沢則雄(栗東)

  • 父:スクリーンヒーロー
  • 母:クリノビリオネア
  • 母の父:ディアブロ
ここに注目!

15頭立ての9番人気だった前走の朝日杯フューチュリティSでは、好位追走から力強い末脚を繰り出して2着に好走。1番人気のグランアレグリア(3着)には先着を果たしており、優秀な内容を残している。今回は約3か月の休養明けになるが、主役候補の一頭と言える。

「前走の朝日杯フューチュリティSは、道中リズム良く走れましたし、最後の直線でも力強い末脚を見せてくれました。強いメンバーに入って2着と好勝負ができたことは自信になりましたし、今後へ向けて収穫の大きな一戦だったと思います。前走後はシンザン記念に向かうプランを立てていましたが、右後肢を痛めたために休養させました。今回は初の中山コースになりますが、関東圏までの長距離輸送を経験している点は心強い材料です。休養明け初戦でも期待しています」と、厩舎サイドはクラシック候補の仕上げに懸命だ。9番人気で2着に好走した前走では波乱を演出したが、今回は堂々の主役候補に挙げられそうだ。

ロジャーバローズ

牡3歳

調教師:角居勝彦(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:リトルブック
  • 母の父:Librettist
ここに注目!

前走の500万下・福寿草特別(京都・芝2000メートル)を快勝。待望の2勝目をマークし、重賞の舞台へ駒を進めてきた。レースセンスの良さに加えて、息の長い末脚が持ち味の一頭。ここでも能力は全く見劣りしないはずだ。

「前走の500万下・福寿草特別は、好位を進んで直線で楽に抜け出す強い競馬だったと思います。ここにきて馬体が成長していますし、トモもしっかりしてきました。今回は初の重賞挑戦で相手は強化されますが、素質は見劣りしません。実戦へ行ってのセンスがいい馬で、持続力のある末脚もセールスポイントです。ここで好結果を出して、次の大舞台に立たせたいです」と、厩舎スタッフは本馬の能力を高く評価している。ここまで3戦2勝で、先着を許した相手はアドマイヤジャスタ(ホープフルS2着)の1頭だけ。また、この中間は年上のオープン馬(エアウィンザー、シャケトラ)を相手に調教を消化しており、状態の良さも目を引く。重賞でも優勝争いが可能だろう。

ヒシイグアス

牡3歳

調教師:堀宣行(美浦)

  • 父:ハーツクライ
  • 母:ラリズ
  • 母の父:Bernstein
ここに注目!

昨年11月のメイクデビュー東京(芝1800メートル)は、ラストドラフト(次走で京成杯を優勝)の2着に敗れたが、その後2連勝をマーク。前走の500万下・若竹賞(中山・芝1800メートル)は着差以上に強い内容で、コース適性の高さにも注目だ。

「前走の500万下・若竹賞はクビ差の勝利でしたが、着差以上に強い内容だったので、これからの活躍が楽しみになりました。前々走も前走も逃げて勝っていますが、差すレースも可能なタイプですし、展開面に注文はつきません。今回は重賞で相手は強化されると思いますが、この馬の能力なら十分に通用するでしょう。すでに今回の舞台となる中山・芝1800メートルを経験している点も、プラス材料になりそうです」と、前走の勝利を受けて陣営の期待は大きく膨らんでいる。ここまで3戦2勝を記録の将来性豊かな素質馬が、いよいよ重賞に挑戦。どんな走りを見せるのか、注目が集まる。

シークレットラン

牡3歳

調教師:田村康仁(美浦)

  • 父:ダンカーク
  • 母:カールファターレ
  • 母の父:キングカメハメハ
ここに注目!

前々走の500万下・葉牡丹賞(中山・芝2000メートル)を1分59秒6の2歳コースレコードで優勝。高い能力と中山コースへの適性の高さをアピールした。1番人気に支持された前走の京成杯は4着に敗れたが、勝ち馬と0秒4差なら反撃可能な範囲。今回あらためて注目したい。

「前走の京成杯は、1番人気の支持に応えることはできませんでしたが、勝った馬とは0秒4秒で、悲観する内容ではありませんでした。成長段階で2勝を挙げて軌道に乗ってくれたので、これからの活躍を楽しみにしています。少しタイムを要する決着が理想ですから、雨の多い今の時季は合うでしょう。中山・芝コースとの相性もいいだけに、重賞のタイトルを獲得したいです」と、スタッフは熱心なケアを続けている。初勝利をマークした舞台は、今回と同じ中山・芝1800メートル。晴雨兼用のパワフルな末脚を備えている馬で、前走の経験を糧にできれば、待望の重賞初勝利も可能だろう。

ディキシーナイト

牡3歳

調教師:国枝栄(美浦)

  • 父:ダイワメジャー
  • 母:カメリアローズ
  • 母の父:ホワイトマズル
ここに注目!

前走のクロッカスS(リステッド。東京・芝1400メートル)では、上がり3ハロン33秒6(推定)の末脚を発揮して快勝。ここまで5戦全てで4着以内という安定感もセールスポイントだ。今回、400メートルの距離延長はプラスに働きそうで、重賞初制覇が見られるかもしれない。

「前走は芝1400メートルで勝ってくれましたが、本来はもう少し距離が長い方が合うタイプだと思っているので、今回は条件が好転したと言えます。この中間は少しレース間隔が空きましたが、スプリングSに照準を合わせて乗り込みを続けていましたから、出走態勢は整うでしょう。重賞だけに強いメンバーがそろっていますが、この馬も素質は互角のものがあるはずです。今後を占う意味でも重要な一戦になりますね」と、厩舎サイドは距離延長を歓迎している様子だ。全兄のダローネガも早い時期から活躍したが、本馬も昨年夏のデビューから着実に地力を強化している。ここは重賞タイトル奪取のチャンスと見てもいいだろう。

ユニコーンライオン

牡3歳

調教師:矢作芳人(栗東)

  • 父:No Nay Never
  • 母:Muravka
  • 母の父:High Chaparral
ここに注目!

好メンバーが顔をそろえた前走の500万下・つばき賞(京都・芝1800メートル)で2着に好走。デビュー2連勝こそならなかったが、あらためて豊かな才能を示した。ここでも潜在能力は互角で、センスの良さと卓越した勝負根性を武器に上位進出を狙う。

「前走の500万下・つばき賞は2着に敗れましたが、レース内容はとても濃かったと思います。その後は疲れも見られず、今週の開催を目標に調整してきましたから、十分な出走態勢が整うでしょう。とにかくデビュー前から期待の大きかった一頭です。相手は強くなりますが、この馬も能力で見劣りすることはないと思います」と、スタッフも本馬の将来を楽しみにしている。祖父が、昨年のアメリカ三冠馬ジャスティファイなど多くの活躍馬を送り出しているスキャットダディ。父ノーネイネヴァーもG1(モルニー賞、フランス)勝ち馬で、勢いのあるサイアーラインと言える。重賞初挑戦となる本馬だが、1勝馬でも軽くは扱えない。

タガノディアマンテ

牡3歳

調教師:鮫島一歩(栗東)

  • 父:オルフェーヴル
  • 母:タガノレヴェントン
  • 母の父:キングカメハメハ
ここに注目!

デビュー当初は荒削りな面を見せていたが、それも実戦を重ねるごとに徐々に解消。前走のきさらぎ賞では、最後の直線で見事な末脚を発揮して2着に好走した。きさらぎ賞5着のメイショウテンゲンが先日の弥生賞を勝った点からも、注目が必要だろう。

「未勝利(東京・芝1800メートル)を勝った際に、最後の直線で外側に逃避して調教再審査になりましたが、ここ2戦はスムーズな競馬ができています。ハミをトライアビットに換えた効果がありましたし、馬自身も成長していると思います。前走のきさらぎ賞(2着)は最後の直線で目立つ末脚を使ってくれましたから、重賞でも戦える見通しは十分に立ちました。今回もうまく末脚を温存して、勝利を目指したいです」と、陣営は精神面で進境を示す本馬に手応えを感じている。半兄のタガノトネール(父ケイムホーム)、タガノエスプレッソ(父ブラックタイド)も重賞を優勝しており、血統面の魅力も大きな一頭。ここでも上位争いが可能だろう。

(片野 昌一)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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