今週の注目レース

ホープフルステークス(GⅠ)

中山競馬場 2000メートル(芝)馬齢 牡・牝 2歳オープン

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翌年のクラシック戦線に夢つなぐ2歳中距離チャンピオン決定戦

昨年GⅠに格上げされたホープフルSは、1600メートルで行われる阪神ジュベナイルフィリーズと朝日杯フューチュリティSに対して、中距離の2歳王者決定戦に位置付けられている。2013年まではラジオNIKKEI杯2歳Sの名称で阪神競馬場・芝2000メートルを舞台に行われていたが、今回はラジオNIKKEI杯2歳S時代を含めた過去10年の結果から傾向を分析していく。

近年は前走芝2000メートル組が優勢

過去10年の出走馬について、前走の距離別に成績をまとめると、ホープフルSと同じ「芝2000メートル」組が8勝を挙げ、勝率でトップとなっている。ただし、連対率・3着内率では「芝1600メートル」組がトップの数値となっており、3着内率では「芝1800メートル」組も「芝2000メートル」組の数値を上回っている。しかし、中山競馬場で行われた2014年以降の過去4年間に限れば、優勝馬はいずれも前走「芝2000メートル」組で、2着馬4頭中1頭、3着馬4頭中2頭も前走が芝2000メートルだった。近年は前走も芝2000メートルだった馬が優勢となっている。〔表1〕

〔表1〕前走の距離別成績(過去10年)
前走の距離 成績 勝率  連対率 3着内率
芝1400m 0-0-0-2 0% 0% 0%
芝1600m 0-4-1-11 0% 25.0% 31.3%
芝1800m 2-5-6-40 3.8% 13.2% 24.5%
芝2000m 8-1-3-49 13.1% 14.8% 19.7%
ダートのレース 0-0-0-8 0% 0% 0%
  • 注記:2008〜2013年のラジオNIKKEI杯2歳Sと2014年以降のホープフルSが対象

芝で2勝している馬が上位

過去10年の出走馬について、JRAの芝のレースでの勝利数別に成績をまとめると、「2勝」組が「1勝」組と「0勝」組を好走率で大きく上回っている。中山競馬場で行われた2014年以降で見ても、「2勝」組が2勝、2着3回で、連対馬8頭中5頭を占めている。ちなみに、「1勝」組も2014年以降に2勝を挙げているが、その2頭に共通しているのは、共に「1戦1勝」だったこと。なお、過去10年の出走馬の中には、JRAの芝のレースで3勝以上挙げている馬はいなかった。〔表2〕

〔表2〕JRAの芝のレースでの勝利数別成績(過去10年)
勝利数 成績 勝率  連対率 3着内率
2勝 5-6-3-18 15.6% 34.4% 43.8%
1勝 5-4-7-84 5.0% 9.0% 16.0%
0勝 0-0-0-8 0% 0% 0%
  • 注記:2008〜2013年のラジオNIKKEI杯2歳Sと2014年以降のホープフルSが対象

芝のレース初勝利時の2着馬とのタイム差に注目

過去10年の出走馬について、JRAの芝のレース初勝利時の2着馬とのタイム差別に成績をまとめると、該当数が3頭しかいない「0秒7以上」を除けば、「0秒3から0秒6」組が好走率でトップ。しかし、中山競馬場で行われた過去4年に限れば、「0秒1から0秒2」組が3勝を挙げ、「0秒3から0秒6」組は1勝のみ、2着の数でも「0秒1から0秒2」組が3回、「0秒3から0秒6」組が1回で、近年はJRAの芝のレース初勝利時の2着馬とのタイム差が「0秒1から0秒2」だった馬の好走が多くなっている。〔表3〕

〔表3〕JRAの芝のレース初勝利時の2着馬とのタイム差別成績(過去10年)
2着馬とのタイム差 成績 勝率  連対率 3着内率
タイム差なし 0-2-1-21 0% 8.3% 12.5%
0秒1〜0秒2 5-3-4-45 8.8% 14.0% 21.1%
0秒3〜0秒6 5-4-4-35 10.4% 18.8% 27.1%
0秒7以上 0-1-1-1 0% 33.3% 66.7%
JRAの芝未勝利 0-0-0-8 0% 0% 0%
  • 注記:2008〜2013年のラジオNIKKEI杯2歳Sと2014年以降のホープフルSが対象

敗戦した際の勝ち馬とのタイム差も要チェック

過去10年の出走馬について、過去2走以内にJRAの芝のレースで敗れていた際の勝ち馬との最大タイム差別に成績を調べると、まず目を引くのが「過去2走でJRAの芝のレース敗戦なし」組が好走率でトップに立っている点だ。過去2走で敗戦経験があった馬の中では、「タイム差なし」「0秒1から0秒2」「0秒3から0秒4」の3組からしか勝ち馬が出ていない。逆に、タイム差が「0秒7以上」だった馬や、「過去2走でJRAの芝のレース不出走」だった馬は1頭も3着以内に入っていない。中山競馬場で行われた過去4年に限っても、3着以内馬12頭のうち8頭は過去2走でJRAの芝のレースにおいて敗戦経験がなく、残る4頭も敗戦時の勝ち馬との最大タイム差が「0秒4以内」だった。〔表4〕

〔表4〕過去2走以内にJRAの芝のレースで敗れていた際の勝ち馬との最大タイム差別成績(過去10年)
勝ち馬との最大タイム差 成績 勝率  連対率 3着内率
タイム差なし 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0%
0秒1〜0秒2 1-1-1-21 4.2% 8.3% 12.5%
0秒3〜0秒4 1-2-2-14 5.3% 15.8% 26.3%
0秒5〜0秒6 0-2-1-11 0% 14.3% 21.4%
0秒7以上 0-0-0-26 0% 0% 0%
過去2走でJRAの芝のレース敗戦なし 7-4-6-23 17.5% 27.5% 42.5%
過去2走でJRAの芝のレース不出走 0-0-0-7 0% 0% 0%
  • 注記:2008〜2013年のラジオNIKKEI杯2歳Sと2014年以降のホープフルSが対象
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過去2走とも単勝2番人気以内だった馬が連勝中

中山競馬場で行われた2014年以降の優勝馬4頭の過去2走の単勝人気をチェックすると、2頭は過去2走でいずれも「1番人気」に支持されており、残る2頭は共にキャリア1戦で、それぞれデビュー戦で1番人気、2番人気に支持されていた。過去2走で上位人気に推されていた馬は、このレースでも注目しておきたい。〔表5〕

(河野 道夫)

〔表5〕優勝馬の過去2走の単勝人気(過去4年)
年度 優勝馬 2走前の単勝人気 前走の単勝人気
2014年 シャイニングレイ - 2番人気
2015年 ハートレー - 1番人気
2016年 レイデオロ 1番人気 1番人気
2017年 タイムフライヤー 1番人気 1番人気
  • 注記:シャイニングレイとハートレーはキャリア1戦だった

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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