今週の注目レース

福島記念(GⅢ)

福島競馬場 2000メートル(芝)ハンデ 3歳以上オープン

出走馬情報

エアアンセム

牡7歳

調教師:吉村圭司(栗東)

  • 父:シンボリクリスエス
  • 母:エアマグダラ
  • 母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!

度重なる休養で出世は遅れたが、7歳を迎えた今年は前々走の函館記念で重賞初制覇を飾り、本格化ムード。55キログラムだった函館記念より2キログラム重い57キログラムのハンデを背負うが、今の充実ぶりなら主役候補の一頭に挙げられる。

今年3月の1600万下・スピカS(中山・芝1800メートル)で、2015年6月以来となる勝ち星を挙げてオープンクラス入り。続くオープン特別・都大路S(京都・芝1800メートル)では、1分44秒9と大幅に持ち時計を短縮して勝ち馬から0秒3差の2着に好走した。エプソムC5着を経て臨んだ前々走の函館記念は、好位のインで道中はジッと脚を温存。55キログラムのハンデで、2着馬とは2.5キログラムの斤量差があったが、直線半ばで鮮やかに抜け出して快勝した。前走のオールカマーはレイデオロ(1着)、アルアイン(2着)のGⅠ馬2頭には離されたものの、3着ダンビュライトとはクビ差の4着。7歳にして地力強化は明らかで、2つ目の重賞タイトル獲得を狙う。

スティッフェリオ

牡4歳

調教師:音無秀孝(栗東)

  • 父:ステイゴールド
  • 母:シリアスアティテュード
  • 母の父:Mtoto
ここに注目!

昨年秋のセントライト記念で4着に健闘し、素質の片りんを見せていたが、今夏の北海道シリーズで頭角を現してオープンクラス入り。約2か月ぶりだった前走のオープン特別・オクトーバーS(東京・芝2000メートル、4着)を1度使われて、今回は状態面の上積みが見込めそうだ。

今夏のクラス再編成後に1000万下・北斗特別(函館・芝1800メートル)を鮮やかに逃げ切ると、1600万下・五稜郭S(函館・芝2000メートル)では、勝ち馬マイスタイルに次ぐ2着。続く1600万下・TVh賞(札幌・芝1800メートル)では、離れた2番手を進み、直線の入り口で先頭に躍り出ると、危なげなく押し切って快勝した。前々走の札幌記念は、ハイペースで1から4着が差し・追い込み馬で占めたことを踏まえれば、好位追走から0秒4差の5着に粘ったレース内容は高く評価できる。前走のオープン特別・オクトーバーSは4着に敗れたが、スローペースで後方に控えた本馬には展開が向かなかった印象。今夏を境にグンと地力をつけており、重賞初制覇も十分に可能だろう。

マイスタイル

牡4歳

調教師:昆貢(栗東)

  • 父:ハーツクライ
  • 母:ファーストナイナー
  • 母の父:フォーティナイナー
ここに注目!

3歳時の昨年は、弥生賞で2着に好走し、日本ダービーでは4着に逃げ粘った実力馬。今夏のクラス再編成後は1000万下→1600万下クラスで連勝を飾って、再びオープンクラス入りを決めた。展開の鍵を握る一頭で、ここもその動向から目が離せない。

昨年秋の菊花賞(18着)後は約6か月の休養で立て直し、復帰初戦となったオープン特別・福島民報杯(福島・芝2000メートル)では、ハイペースの2番手追走から勝ち馬とクビ差の2着に粘って“負けてなお強し”を印象づけた。続く新潟大賞典は6着に敗れたが、クラス再編成後の1000万下・洞爺湖特別(函館・芝2000メートル)を鮮やかに逃げ切り勝ち。前々走の1600万下・五稜郭S(函館・芝2000メートル)も先手を奪ってマイペースに持ち込むと、スティッフェリオ(2着)を3馬身突き放して快勝した。前走の札幌記念は粘りを欠いて9着に敗れたが、先手争いが激しくハイペースになったことがこたえた印象で、悲観する内容ではなかった。スムーズな競馬ができれば、巻き返しが期待できる。

マイネルハニー

牡5歳

調教師:栗田博憲(美浦)

  • 父:マツリダゴッホ
  • 母:ブライアンハニー
  • 母の父:ナリタブライアン
ここに注目!

3歳時のチャレンジCで重賞ウイナーの仲間入りを果たし、昨年末から今年初めにかけてはオープン特別を連勝。その後の成績はひと息だったが、前走のオープン特別・オクトーバーS(東京・芝2000メートル)で2着に入り、復調のきっかけをつかんでいる。

今年初戦のオープン特別・白富士S(東京・芝2000メートル)では、平均ペースの逃げに持ち込むと、2着馬の追い上げをアタマ差振り切って通算5勝目をマーク。続く中山記念は、GⅠ馬3頭が顔をそろえるハイレベルな一戦で10着に敗れた。約4か月の休養を挟んで夏競馬に参戦したものの、北海道の洋芝が合わなかったのか、オープン特別・巴賞(函館・芝1800メートル)8着、函館記念14着と連敗。新潟に転戦した新潟記念も9着に敗れたが、前走のオープン特別・オクトーバーSでは、58キログラムの斤量を背負いながらも、直線でしぶとく脚を伸ばして2着に入り、復活の兆しを見せている。先行タイプで同型馬の出方は鍵だが、本来のパフォーマンスを発揮できれば、ここでも上位争いが可能だろう。

マサハヤドリーム

牡6歳

調教師:今野貞一(栗東)

  • 父:メイショウサムソン
  • 母:ランペイア
  • 母の父:アグネスタキオン
ここに注目!

パドックで馬っ気を出し、テンションの高かった前々走で好走。レース後に騎乗した和田竜二騎手が「気が抜けているような感じだった」と語っていたように、妙におとなしかった前走では6着に敗れている。2か月半の休養で英気を養った今回は、当日の気配に注目だ。

GⅠ挑戦となった大阪杯で14着と大敗したが、続くオープン特別・都大路S(京都・芝1800メートル)は、速い時計での決着に対応して4着に入り、オープン特別・米子S(阪神・芝1600メートル)では、4コーナー最後方から猛然と追い込んで3着に好走。前々走のオープン特別・福島テレビオープン(福島・芝1800メートル)は、ハイペースで展開が向いた面があったとはいえ、メンバー中最速となる上がり3ハロン34秒9(推定)の末脚で鮮やかな差し切り勝ちを決めた。前走のオープン特別・小倉日経オープン(小倉・芝1800メートル)は、夏場で目に見えない疲れがあったのか6着に敗れたが、この中間は休養で立て直しを図っており、あらためて注目したい。

メドウラーク

牡7歳

調教師:橋田満(栗東)

  • 父:タニノギムレット
  • 母:アゲヒバリ
  • 母の父:クロフネ
ここに注目!

3走前の七夕賞を優勝。前走の新潟記念では5着に入り、今年のサマー2000シリーズのチャンピオンに輝いた。今回は約2か月半ぶりの実戦になるが、栗東CWコースで行われた1週前追い切りで自己ベストとなる6ハロン76秒9をマークしており、仕上げに抜かりはない。

6歳時にオープン特別で3度の3着があるものの、今年に入ってからひと息の成績が続いていたこともあってか、3走前の七夕賞では12頭立ての11番人気という低評価だった。レースは、良馬場発表ながら少し時計のかかる馬場コンディションで、かつ道中はハイペース。後方待機策の本馬に展開が向いた面はあったとはいえ、3コーナー過ぎでジワッとポジションを押し上げると、直線はマイネルサージュ(2着)との追い比べを制して重賞タイトルを獲得した。前々走の小倉記念は展開が向かず11着に敗れたが、前走の新潟記念では、4コーナー8番手からしぶとく脚を伸ばして5着に健闘し、見事サマー2000シリーズを制覇。ここも展開が合えば、七夕賞の再現が期待できるだろう。

ナイトオブナイツ

牡5歳

調教師:池添兼雄(栗東)

  • 父:ハービンジャー
  • 母:シャイニングアレキ
  • 母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!

全6勝のうち5勝を挙げている芝1800メートルがベストだろうが、キャリアを重ねて距離に融通が利くようになってきた今なら2000メートルも守備範囲。堅実の末脚がセールスポイントで、先行馬に厳しいペースになれば、上位争いへ食い込むシーンがありそうだ。

今夏のオープン特別・巴賞(函館・芝1800メートル)では、直線で狭いスペースをこじ開けるように抜け出し、横一線の追い比べをアタマ差制して6勝目をマーク。3走前の函館記念はスタートで後手を踏み、4コーナーでは外を回る距離ロスがあったことを踏まえれば、勝ち馬から0秒6差の8着ならレース内容は悪くなかった。GⅠ馬3頭を筆頭に豪華メンバーがそろっていた前々走の札幌記念は10着に敗れたが、約2か月半ぶりだった前走のオープン特別・カシオペアS(京都・芝1800メートル)で4着に入り、再び上昇ムード。今回は200メートルの距離延長で折り合い面は鍵になるが、遜色のない競馬ができそうだ。

(京増 真臣)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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