今週の注目レース

京都記念(GⅡ)

京都競馬場 2200メートル(芝・外)別定 4歳以上オープン

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2019年の古馬GⅠ戦線を占う注目の一戦

過去10年の京都記念優勝馬延べ10頭中、過半数の6頭は同年にJRAのGⅠで3着以内に入っている。昨年の京都記念で重賞初制覇を果たしたクリンチャーも、2走後の天皇賞(春)で3着に食い込んだ。また、昨年の3着馬レイデオロが天皇賞(秋)を、同7着のミッキーロケットが宝塚記念を制覇。2017年以前を含め、この京都記念で敗れた馬が後にビッグレースを制した例も少なくない。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみよう。

前年以降の実績に注目

過去10年の3着以内馬延べ30頭中、2009年3着のヴィクトリーを除く延べ29頭は“前年以降にJRAのGⅠかGⅡ”において4着以内に入った経験のある馬だった。前年以降に格の高いレースで好走していた馬を重視した方がよさそうだ。〔表1〕

〔表1〕“前年以降にJRAのGⅠかGⅡ”において4着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 10-10-9-41 14.3% 28.6% 41.4%
なし 0-0-1-44 0% 0% 2.2%

少頭数のレースを経由してきた馬は不振

過去10年の前走の出走頭数別成績を調べると、前走が「12頭以下」だった18頭は全て4着以下に敗れている。京都記念は少頭数になる年も多いが、前走が出走頭数の少ないレースだった馬は過信禁物と見ておきたい。〔表2〕

〔表2〕前走の出走頭数別成績(過去10年)
前走の出走頭数 成績 勝率 連対率 3着内率
12頭以下 0-0-0-18 0% 0% 0%
13頭以上 10-10-10-67 10.3% 20.6% 30.9%

前走との間隔に余裕のある馬が中心

過去10年の3着以内馬延べ30頭中、2011年3着のヒルノダムールを除く延べ29頭は、前走との間隔が「中5週以上」だった。今年も前走との間隔が「中4週以内」の馬、すなわち年明け以降のレースに出走していた馬は評価を下げるべきだろう。〔表3〕

〔表3〕前走との間隔別成績(過去10年)
前走との間隔 成績 勝率 連対率 3着内率
中4週以内 0-0-1-40 0% 0% 2.4%
中5週以上 10-10-9-45 13.5% 27.0% 39.2%

前走がGⅠだった馬は堅実

過去10年の3着以内馬延べ30頭中23頭は、前走が海外のレースを含む「GⅠ」だった。該当馬は3着内率が57.5%に達している。今年もまずはGⅠから直行してきた馬に注目してみたい。〔表4〕

〔表4〕前走別成績(過去10年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
GⅠ 8-7-8-17 20.0% 37.5% 57.5%
その他のレース 2-3-2-68 2.7% 6.7% 9.3%

なお、前走が「GⅠ」以外のレースだったにもかかわらず連対を果たした5頭は、いずれも前走の出走頭数が15頭以上、かつ前走との間隔が中5週以上、かつ前走の着順が7着以内だった。こちらの該当馬は2009年以降〔2・3・0・6〕(3着内率45.5%)で、2012年以降に限れば〔2・2・0・3〕(3着内率57.1%)と好走率が高く、GⅠから直行してきた馬と同等に評価してよさそうだ。〔表5〕

注記:表は横にスクロールすることができます。

〔表5〕前走が「GⅠ」以外のレースだった連対馬(過去10年)
年度 着順 馬名 前走の出走頭数 前走との間隔 前走の着順
2009年 2着 サクラメガワンダー 17頭 中10週 1着
2013年 1着 トーセンラー 18頭 中22週 7着
2着 ベールドインパクト 15頭 中7週 1着
2015年 1着 ラブリーデイ 17頭 中5週 1着
2着 スズカデヴィアス 15頭 中9週 4着
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前走の馬体重が500キログラム以上だった馬は過信禁物

過去7年の優勝馬延べ7頭は、いずれも前走の馬体重が500キログラム未満だった。馬体重の重い馬はやや評価を下げるべきかもしれない。なお、この延べ7頭は“前年以降のJRAのGⅠかGⅡ”において4着以内に入った経験があった点、前走の出走頭数が13頭以上だった点、前走との間隔が中5週以上だった点も共通している。〔表1〕、〔表2〕、〔表3〕で挙げた傾向も重視するべきだろう。〔表6〕

(伊吹 雅也)

注記:表は横にスクロールすることができます。

〔表6〕優勝馬の「前走の馬体重」「“前年以降のJRAのGⅠかGⅡ”における最高着順」「前走の出走頭数」「前走との間隔」(過去7年)
年度 優勝馬 前走の馬体重 “前年以降のJRAのGⅠかGⅡ”における最高着順 前走の出走頭数 前走との間隔
2012年 トレイルブレイザー 495kg 1着(2011年アルゼンチン共和国杯) 13頭 中8週
2013年 トーセンラー 450kg 4着(2012年京都記念) 18頭 中22週
2014年 デスペラード 478kg 1着(2013年ステイヤーズS) 16頭 中7週
2015年 ラブリーデイ 482kg 4着(2014年金鯱賞) 17頭 中5週
2016年 サトノクラウン 480kg 1着(2015年弥生賞) 18頭 中14週
2017年 サトノクラウン 484kg 1着(2016年京都記念) 14頭 中8週
2018年 クリンチャー 482kg 2着(2017年菊花賞) 18頭 中15週
  • 注記:前走が香港のレースだった馬は1ポンド=0.453キログラム(小数点以下切り捨て)で換算

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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