今週の注目レース

武蔵野ステークス(GⅢ)

東京競馬場 1600メートル(ダート)別定 3歳以上オープン

出走馬情報

サンライズノヴァ

牡4歳

調教師:音無秀孝(栗東)

  • 父:ゴールドアリュール
  • 母:ブライトサファイヤ
  • 母の父:サンダーガルチ
ここに注目!

前走のオープン特別・グリーンチャンネルC(東京・ダート1400メートル)を、直線一気の豪快な末脚で快勝。同レース2年連続優勝を達成した。全6勝中5勝をマークしている東京のダートコースなら、昨年のユニコーンSに続く2度目の重賞制覇のチャンスだろう。

「前走のオープン特別・グリーンチャンネルC(1着)は、ゲートの中で落ち着きを欠いて出遅れましたが、最後の直線ではこの馬らしい力強い末脚を発揮してくれました。やはり東京・ダートコースはぴったりですね、この中間は武蔵野Sを目標に調整しています。調教では軽快な脚さばきを見せていますから、好調を維持したまま出走できるでしょう。前走はダート1400メートルでしたが、ベストはこの1600メートルだと思っているので、2度目の重賞制覇を飾ってさらなる飛躍を遂げてほしいです」と、陣営は本馬の末脚に信頼を寄せている。4歳の今年は6戦全て東京のダート戦に出走して、2勝、2着3回をマーク。唯一の4着がGⅠのフェブラリーSだから、適性は非常に高い。

インカンテーション

牡8歳

調教師:羽月友彦(栗東)

  • 父:シニスターミニスター
  • 母:オリジナルスピン
  • 母の父:Machiavellian
ここに注目!

8歳の今年もフェブラリーS3着、かしわ記念(JpnⅠ。船橋・ダート1600メートル)3着、プロキオンS2着と安定したレースを続けており、年齢的な衰えは皆無だ。すでにJRAのダート重賞を5勝している実績も光る存在で、休養明け初戦から注目が必要だろう。

「今回は7月以来の実戦になりますが、10月中旬から栗東トレーニング・センターで乗り込みを進めています。調教の動きもひと追いごとに良化中ですから、出走態勢は整うでしょう。昨年秋も休養明け初戦の白山大賞典(JpnⅢ。金沢・ダート2100メートル)を勝ったように、気性的に久々でも力を出せるタイプです。東京・ダート1600メートルもこの馬に適した舞台ですから、いきなりの好走を期待しています」と、厩舎スタッフは看板ホースの仕上げに力を注いでいる。JRAのダート重賞を5勝、地方交流重賞1勝の実績は胸を張れるし、8歳を迎えた今年も衰えは皆無。武蔵野Sの連覇を目指す実力馬から、目が離せない。

ウェスタールンド

せん6歳

調教師:佐々木晶三(栗東)

  • 父:ネオユニヴァース
  • 母:ユーアンミー
  • 母の父:Marquetry
ここに注目!

ダートに転向して素質が開花。前走のシリウスSでは、勝ったオメガパフューム(先週のJBCクラシックで2着)に次ぐ2着に好走した。前走の直線で見せた豪快な末脚は、直線の長い東京・ダートコースでさらに威力を増しそうだ。

「前走のシリウスS(2着)は、最後の直線で進路を探しながらすごい脚を使ってくれました。あの内容なら今後は大きな舞台でも活躍が期待できそうです。この中間は短期放牧へ出してリフレッシュさせました。武蔵野Sは次走の選択肢に入っていましたから、十分な出走態勢が整うと思います。今回は400メートルの距離短縮になりますが、直線が長い東京・ダートコースなら問題ないでしょう」と、陣営は本格化をアピールした。長期休養から復帰後はダート路線へ矛先を向けて1、1、2着。2着だった前走・シリウスSの勝ち馬は先週のJBCクラシックで2着に好走したオメガパフュームだから、価値も高い。ここは重賞タイトル奪取の大きなチャンスと見ていいだろう。

メイショウウタゲ

牡7歳

調教師:安達昭夫(栗東)

  • 父:プリサイスエンド
  • 母:シールビーバック
  • 母の父:フジキセキ
ここに注目!

オープン特別・エニフS(阪神・ダート1400メートル)を優勝して臨んだ前走のマイルチャンピオンシップ南部杯(JpnⅠ。盛岡・ダート1600メートル)でも3着に好走した。ここにきてレースぶりに幅が出ており、ここは重賞初制覇の好機を迎えた。

「前走のマイルチャンピオンシップ南部杯(JpnⅠ、3着)は好メンバーがそろっていましたが、うまく流れに乗ってよく走ってくれたと思います。4着のノンコノユメには4馬身差をつけていますから、内容の濃いレースでした。まだスタートに少し不安は残していますが、ここもスムーズなレースができればチャンスがあるでしょう。東京・ダートコースとの相性もいい馬なので、重賞のタイトルを獲得させたいです」と、厩舎サイドは本馬の地力アップをアピールした。東京・ダートコースでは、昨年に1600メートルのアハルテケSと2100メートルのブラジルCの両オープン特別を優勝。距離の長短を問わずに好成績を収めている馬で、近走の内容からここでも侮れない。

ナムラミラクル

牡5歳

調教師:杉山晴紀(栗東)

  • 父:スパイキュール
  • 母:アーダーチャリス
  • 母の父:サクラバクシンオー
ここに注目!

今年の6月にオープンクラス入りを果たすと、8月のオープン特別・BSN賞(新潟・ダート1800メートル)では勝ち馬とハナ差の2着。前走のオープン特別・グリーンチャンネルC(東京・ダート1400メートル)でも2着に入っており、ここにきての上昇度とコース適性の高さが魅力だ。

「東京・ダートコースと非常に相性がいい馬なので、前走のオープン特別・グリーンチャンネルC(2着)の後はこの武蔵野Sに照準を合わせて調整を続けてきました。前走の疲れも解消し、上々の雰囲気で出走できそうです。前走は勝ちパターンに持ち込む競馬ができましたが、勝ったサンライズノヴァにあの脚を使われたのでは相手を褒めるしかありません。それでも、ここ2戦の内容から重賞で通用する手応えをつかめましたから、収穫は大きかったと思います。ベストのダート1600メートルなら楽しみです」と、厩舎スタッフは本馬の上昇ムードを強調していた。今回のメンバーに入ると実績では一歩譲るが、最近のレース内容とコース適性の高さは魅力。重賞初制覇のシーンが見られるかもしれない。

クインズサターン

牡5歳

調教師:野中賢二(栗東)

  • 父:パイロ
  • 母:ケイアイベローナ
  • 母の父:クロフネ
ここに注目!

前走のシリウスS(9着)こそ案外の内容だったが、今年はマーチS2着、アンタレスS3着、平安S3着と、重賞でも安定した末脚で好走。タイトル獲得も視野に入っている。過去に東京・ダート1600メートルで4勝を挙げており、今回は舞台も最適だろう。

「前走のシリウスS(9着)は、3コーナーから4コーナーにかけて少しスムーズさを欠いた感じです。それでも最後は差を詰めていましたし、悲観はしていません。この中間は武蔵野Sを目標に調整してきました。最近はコースを問わずに安定感が出てきましたが、直線の長い東京に替わるのは好材料でしょう。道中を集中して追走できるようなら、上位争いが期待できるはずです」と、スタッフは着実に地力強化を果たしている本馬に期待を寄せている。今年は重賞で再三好勝負を演じており、タイトルに手が届くところまで来ている一頭。得意の東京・ダート1600メートルの舞台に替わる今回は、自慢の末脚を存分に生かせそうだ。

グレンツェント

牡5歳

調教師:加藤征弘(美浦)

  • 父:ネオユニヴァース
  • 母:ボシンシェ
  • 母の父:Kingmambo
ここに注目!

一昨年夏には新潟でレパードSを優勝。昨年は中京で東海Sを勝利と、左回りコースのダートで好成績をマークしている。今回は約9か月半の休養明けだけに仕上がりがポイントだが、乗り込みは順調で、出走態勢は整っていそうだ。

「休養期間が長くなりましたが、10月に入ってから美浦南Wコースを中心に乗り込みを消化してきました。動きもひと追いごとに良化中ですから、出走態勢は整いそうです。気性的にも久々はそれほど苦にはしませんので、好発進を遂げてくれればいいですね」と、厩舎スタッフは重賞ウイナーの仕上げに懸命だ。3歳の夏にはユニコーンSで3着に好走した後、レパードSに出走。逃げ込みを狙うケイティブレイブ(2着、先週のJBCクラシックを優勝)をゴール前でかわし、見事に重賞のタイトルを獲得した。また昨年1月には東海Sを優勝しており、実績では今回のメンバーでも上位の存在。久々だけに多少の割り引きは必要かもしれないが、いきなりの好走があっても驚けない。

モルトベーネ

牡6歳

調教師:松永昌博(栗東)

  • 父:ディープスカイ
  • 母:ノーブルエターナル
  • 母の父:アフリート
ここに注目!

前々走のエルムS(9着)はマイナス18キログラムの馬体減、前走のオープン特別・グリーンチャンネルC(東京・ダート1400メートル、6着)は59キログラムの斤量と、近2走には明確な敗因があり、参考外と判断していいだろう。今回、斤量56キログラムなら軽視はできない。

「札幌のエルムS(9着)に出走した時は馬体重が減少して、本来の状態にひと息でしたが、前走のオープン特別・グリーンチャンネルCの時は馬体も回復(プラス8キログラム)して、いい雰囲気で臨めました。ただ、斤量59キログラムの影響は大きかった印象です。それでも6着まで追い上げてくれましたから、今後につながる内容は残せたと言えるでしょう。今回も関東圏への輸送があるので、馬体の維持がポイントになりそうですが、56キログラムで使えるのはプラス材料です。休養明け3戦目で好結果を出したいですね」と、陣営はさらなる活躍を期待している。昨年4月にはアンタレスSを優勝した馬で、力量面では見劣りしないはず。条件が好転した今回は、注目が必要だ。

(片野 昌一)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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