今週の注目レース

金鯱賞(GⅡ)

中京競馬場 2000メートル(芝)別定 4歳以上オープン

出走馬情報

エアウィンザー

牡5歳

調教師:角居勝彦(栗東)

  • 父:キングカメハメハ
  • 母:エアメサイア
  • 母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!

昨年5月の1600万下・むらさき賞(東京・芝1800メートル)から4連勝中。今回のメンバーの中でも勢いなら一番と言えるだろう。才能開花まで少し時間を要したが、今がまさに充実期。相手強化には違いないが、ここをステップにGⅠの大舞台へと羽ばたきたい。

前走のチャレンジCは、道中4、5番手を楽な手応えで追走し、3コーナー手前から徐々に進出を開始。4コーナーを回って、直線に入った段階では逃げるマルターズアポジー(7着)とまだ3馬身ほどの差があったが、一気の加速で瞬時にかわし、残り200メートル手前で先頭に立った。あとは後続を突き放すばかり。2着マウントゴールドに3馬身差をつける快勝で重賞初制覇を成し遂げた。マークした上がり3ハロンタイムも、メンバー中最速の33秒7(推定)で、時計面でも完勝と言える内容だった。母は秋華賞馬エアメサイアで、全兄エアスピネルはビッグタイトルこそ獲得していないが、GⅠで2着2回の実績馬。本馬も、今後GⅠで戦っていけるだけの血統背景の持ち主だ。

リスグラシュー

牝5歳

調教師:矢作芳人(栗東)

  • 父:ハーツクライ
  • 母:リリサイド
  • 母の父:American Post
ここに注目!

4歳の昨年は、11月のエリザベス女王杯で念願のGⅠ制覇を成し遂げるなど、充実の1年となった。今回は今年の始動戦。このレースの後は自身2度目となる香港遠征も予定されており、弾みをつけるレースを期待したいところだ。

初めての海外遠征となった前走の香港ヴァーズ(G1・香港。芝2400メートル)では、後方3番手を進み、脚をためる競馬。日本馬クロコスミア(10着)が引っ張る流れのなか、3コーナーから馬群の外を回ってポジションを押し上げていくと、直線入り口では先頭集団を射程距離に捉えた。残り100メートル付近で1度は先頭に立ったが、勝ち馬エグザルタントに内から差し返されて2着。海外G1タイトルはわずかな差で逃したものの、前々走のエリザベス女王杯を制した実力をあらためて示したことは間違いない。もともと持ち味であった息の長い末脚が、昨秋からさらに磨きがかかってきており、本格化ムード。休み明けから力を出せるタイプなので、ここでも上位争いができるだろう。

ペルシアンナイト

牡5歳

調教師:池江泰寿(栗東)

  • 父:ハービンジャー
  • 母:オリエントチャーム
  • 母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!

基本的にレースを使われながら良化するタイプ。未勝利に終わった昨年もGⅠで2度の2着があり、豪華メンバーが集まった今回の相手でも実績は上位の存在だ。休み明けを克服し、3歳秋のマイルチャンピオンシップ以来の白星をつかみたい。

前走の香港マイル(G1・香港。芝1600メートル)は、大外枠がひびいたのか、スタートから鞍上がうながしていったにもかかわらず、道中は後方の追走となった。4コーナーの勝負どころでは、馬群の一番外を回して加速をつけながら直線へ。大きなストライドで末脚を伸ばしたが、前との差は詰まらなかった。結果的に道中の距離ロスが大きかったが、初の海外G1で5着を確保したあたりは、地力の高さの証明と言えるだろう。マイルチャンピオンシップの勝ち馬であるが、皐月賞や大阪杯での2着があるように2000メートルも実績を残す距離。自慢の末脚を存分に生かせる中京・芝コースが舞台の今回は、しっかりと優勝争いを演じてくれそうだ。

アルアイン

牡5歳

調教師:池江泰寿(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:ドバイマジェスティ
  • 母の父:Essence of Dubai
ここに注目!

今回が初めての中京競馬場でのレースとなる。皐月賞の勝ち馬であり、右回りの競馬場で多くの実績を残すが、昨年の天皇賞(秋)では勝ち馬から0秒4差4着と健闘。成長とともにいろいろな条件をこなせるようになっており、今回も上位争いができるだろう。

3歳1月以来の芝1600メートル出走となった前走のマイルチャンピオンシップは、しっかりと3着に好走。昨年は6戦して、海外遠征を含む全てで5着以内を確保し安定感を見せつけた。前走は2枠3番から好スタートを決めると、2、3番手の好位を追走。直線残り200メートル付近で1度先頭に立ったものの、内から勝ち馬ステルヴィオと2着ペルシアンナイトの強襲にあい、3着に敗れた。ただ、久しぶりの距離や、後方で脚をためた馬たちが台頭した結果を見れば、“負けてなお強し”の競馬だったことは間違いない。前々走の天皇賞(秋)では、キセキ(3着)が刻んだ緩みないペースを2番手で追走して4着。地力強化は明らかで、この相手でも上位の存在だ。

ダノンプレミアム

牡4歳

調教師:中内田充正(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:インディアナギャル
  • 母の父:Intikhab
ここに注目!

今回は、昨年の日本ダービー以来約9か月半ぶりの実戦となる。昨秋のGⅠ戦線を席巻した現4歳世代の中でもポテンシャルは上位の存在。長期休養明けさえクリアできれば、いきなり勝ち負けできるだけの能力の持ち主だ。

デビュー3戦目で迎えた一昨年の朝日杯フューチュリティSでは、同世代最強を印象づける圧倒的な走りを見せた。最内枠を生かして3番手のインを確保し、やや行きたがるそぶりを見せながらも、抜群の手応えで直線へ。鞍上が追い出しをかける前に早々に先頭に立つと、追いすがる各馬をあっさり突き放し、2着ステルヴィオに3馬身1/2差をつけて優勝。先行策を取りながら、メンバー中最速の上がり3ハロン33秒6(推定)をマークする圧巻の内容だった。3歳時の昨年は挫跖で皐月賞を見送ったが、前走の日本ダービーは1番人気の支持を受けた。結果は6着と期待に応えられなかったが、少し距離が長かった印象だ。距離短縮となる今回は、レースもしやすくなるだろう。

モズカッチャン

牝5歳

調教師:鮫島一歩(栗東)

  • 父:ハービンジャー
  • 母:サイトディーラー
  • 母の父:キングカメハメハ
ここに注目!

一昨年のエリザベス女王杯を含め、全4勝を芝1800から2200メートルで挙げており、中距離がこの馬にとってのベスト。それを思えば、前走の有馬記念(8着)はやや距離が長かったようだ。今回は初めての中京コースになるが、適距離に戻るだけに、巻き返しの余地はあるだろう。

前走の有馬記念は、内めの2枠3番を引き当て、道中もインの6番手付近を追走と、トリッキーなこの舞台ではベストに近いレース運びだった。鞍上が絶妙の進路取りで追走させ、直線の入り口でも手応えはよかったが、最後は後続の馬たちの伸び脚に負けて8着。ただ、自身も最後まで末脚を伸ばしており、差し馬が3着以内を占めた展開となったがゆえの結果だろう。勝ったブラストワンピースや2着のレイデオロなど、相手も強力だった。今回は、後方からレースを進める有力馬が多く、すんなりと先行できれば展開面の恩恵を受けられそう。開幕週の馬場でもあり、内枠を引いてロスなく立ち回れれば、一変しても不思議はない。

ギベオン

牡4歳

調教師:藤原英昭(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:コンテスティッド
  • 母の父:Ghostzapper
ここに注目!

大敗したのは前々走のセントライト記念(13着)だけで、全6戦で3勝、2着2回の安定感を誇る。差し脚質ながら、常に自らの末脚は使えるタイプ。前走の中日新聞杯で重賞初制覇を達成したように、直線の長い中京コースは力を発揮できる好相性の舞台だ。

前走の中日新聞杯はうれしい初重賞制覇となった。レースは、マイスタイル(8着)が淀みないペースで引っ張る流れのなか、本馬は馬群のほぼ真ん中付近で手応え良く追走。4コーナーでポジションを押し上げながら直線で追い出されると、残り200メートル手前で一気に先頭へ。ショウナンバッハ(2着)に1度はかわされたものの、そこからもう1度差し返してハナ差で重賞タイトルを奪取した。それまで、NHKマイルC2着など重賞にあと一歩手が届かなかったが、差し返す勝負根性を含め、新たな一面を見せた。ひと皮むけた今なら、相手強化となる今回のレースでも実績馬たちを脅かす存在となりそう。中京・芝2000メートルで結果を出している点も、大きな強調材料だ。

タニノフランケル

牡4歳

調教師:角居勝彦(栗東)

  • 父:Frankel
  • 母:Vodka
  • 母の父:Tanino Gimlet
ここに注目!

今回が年明け3戦目と順調にレースを消化できている。今年の始動戦となる有力馬が多い中、レースを使われつつ出走できる点は強調材料となるだろう。重賞で連続好走中の勢いを生かすことができれば、初めての重賞制覇も見えてくる。

前走の小倉大賞典は、逃げると目されていたマルターズアポジー(13着)が出遅れ、替わってサイモンラムセス(3着)が快調に飛ばすなか、本馬は離れた2番手を追走。3コーナーから追い出しを開始し、ロングスパートで逃げ馬をつかまえたものの、勝ったスティッフェリオに差され、初重賞制覇をクビ差で逃した。前々走の中山金杯でも、逃げて自らペースを作って3着を確保するなど、地力強化は明らか。昨年は重賞では結果を残せなかったが、今年はきっちりと上位争いに加わっている。相手強化となる今回は後続のマークが軽くなる可能性もあるだけに、再度の好走も十分にありそうだ。

(山口 大輝)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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